第162話・わたし、気持ち良すぎ!
「今日は偵察なのに、結構暴れちゃったわァ。」
「わたし的には、マジで楽しすぎるって感じよ。」
「残ったコイツらもわたしに任せて!」(里美)
一旦しゃがみ込んだ里美。
後退しようと動き出した部隊に手を伸ばす。
「わたしから逃げるなんて、許さない!」
「こうしてやるゥ!」
「え~い!」
「それ~!」
「この~!」
❝ヴァシュ!❞
❝ヴォシュ!❞
❝グシュッ!❞
凛唾でベトベトになったゴム手袋がナチスの部隊に襲い掛かる。
里美の巨大な手の平が、ドイツ兵諸共トラックや装甲車や高射砲をはたき潰す。
標的に手を押し付けては半回転させてにじりを加える。
巨大な手形の中にはペシャンコに潰された車両や兵士の遺体がなすりつけられている。
そうやってゴム手袋による破壊と殺戮は部隊を壊滅させていった。
「あ~、いい感触!」
「わたしのゴム手がイイ感じだわァ!」
「残りは“踏み”で片付けよっと!」
「え~い!」
❝ヴァシューン!❞
ゴム手袋による責めに飽きた彼女。
今度は一旦立ち上がって右脚を高々と振り上げた。
そして靴底を地面の部隊に向かってしたたか打ち付けたのだ。
凄まじい轟音と地響きと粉塵が巻き起こり、辺り一面が灰色に覆われた。
煙が収まって彼女がゆっくりと足を上げると、そこにはクッキリと綺麗な靴底の跡が刻まれている。
数メートルは陥没した靴跡の中には散り散りになった無数の破片がめり込み、その周囲には爆風で吹き飛ばされた大勢の兵士と装甲車両の残骸が弾け飛んでいた。
「やったねェ~!」
「これぞ、わたし流❝凛踏み❞で~す!」
「凛としたわたしを怒らせるとこうなるんだから。」
「よ~く覚えておくことね!」
彼女の凛踏み一発で残った部隊はほぼ壊滅した。
あとは逃げ惑う敗残兵や動けなくなったトラックをレインブーツのつま先で右に左になぎ払っては踏み固めていく彼女。
「ナチの奴らなんて、わたしにかかればこんなものよ。」
「あ~あ、少し暴れ疲れちゃったわ。」
「ちょっと失礼しま~す。」
そういうと、里美は手前に建っている10階建てのビルに腰を下ろした。
ナチスの旗が3本掛かっているビルである。
ゆっくりとジーパンに包まれたお尻をビルに押し付けるように座ろうとする彼女。
ジーンズの表面がビルの屋上の手すりやタンクを押し潰しながらめり込んでいく。
❝ミシミシミシミシ!❞
「アラアラ、わたしの重さで壊れないでよねェ。」
さすがに何千トンもある里美の体重を支え切れるはずもなくビルは倒壊寸前だった。
ところがこのビル、崩れることもなく里美の巨体を支えている。
彼女の上半身前かがみの姿勢を見れば、座った風でいて実は両足で踏ん張りながらお尻をビルの天井に押し付けているだけだったようだ。
「この姿勢、けっこう疲れるんだからね。」
「じゃあいくわよ!」
❝ジュリジュリジュリッ!❞
❝ジュリジュリジュリッ!❞
押し付けたジーパンのお尻を左右に揺り動かし始めた彼女。
最上階のフロアは瞬く間にジーパンの生地にこすり潰されていく。
そして9階部分にめり込んでいく彼女の薄汚れたジーンズ。
両手でビルの両端をしっかりと押さえつけながらこの異様な姿勢での座り責めが続く。
すると里美の表情がウットリとした恍惚感に包まれていった。
彼女のジーパンの股間の部分が徐々に湿り始めていく。
「なんか、すっごく気持ちよくなってきた!」
「こういう感触って初めてかも。」
上層階から順々にジーパンでこすり潰していく彼女。
どうやら恍惚感と共に失禁してしまったようだった。
「わたしったら、オシッコを漏らしちゃうなんて、」
「恥ずかしい。」
そう言いながらも、ジーパン尻のスウィングを止めない彼女。
天井部分からこそげ落とされていくビルの内部は恐怖に包まれている事だろう。
やがて彼女の股間から強烈な小便臭が漂い始めた。
この悪臭はビルの内部に充満し、中にいたナチスの連中は一斉に正面エントランスから逃げ出し始めた。
「待て~!」
「逃がさないわ!」
「この~!」
❝ズン!ズン!ズン!ズン!❞
踏ん張っていた彼女の足元にウジャウジャと逃げ出してくる小人達。
すかさず立ち上がるとつま先やヒールで踏み付ける彼女。
そんな彼女から逃げきれるはずもなく、次々に踏み殺されていくナチスの高官達。
次の瞬間一瞬彼女の動きが止まった。
この機を逃すまいとビル内に潜んでいた連中が一斉に走り出した。
数百人の人々が大きく開かれた彼女の両足の間を抜けていこうとした時だった。
「ごめんなさ~い!」
❝ズヴ~ン!❞
ビルの正面エントランス前を埋め尽くした人々をどす黒い影が覆ったかと思うと、ションベンで濡れたジーパンが彼らを押し潰した。
逃げ出したナチの連中目掛けてゆっくりと尻餅をついたのだ。
悪びれた事もなく立ち上がって戦果を確認する彼女。
じっとりと小便で濡れた地面に潰された無数の遺体がへばりついている。
そして彼女の濡れたお尻にも数十の小人の遺体がこびりついていた。
「これって、わたしの凛々ジュースになりま~す!」
「ちょっとニオイが強烈だけど、味わってもらえたかしら?」
清楚な感じとは裏腹に唾や小便でナチをいたぶる彼女はホンモノの悪女なのかもしれない。
わたしはただただ彼女の蛮行を見守るしかなかった。