第112話・わたし、歌いながら踊り殺します!
わたしのブーツ蹴りによって倒壊し始めたビルから次々と出てくるナチの奴らは数十人に達していた。
エントランス前に広がったわたしの小便痰唾地獄に足を取られてあえぎまくる彼ら。
そんな奴らをわたしは容赦なくレインブーツのソールを擦り付けるようにしながらにじり潰していく。
5人程の奴らを軽く踏みつけてから右方向にブーツを滑らせる。
真っ赤な血しぶきが❝プシュッ!❞と噴き上がると、そこには地面にこびり付いた肉片と茶色く濁った小便唾がテカっていた。
「ナチめ、このわたしの体液地獄をもっとたくさん味わうがいい!」
そう叫んだわたしは再び尿意をもよおしてきたので、構わずジーパンを下して少ししゃがんでオシッコを始めた。
❝シュー!❞という音と共に再び足元は濃厚なわたしの小便でビチャビチャになった。
さっきの小便池と合わせてちょうどわたしのサイズで1m四方が小便で覆われた。
その中には小便と溶けた死体が詰まったタンクと50名近いナチの奴らの潰れた死体が散乱している。
そんな光景を見ながらパンツとジーンズを履き直すわたし。
ちょうどその時、後方のメインストリートからナチの部隊がこちらに向かってくるのが見えた。
タイガー戦車が10両に歩兵を満載したトラックが10台程の兵力だった。
❝ちょうどいいわたしの獲物がくるじゃん!❞ と思ったわたし。
さっそくドイツ軍部隊の方に向かって歩き出す。
❝ズシーン、ズシーン、ズシーン!❞
彼らが戦闘準備をする前に手前の戦車を掴み上げたわたし。
人差し指と親指で砲塔を引き千切ると投げ捨てて中の乗員を確認する。
それから車体をひっくり返して揺さぶると乗員が中からこぼれ落ちてきた。
そいつらを左手の平でしっかりと掴み取ると、軽~く小便池にむかって投げ込んでやった。
程よい高さから投げ落とされた彼らは足腰を強打して小便地獄にハマり、身動きできない状態だった。
❝こんな感じでよしっ!❞ と思いながら次の戦車に手を掛けるわたし。
同じように砲塔を引き千切って乗員を鷲掴みにすると小便池に投げ込む。
これの繰り返しだ。
無人になった車体は少し遠くに向かって投げ捨てた。
10両の戦車はあっと言う間に消滅した。
残りは歩兵満載のトラック部隊だ。
わたしはこいつらが逃げられないように軽くジャンプすると最後方のトラック2台を両足で踏みつけた。
❝ジュヴォッ!❞
もの凄く鈍い音と共にトラックの上に着地したわたし。
わたしの足のサイズと同じくらいの大きさのトラックはひとたまりもなくペシャンコに踏み潰された。
わたしのレインブーツのソールの脇から煙が噴き上がっている。
「あ~ら、ちょっと乱暴な事しちゃってごめんなさいねェ~!」
「でもあなた達を逃がす訳にはいかないの。」
そういうとわたしは身動きの取れなくなったトラックを両手で1台づつ掴み上げると小便池の上で車体を垂直にして揺さぶった。
すると中から20名程の兵士がこぼれ落ちてくる。
地面に叩き付けられた兵士をブーツのつま先で適当にいたぶり倒してから、空っぽになったトラックを投げ捨てて次のトラックを掴み上げるわたしだった。
そんな事を繰り返す内に200名近い兵士達がわたしの極楽小便の湯に浸されていた。
そんな彼らに更に痰唾を追加で吐き掛けるわたし。
「カッ、カッ、カァ~、ペッ、ぺッ、ぺッ、ぺッ!」
黄色く濁った小便池に白く濁ったわたしの痰唾塊が降り注ぐ。
小便と痰唾まみれになりながら、起き上がって逃げ出そうとするナチが数名いた。
すかさずわたしはそいつらに向けて唾を吐き掛ける。
「カァ~、ペッ、ぺッ、ぺッ!」
ヌメった唾に足を取られて転倒する兵士。
「逃げんじゃねェヨ!」
そういってつま先で❝ジュリッ!❞とすり潰すわたし。
そんな光景に恐怖で凍り付く他の兵士達。
そんな奴らを前に躍り出たわたしは彼らにこう宣言するのだった。
「今からみんなにわたしのダンスを披露するわねェ!」
「とってもノリのいい曲だから、カラダで体感してもらうワ!!」
曲はわたしの18番、フィンガー5の恋のダイヤル6700の替え歌である。
今回は前回の歌詞を更に変えてフルコーラスで歌う事にした。
「ハロー!ダーリン!」
「♪イェ~イ!」
「♪りんりんりりん♪りんりんりりんりん♪巨大なわ~たしですゥ♪!イェイ!《ズシ~ン》!」
「♪りんりんりりん♪りんりんりりんりん♪ジ~パン女子のわ~たしですゥ♪!イェイ!《ズシ~ン》!」
「♪りんりんりりん♪りんりんりりんりん♪わ~たしはり~んりィずゥ♪!イェイ!《ズシ~ン》!」
いつものようにフレーズ最後の“イェイ!”という掛け声に合わせてブーツを踏み鳴らすわたし。
「♪街にいきなり現れた!<ィェィ、ィェィ>♪」
「♪かなり巨大なわたしです!<ィェィ、ィェィ>♪」
「♪使い古しのジーパンに!<ィェィ、ィェィ>♪」
「♪ロングブーツのわたしです!<ィェィ、ィェィ>♪」
「♪街を巨大なブーツで踏み散らかしたら!イェ~イ!♪ハロー!♪」
「♪わたしは巨大な女~子!わたしはジーパン女~子!♪」
「♪巨大なロングブーツで暴れるわたしですゥ~!♪」
「♪わ~た~しはつ~ば!吐きまくる~の!♪」
「♪街中わった~しのタンツバコーティング!♪イェ~イ!」
「♪わった~しのタンツバ、か~わ~くとイイ臭い!♪イェイ!」
(♪りんりんりりん♪りんりんりりんりん♪りんりんりりん♪りんりりりん♪)
「♪りんりんりりん♪イェイイェイイェ、イェイイェィ♪巨大な、わ~たしですゥ♪!イェ~イ!」
「♪りんりんりりん♪イェイイェイイェ、イェイイェィ♪ジーパン女子のわ~たしですゥ♪!イェ~イ!」
「♪街で暴れるわたしです!<ィェィ、ィェィ>♪」
「♪ロングブーツで踏みまくる!<ィェィ、ィェィ>♪」
「♪ロング手袋はめたまま!<ィェィ、ィェィ>♪」
「♪ビルを叩き潰しまくる!<ィェィ、ィェィ>♪」
「♪街でやりたい放題暴れるわたしは!イェ~イ!♪ハロー!♪」
「♪わたしは優しい女~子!わたしは正義の女~子!♪」
「♪ホワイトロングブーツで街中踏みつぶすゥ!♪」
「♪わたしは可愛い女~子!わたしは痰唾女~子!♪」
「♪ロング手袋は~めたまま~ぶっ壊すゥ!♪イェ~イ!」
「♪街にいきなり現れて!<ィェィ、ィェィ>♪」
「♪まずは暴れるわたしです!<ィェィ、ィェィ>♪」
「♪ロングブーツを履いたまま!<ィェィ、ィェィ>♪」
「♪ナチの戦車を踏み潰す!<ィェィ、ィェィ>♪」
「♪ロングブーツで暴れる巨大なわたしは!イェ~イ!♪ハロー!♪」
「♪ロング手袋はめて暴れるわたしは!イェ~イ!♪ハロー!♪」
「イェ~ィ!やったね!」
シャウトして歌い終えたわたし。
わたしの足元にはすり潰された大量の肉片と鮮血と小便と痰唾がミックスした茶色く濁った地獄池が広がるばかりだった。
わたしの白いレインブーツは飛び散った茶色い小便水でどす黒く汚れ悪臭を放っていた。