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合格。

※青春のバカさが書かれています。

※たまにはジュースでも飲みながら、ごゆるりと読んでいただければ幸いです。

「ハァ…ハァ…ハァ…」


「息づかい自重しやがれぇぇ!!」


四時間目、マラソン。


「だぁ、だってさ、ハッ、瑠璃。マラソンて、こんなハッ!に、辛かったっ…げっほごっほ!!」


「まだね、二周目じゃん。あと八周あるんだけど。あと、辛いなら無理してしゃべんな」


「ハァ…ハァ…ハァ…」


「お前そればっかりかぁぁぁぁ!?アタシが悪かった、しゃべってくれ!ただでさえコレ初見さんは引くってのに!」


「だって、持病のぜん息が…がはっごほっ!」


「嘘つけ!いろは健康観察の時、バリバリ元気だったろ!?」


「あはッ…ハッ…ばれたぁ…」


バタッ。


「いろはぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」


私はグラウンドに倒れた。

灼熱の太陽、その温度を受けジリジリとほてる砂の中、仲間の叫び声にも反応できずに。

み…水を…水をください…。




「きっと、軽い疲労と寝不足ね。じきに目覚めるわ」


保健の先生声?

って事はココ、保健室?


「目覚めた」


「いろは大丈夫?心配したんだよ?」


「たぁく、心配させやがって、二周目で倒れるとかありえねーっつーの」


目を開けるといつもの三人が立っていた。

だが、次の瞬間!

ものすごい睡魔に襲われたため…まぶたが重く…


「寝かせねえよっ!」


瑠璃が思いっきり私のほっぺたをつねり上げた。

つねり上げるって…うん、痛いよね。


「いふあああああああ!!!!キフ!キフ!」


「あ、つねられて濁点の発音が出来ないのね…」


「寄付?」


望花が話しを脱線させようとしたため、会話は削除されました。


「それはともかく…」と真姫が続ける。


「どうして倒れたの?そんなに疲れてた?」



実は昨日。

合格って言われたのがすごく嬉しくてずっと素振りしたり、勝因を思い出していたり、卓球の本を資料室から持ってきて読みふけっていた…って、遠足を心待ちにする幼稚園児みたいな理由だったなんて言えないよ~。



「おーい?いろはー?心の声ただ漏れだぞー?」


「元気そうだし…部活にも来れるでしょ。昼ごはん食べに行こー」


「あーん、真姫ちあん、冷たい~」


「お腹すいた」


望花がもう食堂へ向かう姿勢をとったので、後の二人も歩いて行ってしまった。

私も無言で食堂へ行った。



放課後。

一つの台でその死闘は繰り広げられていた。

パコンパコンパコンパコン……ノイローゼになりそうな勢いで※ラリーが続いている。

(※一球もミスらずに打ち続ける事)

ラリーの主は汗だくで苦笑いの紗々先輩と真姫だった。


「真姫ちゃん?そろそろ…ミスってくれないかなぁ?」


「さ、紗々先輩こそ…どうですか?」


「はぁ、真姫も紗々も往生際おうじょうぎわが悪いぜ~」


美子先輩もあきれて死んだような目でみている。

そしてこう続けた。


「亜矢先輩並の往生際の悪さだぜ…」


でた。亜矢先輩。

本当に誰なのであろう?

頭を整理しても、本当に分かんない。

やっぱりココは訊いておくべきなのだろうか?

そんな事を思っていたら、紗々先輩がミスをした。


「あ…美子ぉ!それ言わないでよー集中力途絶えちゃったでしょ?」


…取り乱して(!?)る。

やっぱり訊くのは後回しにして置こうかな。



次の日。

三時間目、体育、縄跳び。


「ハァ…ハァ…ハァ…」


「まさかの昨日と同じ展開だな…いろは」


「なわっ、とびって、本当にハッ!難しいーーー!!」


「…真姫はもうあやとびしてるし、望花なんてアレなんだろう?三十跳びっぽいものしてんだよ?ウチらはまだ前跳びがやっとなのに」


「なわっ、とびっ、ふぉっ!」


バダッ!


「早ええええ!?ふぉって何!?しかも『なわっとびっ』って何?!」


私は倒れた。

床に広がる色とりどりのラインが見守る中…。


昨日、亜矢先輩の事ずっと考えてて寝れなかった。

今日こそは…!

どうも、天井です!

何故か今回は夢落ちみたいですね(笑)気分的に。

これが平均的な一日…なんだと思ってください(^p^)

話しの展開をもっと広げたいな…(←独り言はよそでやれ…)

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