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【地区予選編】能力。

※青春のバカさがゆるく書かれています。

※試合中にジュースをオーダーしたら審判に怒られると思うので絶対にしないでください。

※でも、ジュースを飲みながら楽しくご覧下さい。

なんと、あと一戦勝てば準決勝進出となった南ヶ丘咲中卓球部メンバー。


今回は真姫のシングルスである。

試合前の真姫は


「今回の相手は九位の人~♪」


とニヤニヤしつつ答えてくれた。

余程、勝つ自信があるらしい。

いや・・・なんかめっちゃ楽しそう・・・。


その九位の人物、名前は露草つゆくさナツキ。

戦型はカット。


二人はラケットを交換した。露草さんは不機嫌そうにラケットを睨みつけ、真姫は笑顔でラケットを眺めていた。


「負けない・・・高緒真姫・・・」


「ん?何か言った?」


つぶやきを真姫が見事に聞いていたため、「はぅっ・・・!!」と原始的な驚きを露草さんがして間もなく、ゲーム開始となった。

今時「はぅっ・・・!!」なんて驚き方する人居たんだ・・・。



真姫はずっと笑顔だった。

黒い笑みと言いうか・・・。

それを浮かべてバシバシドライブを打っているのだ。正直怖えぇ・・・。

だが、それと打倒なくらいにカットで相手も拾っている。


「わぁ・・・カット上手い・・・紗々先輩とやったらどっちが上手いんだろう?」


「わ、私の方が上手いですわよ!!」


紗々先輩が間髪を入れずしゃべって、焦ってお嬢様キャラになっっていたいたが気にしない。


「そ、それにしても真姫はすごいループドライブね・・・いろはとやったらどっちが上手いんだろう?」


紗々先輩が痛い反撃をしてきた。はっきり言って真姫に勝てる訳がないが、さっき自分から攻撃を仕掛けてしまった手前、今更負け腰になる訳には行かない。


「私はスマッシュ専門ですから!・・・それにループドライブなんて山なりに軌道を描くから回転がキツくなる前に上回転でつぶしちゃえばいいんですのよ!!」


自分もお嬢様になったが、気にしない方向で行く。


「あら?いろはも言うようになったのね。確かにいろはの思考回路だったらその答えだけれども・・・相手はカットマンよ?回転について行けなくてなんか・・・可哀想」


そんな会話をしているうちに、一セット目が真姫にあっさり取られてしまっていた。

真姫は「あぁ!楽しかった」と言って汗を拭いた。



後から聞いたのだが・・・。

真姫と露草さんは小学校四年生から三年間もベストエイト争いを繰り広げていたそうだ。

そして、小学生時代のベストエイト争いもこんな感じで真姫が圧倒的だったらしい。

いつもの物静かで控えめな真姫は卓球の事になると人が変わったように性格が勝負師モードになる。

それは小学生時代から培われた物らしい。



「今度こそは・・・絶対・・・!!」


露草さんは小さく拳を握ると台に向かって歩いてきた。


「ナツキ、緊張せずにいつものナツキでかかってきて・・・。ま!八位エイトの座は渡さないけどね♪あ、あとぉ・・・私が勝ったらジュースお願い」


「は・・・は?何勝手な事・・・真姫・・・」


また真姫のループドライブが決まった。

すると、その次のループドライブはあっさり取られ、また次も、またまた次も。

・・・相手が回転に慣れてきている?


真姫も相手の回転の慣れに気付いたらしく、笑顔を止めた。

そして、何かをつぶやいた。



次の瞬間、強烈な回転のループドライブを放った。

チャンスボールに近い山なりの軌道を描いたものの、台についた瞬間に左にボールが吹っ飛んだのだ。

そんな回転のキツいボールを鋭い表情で打ちつづけて三セットを真姫は取った。


そしてまた、真姫はつぶやいた。





「――・・・たし・・・気を・・・かな?」


どうも、天井です!

私の家にはファックス機能付きの電話があります。

それでこの間友人とその電話で話す機会があったので「この際だから・・・」と色々電話の機能をフル活動してみました!

スピーカーはなんだか面白いです、はい。でも声が小さくなってよく聞こえないと言われました・・・。


電話様・・・フル活動させてすんませんした!

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