練習。
※青春のバカさがゆるく書かれています。
※たまには良い物を口にしたいです。
※りんごおいしいです(笑)ごゆるりと読んでください。
そう。
今までぐーたら過ごしていた訳ではないが、これが本来の部活をする姿であろう。
大会も二週間前、細かく言えばTシャツ会議が大会宣言だったために、大会まで十五日間しか練習期間がないのだ。
そんなある日。
すごいまれな確率で何故か先生が部活に姿を現した。
すると生徒会をやっと終えて部活に専念しよう…と疲れた茜先輩が遅れてやって来た。
それを先生が見逃さず、茜先輩を呼びつけた。
「西音寺茜!お前何遅れてのこのこ来てんだよ?」
「生徒会で遅れてしまいました」
しばしの沈黙。
すると先生はやはりふに落ちないと言ったように言いつけた。
「お前、謝りも無しか」
「すいません」
茜先輩はめんどくさいと言ったようにクールに謝った。
「…そうか。そんな態度か、部長ともあろうものが」
「お言葉ですが。先生はお忙しいと言いましたよね?ですが先生はこの前音楽教師の優菓先生とお茶飲みながら談笑していましたよね?私見たんですよ」
まさかの家政婦が見ていた瞬間である。
その言葉に部員全員から白い目を向けられた敬像先生はゴホンと咳払いをして茜先輩にこう言った。
「お前確か…逆立ち出来なかったよな?やってみろよ」
最低である。
大人気ない、本当に大人気ない人だ。
人の苦手をほじくり返すとは…。
だが茜先輩は床に手を付くとキレイな逆立ちを見せた。
先生は「ア…アレェ?」と首をかしげて言った。
「逆立ち苦手だって…お前じゃなかったか…」
「あ、ソレ私ですけど?」
利絵先輩はめっちゃ仏頂面でそう言った。
そこから何故か部員全員の逆立ちテストが始まり、やっと本題に入った。
ちなみに、利絵先輩と私以外の部員全員逆立ちができた。
敬像先生はつまらないといった表情をして大きな茶色の封筒を取り出すと、中から手紙らしき物を出し、「これは美子で…これが瑠璃で…」などと一人一人にそれを配っていった。
私が渡された紙にはこう書かれていた。
「基礎を完璧にする事、スマッシュを十球中全部決められるようにする事」
練習メニューのようだ。
皆の練習メニューは解らないが…自分は十五日間コレを練習しなければいけないのだ。
メニューを与えられた事がちょっと嬉しくて、少しやってみたがスマッシュは十球中一球しか入らなかった。
練習に付き合ってくれた利絵先輩も
「伸びる要素ナシね。はぁ…先生の試験のアレはまぐれだったの?」
と毒舌であきれていた。
はっきり言ってあの時は死ぬ気だったんでー…頭から炎とかでてませんでした?
以外と死ぬ気一歩手前の状態で練習してるとお腹がすくもんでして。
いつもは一年生二年生別々で食べるものの、茜先輩の提案で今日は食堂で夜ご飯を部員全員で食べようと言う事になった。
メニューは全員そろって「みなぎるカレー」とか言うカレー。
楽しく全員で談笑していたが、突然望花が「う…」と汗をかいていた。
「どうしたの?望花」
「人参…」
「嫌いなの?」
無言でコクリとうなずくショートヘア…可愛い。
すると瑠璃が笑ってこう言った。
「あははー、だめなんだぁ。食べてやるよ」
「恩にきる」
望花ってどこでそんな言葉を覚えてくるのだろうか…?
瑠璃が望花のお皿からキレイに人参を取り除いていたのだが、それと同時に瑠璃のお皿からはたまねぎがキレイに無くなっていた。
「ちょーっと…瑠璃?」
こめかみに怒りマークを静かに浮かべている真姫。
「あ?何さ、真姫」
「自分で食べなよ…あむ…」
そう言いながらもそのたまねぎを食べてあげる真姫は本当、優しいな。
「ちょっと美子?!何してんの…」
そこにはキノコを茜先輩のお皿に移してる美子先輩が居た。
「えぇー…だって食べれないんだじぇ~…」
「後輩の前で恥ずかしい…示しがつかないわね」
皆が失笑すると「あら?」と紗々先輩がお皿を覗き込んだ。
「どうしてかしら…お肉が無い…?」
「肉喰わんと大きくなれないぜーはむはむ」
犯人確定の瞬間である。
それと、小柄な美子先輩が言っても全然説得力がないのだが。
まぁ、そんなこんなで野菜が食べれない卓球部メンバーは果たして強くなれるのだろうか?
と言うか!お荷物にならないように私が一番頑張らなきゃなんだ…。
どうも、天井です!
なんとか「大会」と言うスポーツシーンがいかにも出てきそうな発言がやっと!やっとでました!
上手く書けるかは自信がありませんが…精一杯がんばりたいです!
って…この台詞どこかで言った気が?
最近良い物を口にしていません。
正直言って、焼肉とか食べたいです。
あと、何故かそうめんも食べたいです。