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12.そこには
PCの修理で遅くなりました。すみません。
澪緒視点です。
また、私はあの部屋に連れて行かれるようだ。
今度は何が起こるのやら。
まあ、何があってももうどうでもいいけど。
「今日は、これを見てほしい。」
神月は何やら楽しそうだ。
...あの日々と一緒。
彼女は何か実験をするたびに楽しそうにしていた。
きっと、わからないことを知る喜びが彼女の中では一番なのだろう。
それにしたって他人の意思を無視されるのは腹が立つが。
紬は大丈夫だろうか。
何もされていないことを願うが、そんなのは不可能だろう。
そう思っていると神月がパソコンに何かを写した。
そこにいるのは、意識を失った状態で、床に転がされている紬だった。
読んでくださりありがとうございます。




