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4ヶ月間の僕の恋人

作者: カノン

これはノンフィクションとフィクションの混合作です。

君との4ヶ月間を僕は忘れない…


僕は赤坂翔太 この春高校生になった。

不安と緊張そして期待を胸にこの学校の校門をくぐった。

その日母は、妹の入学式と重なったためにおじいちゃんが見に来てくれた。校門をくぐり、教室に入った。そこには当然だがこれからは1年間クラスメイトとして共に暮らす生徒たちがいた。僕は、少し遅く来たのでほとんどの人が緊張した顔で席についていた。

僕の席はどこだろうと考えるそれが普通だと思うが僕の名前は赤坂、当然1番に決まっている。案の定1番だった。

教室に先生が入ってきた。

「はい。これから1年間担任をさせてもらいます田村綾子です。よろしく。去年の生徒にはたぬきって呼ばれていたのでそう呼んでもらっても構いません。1年間よろしくお願いします。」

面白い先生だな今年1年楽しくなるかもそんなことを思いながら入学式に参加した。

入学式の次の日から学校が始まった。中学からの友達鳥井信治郎と昼を食べようとしたが、その日その信治郎は体調を崩し学校を休んだ。

「まじか。入学式そうそうぼっちとは…

みんな何人かのグループできてるしまずいな」

僕は内心焦った。高校に入って新しい友達が出来なくてぼっちになるのは嫌だったからね。

次の日、休んだ友人が学校に来てぼっちではなくなった。

「良くも昨日休んでくれなたな〜寂しかったぞ〜」

「ごめんごめん具合い悪くてさ」

「わかってるよ。もう治ったのかい?」

「うん。もう治ったよ」

「なら良かった」

こんななんてことない会話をしてその日の昼休みは終わった。

午後の授業は体育、クラスに友達のいない僕はかなり寂しかった。だが、体育は他のクラスと合同のため信治郎もいて言う程は寂しくなかった。

学校生活になれて来て信治郎と昼休み話をしていた。そこで急にクラスメイトのひとりにグループLINE作ったから入らない?と言われ入ることにした。

それから数日後急にLINEが来た。誰からだろうと思い、登録名を見たが分からない

「誰だ?」

そのラインにはこう書いてあった「そのアイコンのキャラクターって○○ですか?」

そんなことか僕は「はいそうですよ」と答えた。するとこう返事が帰ってきた「そのキャラが出るアニメ好きなんですか?」

そこから僕と顔の分からない女子と思われる人との会話は、続いた。

その後、他の人からもLINEが来た。

そして、そのふたりとLINEで話すようになり、友達になった。

最初に話しかけてきた人の名前は、田喜咲優さんという名前でもう1人は、佐藤晴美さんという名前だった。

僕は、佐藤さんと話をしていてこんな話題が出てきた「赤坂くんは好きな人いるの?」僕は、いないにもかかわらずこういった「いるよ」すると佐藤さんから「クラスの人?」と聞かれ僕は「そうだよ」と答えた。すると今度は「その人ってもしかして名字たから始まる人?」僕は「そうだよと答えた。」すると、佐藤さんはこういった「赤坂くんの好きな人って咲優ちゃんだよね?」そう言われ僕は「うん」と答えた。次に佐藤さんは「実はね。私知ってるの。咲優ちゃんと赤坂くんが両思いなの」そう言われ僕はとてつもないほどの責任感を感じてしまった。そこからはよく覚えていない。次の日に僕は、田喜さんに連絡をした。「伝えたいことがあるんだ。本当は直接言えればいいんだけど早く言いたいからここで言うよ。」田喜さんは「何?」と答え僕は勇気を出し「好きです。僕と付き合っください!」そういうと、田喜さんは「はい!」と答えた。僕はこの時大きな嘘をついた。本当は田喜さんのことをどうも思ってなどいなかった。でも僕は彼女が欲しいと言う気持ちを優先してしまった。

申し訳ないでも、これから好きになればいいと思った。

学校で田喜さん会い僕は申し訳ない気持ちと気恥ずかしさから話しかけることが出来なかった。そしてとうとう、あの日まで話しかけることは出来なかった…

1ヶ月目、話しかけれなかったがLINEを毎日のようにして楽しく、そして少し田喜さんのことを好きになった。

2ヶ月目、話しかけれなくLINEの頻度も下がってきた。田喜さんのことが好きになった。

3ヶ月目、話しかけれなかったそしてLINEの頻度も下がり話すことが少なくなってきた。田喜さんのことを好きになって彼女とずっと一緒に入れると思っていた。

4ヶ月目、僕はいつものように田喜さんにLINEをした。その返事はいつものようななんてことないものだったけどその後にきたことは、「距離置きたい」その言葉を聞き何もかもどうでも良くなった。

その次の日学校に行ったはいいものの、早退してしまった。田喜さんの顔を見ることが辛くて、その日の昼に田喜さんからLINEがきた。「赤坂くんはこないだのLINEのけんどいうけとめたのかな?」そう言われ僕は「別れたいんだろうなって思ったよ」そう答えた。「友達に戻りたくて」そこから僕達は、別れることにした。「田喜さんの幸せを祈っています。」と僕はいい、「赤坂くんの幸せを祈っています!」と言った。それから「これからは友達としてよろしくお願いします!」それで僕達は別れた。

嘘から始まった恋は真実の恋となり終わりを迎えた。

さようなら、僕の4ヶ月間の恋人よ。僕はこれからも君のことを好きでいてしまうけれどこの思いはしまっておくからこれからは友達として…

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