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おっさん家!  作者: サン助 箱スキー
1章 始まりの1年
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初日3

まだまだ説明回です。


 海岸線に到着するまで、だいたい3km程草むらを歩いて来たが。

ここまで見た生き物は、カマキリ、バッタ、カエル等の虫や小動物。空を飛んでいた小鳥(なんて名前か考えたら突撃スズメと浮かんできた)やトンボ、蛾や蝶。

たぶん草むらをかき分けるとネズミやウサギやイタチ等も居そうな感じがする。


植生等は、まぁ雑草だな。雑草に詳しくないから、なんと言う草か分からないが。地球の日本に生えてる物と何ら変わらないように見える。


 しかしこの体は、便利だ。

浮く以外でも千里眼、透過、念動力なんかは、新神(しんじん)でもデフォルトのようで草むらを歩いても膝下までを透過しておけば、草の葉で足を切る事すらない。


千里眼で何処まで見えるのか試して見ると、遠くに見えてる小さい木に止まっているセミの背中が超アップで見えた。少しだけビビった、ちょっとだけ気持ち悪かった、お前は成虫になれたのにな。セミよすまぬ。


 気を取り直して、海岸線を観察してみる。

軽く左右を見渡すと、砂浜と岩場とごちゃ混ぜになっているのだが。手入れ等されていないので流木や軽石、枯葉等が波打ち際に打ち上げられている。


雑草を叩き斬るのに丁度良い感じの枝(田舎で小学生時代を過ごした人なら分かるはず)をゲットして漂流物が溜まっている所をゴソゴソとほじくってみると、枯葉や流木等の中に貝殻やイカの骨、サメの卵の殻等の生き物の残骸も見つける事が出来た。


 初期装備がボロ布と枯れ枝と言うド〇クエの布の服とひのきのぼうにも劣る神って……

と軽くへこみながら砂浜から岩場に移動して潮だまりを見てみると、カニや巻貝、アメフラシや取り残された小魚等が居て。まぁ普通の海岸線だな。とここまでは、良かった。


でもアレはダメだ。アレは無視できない。

海を見たら凄い違和感があってさ。スケキヨ?って感じの人間の下半身を模したような角を付けたウナギっぽいデカい何かが数百メートル先の海上で、鎌首を持ち上げながらこっちを見ている。

遠目に見たら角がスケキヨの下半身そのものに見える事に憤りを感じてつい。


「地球じゃないのは、薄々分かって居たけど。まさかの不思議生物だよ!」(なんて生き物なんだろうかと考えたら、つの鰻の成体。食性は微生物をこして食べる。と浮かんできた)


思わず叫んでしまったよ。


 地球じゃないって思った理由が、まず地球に観光に行くってのと、神が1柱しか居ないって所で。地球だとそれこそ無数に居るからな、一神教だと他の神を認めてないが、実は沢山いるからな!画面の割れたスマホの神様なんてのも居るからな!だから神が1柱だけの時点で、ここは地球じゃないって事だよ。

そして、なんて星か考えたら星の名前はパンツ星。もうちょいマシな名前あったろうに、誰が付けたんだよこんな名前。


 とりあえず。前世では、肉体労働で体を酷使していたから少しだけのんびりしたいなと思い。

空腹にもならない、疲れることも無い身体に少しだけ感謝しつつ砂浜まで戻り寝転んでみた。




神様は木の枝を手に入れた。


 この回に誤字報告を頂きました、ですが敢えて直しません。

 カクヨム版に、何故そう書いたのか本文が追加されているので、そちらと見比べて欲しいです。


 それでも、誤字報告をありがとうございますと、感謝しか出来ません。


 もしかしたら、こちらの本文も少しだけ追加するかもです。

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