表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おっさん家!  作者: サン助 箱スキー
1章 始まりの1年
8/347

初日2

開いて下さってありがとうございます。


 たった数分も待てない星神様に放置された事を憤りつつ。タブレットの画面に表示されなかった股間のイチモツをフラフラ揺らしながら、とりあえず海の方向へ歩いてみる。


タブレットのマイキャラを見た時に股間のイチモツが付いてないと思っていたら、普通に付いてるようだ。

バスタオルを腰に巻いている状態だが少し歩きにくい。現状所持している物が布切れ1枚なので、これを無くすと、まさに裸一貫を体験する事になる。


気温も裸で適温と言える程に丁度よく。数日前まで夏の日差しに焼かれながら、草刈り機を動かしていた事を思い出す。一年中こんな気温だと助かるが、もし冬があるならと身震いしてしまう。


とりあえず現在は、短い場所で足首、長い場所で脛の中ほどの草原を海に向かいつつ手紙に書いてあった事を思い出す。

必要な事は無理矢理インストールしてあるって書いてあったが、1年が何日か考えたら360日と頭に浮かんでくる。

現在地の平均気温と考えれば、1年を通して日中27℃夜間で23℃前後になると浮かんで来て、なるほどこれは便利だと感心してしまった。


人間を辞めた体の確認するのに軽く走ってみると、なるほどボルトより速いかもしれない。


神人の能力で少しだけ浮くと言うのがあるのだが、浮かべと思ったら地面から5cm程浮いてるのに地面の上を歩いて居るような不思議な感覚になる。でも浮きながら歩いていると、ついに神の一員に慣れたんだと、つくづく感慨深いものである。


草原を少し浮いて歩きながら、こんな草むらだとガンモを連れてきたら狂喜乱舞するんだろうなと思う。

室内飼いで毎日1時間リードを付けて散歩させる以外だと、網戸を破って脱走した時くらいしか屋外に出る事の出来なかった愛猫の事を考えながらタブレットに表示されてた事を思い出そうとする。

思い出そうとしたら、目の前にあの時使ったタブレットが実体化して浮かんでいる。


タブレットを手に取り画面をオンにしてみると。

[ようこそ新しい神]と書いてある下の鍵のマークをフリックしてホーム画面を表示する。

幸い画面ロック等掛かって居ないようでホーム画面が表示されたのだが、アプリが一つだけヘルプしか無かった。


とりあえずヘルプを開くと自身の身体の詳細のようで。

体を構成する物はエーテル[地球人にわかり やすくすると魔力]であり。怪我をすると、その部分のエーテルが霧散して回復するのに2秒程掛かる。


基本的に病気にならない。


体の年齢は、その体を使用していた時の全盛期の時の物を参照する。


食事は必要としないが、嗜好品的に食事を摂る事も可能である。食事をした場合排泄等も必要となる。

身体の老廃物など存在しない。


体毛の長さは、ある程度自由に変えられる。


便利な身体になったと思いながらもう少しで海岸線まで着きそうだ。









読んでもらえて感謝です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ