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おっさん家!  作者: サン助 箱スキー
2章 隣人が出来ました。
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人間重機、ロードローラーだ!

後書きを考えるのって楽じゃないですか、でも前書きって何を書いたら良いのか、ホントに悩みますね。


 あれから数日が経った。あれからって言われてもって人は、前話を読んでくれ。


とりあえず鬼さん達全員が聖域に住むことを決めてくれた。


まず聖域で生活するために浮いて貰わないとなのでスキルオーブを全員に渡して浮くを習得して貰った。

おかげで皆5cm程浮いている、それ以上浮こうとするのは、スキルだと出来ないみたいだ。


 それから言語理解も、聖域に住むんだったら全ての生き物と意思疎通が出来た方が揉め事とか回避するのに楽だからって理由で、約350言語もあるのに無理矢理習得させた。


これもスキルオーブを渡しただけだが。


 アカシックレコード参照は、今の所使わせてない。これ以上問題を抱えるのも種族の存続って所を考えたら背負わせるのも可哀想に思えたからだ。


因みに、ニカラ氏族の巫女姫が儀式でアカシックレコードに接続して物語を伝えるお祭りがあるらしい。

その時に米をほんの少しだけ食べられるって教えて貰った。


 住む所は、俺の家から1km程離れた川のそばに決めたようだ。

生えてる雑草や水草にお願いして土地を開けて貰った。土中の生き物達もね。


 鬼さん達は、やはり体格が良いのもあって物凄く力強い。地面を固めるために大木を輪切りにして掛矢を作ったんだけど直径1mくらいの掛矢を軽々と振り回して地面を固めて行ってくれた。


ロードローラーいらずだ。


ちなみに並んで整地してる鬼さん達の後ろで、ロードローラーだァァと小声で言いながらジョ〇ョ立ちしていたのは、内緒だ。


 整地した土地に木と石で家を作るって事だったので、ある程度の建材は俺の作り貯めた物から出すけど、足りないから森に入って最長老と対面させた後に切っていい枯れ木のある場所を教えて貰った。


その時に鬼さん達が、最長老になっている実を食べたそうにしていたから、人数分もいで分けてあげた。


最長老から少しだけ苦情が来たから、日本産の樹木用栄養剤のアンプルを1本プレゼントしてみた。

受け取った後に鼻歌を歌いながらアンプルを折って地面に刺していた。嬉しかったらしい。


 ナメッコの果実なんて食べて良いのかね?これって凄い高級品なんだろ?って暴力的な女の鬼さんことハクさんが聞いて来たから。


「いいんですよ、どうせ地面に落ちて腐っていくだけなんですから、これって発芽しませんし。欲しい時に子供達にでも取りに行かせてください。子供達なら最長老も渡してくれるでしょ。」


と答えておいた。最長老を含むエントの霊木達が子供に甘いのくらい鑑定でまるわかりなんだぜ。


 そんなこんなで最近の夜は、雑草テントを数個増やしながら田植えの準備の為の苗箱を作る作業をしている。


昼間に家造りに余った鬼さん達は、あげた布を服に加工したり、田んぼを作る為の水路を作ったりして貰ってる。

もちろん俺も手伝ってると言いたい所だが、俺は俺でやらないといけない事が色々あって、毎日ある程度の指示をするだけにしてる。


 やらないといけない事ってのが……


「チャどうします?人に戻します?戻せますよ?」


クロさん、アカさん、アオさん3人にそう言うとまずクロさんが少し困った表情で。


「今更帰って来られても、六千年前の人物なのだ我々と常識も別物だろう。」


アカさんが何を言っているって感じに。


「それでも英雄チャと話せるのならニカラの氏族冥利に尽きると言う物だ、謎であった当時の話を聞いてみたいとも思う。」


そしてアオさんが顔を歪ませながら。


「人に戻ると言うなら、まず最初にぶっ殺す。そして氏族に無駄に祈らせた事を謝罪させてから話をする。」


いやいや、ぶっ殺したら話すもなんも出来ないでしょ!


「殺したらダメですよ。いちおうパンツァー様にお願いされてるんですよね。封印してる2人もだけど、封印されてる友達2人をそろそろ解放してあげてよって。」


パンツァー様の事も青い星の成り立ちもニカラ氏族全員に伝えてある。

ご飯の時に話したんだけど全員目を輝かせて聞いてくれた。


パンツァー様にタブレットの通話で聖域に人種を迎え入れるって報告したんだけど。


「好きにしちゃって。」


と一言貰った、で今忙しいからと言って切られた。


各馬一斉にスタートしましたって声が聞こえてたから、競馬場に居るんだなと丸わかりだった。


「まぁパンツァー様にドッキリを仕掛けようとして内緒でこの惑星に侵入したらしいんで、封印されちゃっても文句言えないって聞いてます。だから暴れる事も無いでしょうし、それに暴れた所で俺一人で余裕で対応出来るらしいので、封印された悪神2人の事は、大丈夫なんですよ。」


こっちを見ている3人の方を見ながら。


「チャを解放すると青い星の青い部分のパンチョモでしたっけ、魔族の。あれも解放する事になるんですよね。いちおうチャと恋人らしいので暴れる事も捕食行動に出る事も無いでしょうが魔族と共生出来ます?」


そう聞くと、3人とも。魔族……と言葉に詰まっている。


 魔族って魔人じゃないの?って思われる方も居るだろうけど。魔族と魔人は、完全に別物です。


魔人ってのは、あくまでも人種で、魔術に長ける民の事ね、体の中に魔石を持っている唯一の人種だったりする。


魔族ってのは、魔物が進化して人型を取れるようになった者なんだよな。


魔物ってのは、基本的に生き物は、ご飯としか思ってない奴らで様々な外見をしてる。


昆虫っぽいのや動物っぽいの人型っぽいのやら複合してるのとか。そして人間でも昆虫でも動物でもなんでも食べちゃう。そんなのが進化したのが魔族。まぁその中でも変わり者らしいけどねパンチョモって。


「面倒臭いのは、青い星が無くなると曜日が1つ減っちゃうので青い星を別に用意しないとな位なんですよね。」


そう言うとアカさんが不思議そうな顔になり。、


「星って用意しますと言って用意出来る物なんですか?」


そう聞いてくるから。


「適当に宇宙空間を漂ってる同じ位の大きさの小惑星を引っ張って来て形を整えてから位置を固定して青く光らせるだけなんで余裕ですよ。」


そう、余裕なんだよな。神力にあったんだ月創造ってのが、消費する神気も時間移動の半分以下でいけるから、今の俺でも余裕で出来るんだよ。


ただ面倒臭いだけで。


そう答えたら、アカアオクロの3人組は、何言ってんだコイツって目で俺を見ていた。解せぬ……






3部が好きです4部も好きです。でも2部が1番好きかもです。何の話か分からないですか?ジョ〇ョの話です。


ここまで読んでいただけて感謝します。

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