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おっさん家!  作者: サン助 箱スキー
終章 新世界
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大島紬とヘルメット

大島紬とヘルメットですね。


 マルトさんと共に過去へ渡る祟り神を追い掛けて、ゼウスも過去に渡ろうするのだが、なかなかクロノスが思う様に動かない事に腹を立てたゼウス。


「返して欲しければタブレットを出せ。」


 クロノスのゲーミングスマホを奪い取ったようだ。


「パーティープレイ中なんだから!分かったから!」


 クロノスが差し出したタブレットを奪い取るゼウス。

ゲーミングスマホをクロノスに向かって投げ付けて、タブレットを操作して過去へと渡る。


 その少し前……


「なあ……ポンおじ……どうなっているのだ?何故に木っ端神が消滅せぬ……」


 過去に冥界へと変質した原初の神タルタロス、それと殆ど同格の神が変質した祟り神に触れていたはずなのに。


「だから言っただろ?俺が気に入った奴だってさ。アイツが着てる服やヘルメットの詳細を見てみなよ。」


「なるほどな!あの時俺にわざわざ運ばせただけはあるのか!国に兎に渡せって説得すんのに苦労したんだよ。」


 出雲大社に仙桃を奉納した礼に渡された大島紬、実の事を言うと……


「あの大島紬ってな、繊維1本1本に俺の髪の毛を練り込んである特別製なんだぜ。そんな繊維を人間国宝が丁寧に丁寧に紡いだもんだ、そうそう簡単に祟なんかに侵されてたまるかっての。」


「ヘルメットもやべえな。ハーデスのヘルメットとお揃いの奴じゃん。ペルちゃんにプレゼントするはずだった奴だろ?」


 ヘルメットは、マルトさんの事を国さんが心から心配して渡したのだが……ピンク色だったから使わないし、と言う理由もあったりする。


「不器用過ぎて免許が取れず、断念したので国にあげたんだったな……」


 うさぎさん凄い!カッコイイ!なんて言うガンモ。ガンモのモコフワを堪能しているテューポーンなのだが、まだ何か言いたそうだ。


「何回も繰り返した今日だけどよ、兎が生きてんのは初めてなんだ。なんでか知らないけど生き残ってあんな事になってやがる。今までは毎回、数年前には消滅してたんだぜ。」


 ニノが解脱直前に体験した田崎和信になる直前に見た未来と違うと気付いたハーデスなのだが……


「モイラ達が居ない影響か……。」


「そゆこと。次に行くみたいだぜ。次が肝心なんだ、頑張れよ兎。」


「うし!あとちょっとで俺も本来の姿に戻ればいいんだな?とりあえず行くか。」


 今までは若芽彦も居なかったんだぜ、とは言わなかったようだ。


 空から見下ろす神達も1793年へと向かう。



読んで貰えて感謝です。

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