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おっさん家!  作者: サン助 箱スキー
終章 新世界
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そして向かうはヨーロッパ

ラストスパートに……頑張って最後まで一気に行きたいな。


 現地で使う資料を順番に纏めて大きな封筒に入れて、以前からアオさんに頼んでた料理を受け取った。


 あとは……


「東郷君。ちょっといいかな?魔王城にこれを持って行って欲しいんだ。」


 これまで量産したスキルオーブとか魔石とかが入ってる魔法カバンを渡して。


「これを安西君に渡したら、ダンジョンの事は解決するから渡しておいて欲しいんだ。」


 魔石は各種設定を終わらせてある。後は安西君に任せてても大丈夫なはず。


「最長老。たぶん真ん中の実が必要になると思うので、ちゃんと残してて下さいね。」


 畑のチシャ菜も沢山生えてるし。


 急なアクシデントで歴史改変を使ったから第2プランで行かないとだな。


 自宅に鍵は付いてないから、誰でも開けられるし。


 地球からの転移門もマルトさんの社も含めて停止したし。


「うん。これで見納めかもだけど、楽しかった。」


 最初は戸惑ったよな……

いつの間にか沢山の生き物が周りに増えてて、毎日が忙してくて、沢山はしゃいで、沢山笑って……


「白い月はちゃんと形状を保ってるし。機能も十全だし。」


 アオさんから受け取った料理をインベントリに入れて……


「そう言えば……傷痕……治っちゃってるんだ……」


 まあいいや、わかってくれるだろ。


「コピースキルを標準スキルにセットして……」


 複写ってスキルさ。タブレット経由にしなくても使えるようにしといた。


「ガンモやシメジが帰って来た時の為に……」


 以前から買い集めてた焼きカツオとカリカリをインベントリから魔法カバンに移して。


「時間停止機能付与。」


 ふふふっ。とんでも魔法カバンを作っちゃった。


「え〜と……惑星パンツ全種族語のスキルオーブも7個揃ってるし……浮くも……ちゃんと7個残ってる。」


 マルトさんに時間指定してメールを送って……

カンタ君に送るメールは下書き保存しといて……


「他になんかあったかな?ん〜思い出せないなら不必要な事だろうし。これくらいでいいか。」


 アバター操作して仮面を被って、髪を短くしてカツラを被って……


「胸当てとか……要らないよな……」


 これを終わらせたら……


「失敗は出来ないな。1度限り。1発勝負には弱いけど、この時の為に運を貯めてたんだと思わないと。」


 まずは……ストックホルムからだな。


「ちゃんと言わなくちゃな。」


 気合いを入れて行こう。


「ニノ!いきま〜す。」


 いざヨーロッパへ!



本編で最後の一人称パートです。


読んで貰えて感謝です。

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