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おっさん家!  作者: サン助 箱スキー
8章 惑星パンツが……
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黒歴史が生まれました。

サブタイトル通りです


 ガンモやシメジが心配だけど、あの2人なら大丈夫だと思う。だって2人とも治癒系特化だからさ、相当な事があっても死んだりしないはず。

だから先に……


「皆さん。今日正式に星神になりました。嬉しい事を言ってくれましたが、ぶっ殺したらダメでしょ。不殺を心掛けて下さい。」


 何時ものポジションだよ。ニカラ村の青空大食堂で、いつも通りの宴会だよ。


「特に皆さんにお願いしときます。神と戦う事になったら私が戦います。これは絶対にです。譲れません。」


 皆からブーイングが来るよ……


「しかしですね、神と戦うとなれば必ず着いてくるのが居ます……天使です。」


 それくらいは任せて良いか。


「天使達は実態を持ちますし、神よりは1段低い神格ですし、ぶっ殺せますし。皆さんには天使をお任せします。」


 皆が唖然としてるね。


「天使は強いですよ。戦う為だけに作られた天使ってのが沢山居ますからね。それこそ軍単位で。」


 だけどさ……ちょっと皆に罰を与えよう。


「皆さんが私の為に何かしたいって言ってくれたのは嬉しいですが……襲いかかろうとした罰です。数日中に足の小指を何かにぶつけて痛い思いをする呪いを掛けておきます。」


 地味に嫌な罰だろ?俺は嫌だ。


「私がして貰って嬉しい事は普段通りの日常です。それにちゃんと星と繋がりましたからね。古き神パンツァー様から私に完全に移行しましたから……この星は。」


 くっ!さっきのセリフを皆が少しずつ覚えてやがる……復唱しようとするな!


「ニノにい!ちょっとこれ見て!」


 くあっ!カンタ君がタブレットを使って映像を……って最長老!さてはコピーしたな!


「まあ、あんな風に言わなくても繋がれたらしいんですけど、気にしないで下さい。」


 間の取り方まで覚えようとするな!演劇にしなくていい!それよりもさ、お願いがあるんだよ皆に。


「皆さんにお願いが1つあります。」


 詳細は言えないんだ、だって約束だから冥王様と。


「私は数日留守にしますね。」


 これは誰の手も借りれない。


「明日、準備が整ったらですが。」


 俺が必ずやるって決めた事だから。


「私が帰ってくる前に、数人の人間を聖域に送ります。」


 7人……


「その人間達を、どんな事があっても護って欲しいのです。私のとても大切な人達なので。」


 さっきまでザワザワしてたけど、誰も話そうとしない。


「それが終わったら、私はパンツノ惑星圏から出掛ける事が無くなるでしょう。故郷にもです。」


 皆が真剣だな。


「その後は、この世界の全てを神の手に取り戻します。どんなに長い時間がかかっても。」


 皆にお願いしておこう。


「私の理想とする世界を作る為に、皆さんは着いて来てくれますか?」


 皆口が悪いな……神に向かって馬鹿とか言うなよ。賛成してくれるのは嬉しいけど……悪口だろそれってのが沢山含まれてる。でもなんか良いなあこんなの。


「パンツノ惑星に新たな歴史が紡がれる事を祝して、乾杯!」


 俺の言葉と同時に、皆がジョッキをぶつけ合って飲み始めた。相撲を始める鬼さん達、植物さんに抱きつくアントニウスさんやエメリーさん。ニヨニヨしながらオリハルコンやヒヒイロカネの武器を撫で回すドワーフさん達……グルテンミートのウインナーにかぶりつくにゃん族。他の動物達も植物達も虫も微生物も……ここに来てる皆が、それぞれ思い思いに楽しみ始めた……


「水。千夏ちゃん。ちょっと良いかな?」


 先に2人を地球に返さないとな。


 水と千夏ちゃんを連れて家に向かおうとしたら、にゃん族のポムが走ってきた。


「ポムからも言いたい事がありますにゃ!」


「うん。歩きながら聞いても良い?」


「もちろんですにゃ。大切な話ですにゃ。」



 なんだろう……にゃん族を見てると、ガンモとシメジがめちゃくちゃ心配になってくる……




読んで貰えて感謝です。

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