反乱
サブタイトル通りです
なんかどうでも良くなった……どんだけ探してもガンモもシメジも居ないんだ……
「なあニノにい……どうしたんだよ。決めなきゃいけない事が沢山あんだろ?何してんだよ?」
そんなのガンモとシメジよりずっと優先度は低い……低いけど……
「なあ水。今回の事はどうでもいい。お前ってマルトさんの元上司だよな?あっちに見えてる小屋の横にある自販機に丸兎の尊邸前ってのがあるから、あれで転移門を開いて帰ってくれよ……千夏ちゃんも一緒にさ……」
あとは魔人か……
「魔人達はこれから先魔石を摂取したらアレルギー反応を起こして内蔵が痒くなるようにしといてやった。お前達は奪ったんだ。だから対価にお前達魔人種の特徴を奪ってやる……以後二度と聖域に来るな。神は魔人を見捨てた。」
言い終わった後に魔人達をラスト大陸に強制転送してやった。所持品は全て剥ぎ取って全裸に剥いてさ。
「ニノにい?どうしたん……」
カンタ君が俺の事を心配してくれてるんだけど……
「ちょ!お前ら何してんだよ?」
カンタ君の後ろで、これまで黙って見てた皆が武器を構えてこっちを見てる……四聖獣達は微動だにしない……
「皆さん……どうしたんですか?武器なんか構えて……」
俺の言葉に最初に反応したのはアカさん……
「エメリー。子供達を連れてしばらく離れていてくれ。」
ヒヒイロカネでコーティングされた鏃が付いた矢を俺に向けてる……金剛木の弓をめいいっぱい引き絞って……
「モモ、オウ、リョク、ミドリ、コク、ギン。着いてきなさい。あんた達は邪魔だから。」
一瞬で植物製の縄で子供達を縛ってエメリーさんがどっかに行った……そして去り際に……
「パパ。エルフの代表は任せたわガツンとやってやりなさい。」
なんて言いながら……そして……
「ニノ様。ワシらドワーフはは武器を作る!どんなにニノ様がダメと言っても絶対に作る!」
斧、大槌、弓、杖を構えたドワーフさん達4人……
「ニノ様。我ら鬼は戦う。何があっても戦いは止めない。申し訳ないが曲げられないのです。」
まるで鬼さん達の総意だと言わんばかりにアオさんが棍棒を構えてて、大人の鬼さん達が陣形を組んでる……
「ニノ様。聖域の植物達は貴方に従うのでしょう。しかし外界の植物は違う。我々エルフは植物馬鹿だけじゃない。それを示させて貰う。」
アントニウスさんまで……世界樹の枝にヒヒイロカネの触媒を付けて植物を操作してる……
「お前ら!ニノにいのって……なんだよニノにい……」
「カンタ君、もういいよ。俺がやる……俺がやらないと……」
皆が武器を向けて来るのを諌めてくれようとしたカンタ君を押しのけて、皆の前に立ってみた。
「ドルトさん、ゴッペさん、コリンナさん、アルトさん……皆の武器を強化したんですね……」
俺が名前を呼んだら……武器にいっそう力を込めた……
「ニカラの皆さんも……それが神器と同一だと認識しつつ構えてるんですね……」
鬼さん達はアオさんを先頭に錘行陣を……
「アントニウスさん……実態の無い物に効果的だって事を知ってて……」
ヒヒイロカネを触媒にして植物操作してて、棘のある植物をこっちに向けてる……
こんな時にガンモが居たら……ガンモとシメジが居たら……たぶん2人を抱えて逃げてるんだろうな……他に誰も居ない場所に……
「皆さん……何が不満なんですか?何が……」
俺が呟いたら……大きな声でアオさんが……
「我らの決意、聞いてもらおう!」
平原の空気を震わせてデカい声で叫んでくれた……水も千夏ちゃんも……呆然としてる……
なあ……ガンモ……助けて……
読んで貰えて感謝です。




