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おっさん家!  作者: サン助 箱スキー
8章 惑星パンツが……
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魔王城へ

向かいます


 ニノが聖域に帰った後の天文館。


「国さん……どうやって帰りましょうか?」


「バイクはインベントリに入れて電車にするか。」


 そんな事を話しながらとぼとぼと歩く2柱の神。


「ニノさんは何をするおつもりなんですか?あれ程の神格でやれない事などあるのでしょうか?」


「細かくは教えられん。お主まで被害を受ける可能性も、日本列島全土にも飛び火する可能性もあるのだ。」


 少し考え込むマルトさん……未来眼を発動しながら……


「神界大戦ですか……」


「あまり先を見るで無い。まだ確定した未来とは言えんのだ。しかし……」


 難しい顔になる大国主様……


「テューポーン殿の目を受け継いだお主が神界大戦と言うのなら、覚悟しておかねばならんな。」


「そんな…………。」


「万に1つしか避ける道は無いとしても、変わってくれれば良いのだが……」


 路面電車の駅で佇む2人のオッサン。

しかし、路面電車が到着した時には、誰もそこに居なかった。消えて無料で乗ったらしい……金払え。





 そして聖域では。


「ただいま。付喪神だけど、そのうち連れて来れそうだよ。今回は監視は止めておこう。皆の事を信じてみようか。」


「おっ!ニノにい。キリッとしてどうしたん?なんかあった?」


 うん。なんかあったよ。


「炊き肉を食べて来た。この間写真を見せたアレ。」


「うわあ、オイラも行けば良かった。良いなあ。」


 カンタ君にも迷惑掛けるかな……掛けるだろうな……


「この間渡した金貨はどうしたの?アレを換金して食べて来たら?」


「あんなの全部使っちまったよ。なんも良品出ないでやんの。めちゃくちゃアド損だよ。」


 ん?何を買ったんだろ?


「何を買ったの?」「遊戯〇カードのオリパだよ。1口1万円の奴を購入制限20口。1番高いカードでブルーアイ〇ホワイトドラゴンのアルティメットレアが出たけど、他はカスだったし……」


 ………………


「どりゃ!」って言いながらチョップ食らわしといた。なにやってんだよ(笑)


「皆もうミッションスタートしてるよ。オイラは適当に色々回るつもりだけど、ニノにいはどうすんの?」


「とりあえず魔王城に行って、禽魔王の変化した魔水晶を調べて来ようかな。」


 禽魔王が復活出来たら、ダンジョンの事は殆ど解決するはずだからさ。


「んじゃ。若芽彦も連れて行くんだよ。」


 もちろん。ガンモ成分満タンにしとかないと。後で白い月に封印されてた他の神の話を聞いたら怒っちゃいそうだし。


「ガンモ。お散歩いこ!思いっ切り空を走って。」


 お昼寝中のガンモに声を掛けたら……


「思いっ切り?手を抜かない?ニノが思いっ切り走るの?」


「そうだよ。本気で走るから着いてこれるかな?」


 きゃるーんってガンモの目が光った……


「行先は魔王城。分かるよね?1度行ったから。」


「僕の縄張りだからわかる!よーいどん。」


 うわ!先に行った!追い付いてやる。


「ニノにいいってらー。お土産なんか買ってきてねー。」


 マヨネーズでいいかな?

 

走ります。次回から数話、各ダンジョンへ向かった聖域の皆さんの話です。


読んで貰えて感謝です。

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