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おっさん家!  作者: サン助 箱スキー
7章 クラス転移なんて迷惑でしかない
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危ないよ

神でも殴れるヒヒイロカネを……


 ガンモのモフを堪能しつくして、だいぶ心が軽くなった、そしたら外の事が気になり始めたんだ。


「そろそろお外に行こうか?」


 なんてガンモの毛を集めて、抜け毛を保存してるジップロックに入れながら聞いてみた。


「むむむ!お祭りの香りがするのです。早く行かないと遅れちゃうのです。」


 お祭り?なんだそりゃ……


「よし!出て見よう。お祭りとか言う気分じゃ無いけどね。」


 とりあえずガンモを抱いたままドアを開けてみた……


「ここは天の岩戸じゃないですよ。それに引きこもってもいませんし。」


 俺の家の前で皆が静かに宴を開こうとしていた。


「おお!我らが主。待ってましたぞ。」


 最長老やその他のエントさん達が、普段縮んでるサイズより二回りくらい大きなサイズで赤ちょうちんを大量にぶら下げて花見の時の桜並木みたくなってるし、他の方々はお花見みたくブルーシートの上に大量に料理や酒を広げて、今まさに宴会を始めようとしてた。


「ニノにい、やるじゃん。イザナギとかイザナミもだけど、ヘーラーまで追い払ったって相当なもんだよ。」


「ニノさん。私誤解してました。てっきりニノさんはイザナギ様やイザナミ様に呪いを振りまくと思ってました。それがまさか何も罰すら与えず帰すなんて、本当にお優しい。」


「カンタ君。マルトさん……私は天照大御神じゃ無いので宴会なんかされても、気になって出て来たりしませんよ。宴会なんて、ここでやらずに広場に行ってください。」


 さすがに家の周りで宴会なんてされたら迷惑だ。だって俺の家の周りって……


 色んな工房が立ち並んでるんだから!


「ニノ様!ヒヒイロカネは全て返却致します。どうか何時ものニノ様に戻って下され。」


 さっきはドルトさんを生け贄にしてたのに、今回はゴッペさんを前に出してるドワーフ達……


「今回は許します。星と繋がっていない私の落ち度ですから。ただ、聖域では戦わないで下さい。大っ嫌いなんですよ、バカの1つ覚えみたく、何もかも暴力で解決しようとするクソみたいな神話ってのが。」


 俺が皆に聞こえるように言ったら、皆がショボーンってなっちゃった。


「とりあえず大食堂の方に移動しましょう。あんまり真面目な話はしたくありませんが、私が何を考えて聖域の管理をしてるか、1度ちゃんと話しておかないとなので。」


 ビグ〇ムタイプの機械仕掛けの神とハルピュイアさん達、アトラ大陸の転移門の守護者のゴーレムさんや、蒼大陸の転移門の守護者で前魔王の安西 隆文まで来てる……


「守護者まで揃って何してんですか。特に前魔王、安西さん。その状態で来られても宴会に参加出来ないでしょ?」


 レイスって言うの?霊体の魔物になってる前魔王で、蒼大陸が他の3大陸よりダンジョンが多い理由でもあるダンジョンマスター安西隆文。


「ガンモ。真面目な話をするけど、ガンモも聞く?」


「聞かない。だってニノの考えてる事なんて全部知ってるもん。」


「ん。それならいつもの様に遊んどく?」


 肩の上で少し考えたガンモが……


「皆がちゃんと理解してない時に引っ掻いてやるからそばに居る。」


 なんて言ってくれた……

ヒヒイロカネを軽々と切り裂く爪で引っ掻いたら危ないよ。



何度もヒヒイロカネ100%の金鬼の髪の毛を切ってます。切った後に売ります。


次回は説明回になります。


読んで貰えて感謝です。

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