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おっさん家!  作者: サン助 箱スキー
1章 始まりの1年
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前に伸びる、後ろに伸びる

猫って起きてすぐの背伸びが超可愛いですよね。


 orzの形に崩れ落ちた俺の肩にマルトさんが手を置いて。


「凄いテンションの高い方でしたね、離れていても話してる内容が丸聞こえでしたよ。それにしても、えぐいですね解脱して即星神ですか……。」


マルトさんの方を見ると、なんとも言えない顔をしていた。日焼けしたおっさんの顔で。


「どうしましょう、なんにも分からないですよ惑星圏の管理とか……」


とマルトさんに言えば。


「何とかなるんじゃないですか?テキトーにって言われてましたよね?それこそ好きにすれば良いと思いますよ?」


「そうですね、とりあえず先に名前を決めちゃいますね。」


「それが良いです、それが良いです。で、候補があるのですか?」


好きにしていいと言われたら、これしか浮かばないんだよな。


「ニノにします。まぁこれが1番しっくりくるんで。」


orzの体勢から座りながら答えたら。


「その名前に何か意味がおありで?」


と聞かれたので。


「意味がある訳じゃないんですけどね。最初の名前がこれだったので。まぁそんな理由ですね。」


マルトさんが俺の横に座りながら。


「ニノ様と呼べばよろしいでしょうか?」


なんて聞いてくるものだから。


「ニノでいいです。様を付けられるほど偉くもなんとも無いので。あとむず痒いので。」


「それならニノさんって呼びますね。」


「ええ、それでお願いします。」


そう言うと、なんか自分の存在がしっくり来る感覚があって。あぁこれが名付けなのかって思えた。


 でも、さっきパンツァー様の言ってた事が凄く気になる……


「モアイ像ってお土産だったんですね。ちょっと吃驚しましたよ。」


「あれは、ティターン神族の方々のような巨人系の神々向けのお土産ですね。冥界の門とか自宅の鍵とかに付けてるキーホルダーらしいですよ。」


「イメージほんとに崩れますねぇ。それと全球凍結って言ってませんでした?全球凍結って、あの氷河期みたくなるやつですよね?」


「氷河期どころか、星全体がマイナス百数十度になりますよ。地球でも過去に数回あったらしいですけど、火山の周りとかの温泉みたいな温かい場所に居た微生物程度しか生き残れなかったとか聞いた事ありますね。」


「え?ハズレ惑星じゃないですか……

2万年後に殆どの生き物が居なくなるとか……」


「そこら辺は、ニノさん次第でどうにでも出来るのでは?それくらいの権能を所持してるはずですが、だって正式な星神様ですよね?」


「俺が頑張れば回避出来るって言うなら良かったです。」


そう言い終わったくらいにガンモが立ち上がっって、前に伸びる、後ろに伸びるからの。にゃうにゃう。


「難しい話終わった?終わったならぺろぺろするやつちょうだい。お腹減った!」って。


「ちょっと取ってくるから待ってて。」


そう言って、ち〇ーるのカニカマ味を1つ、ガンモ用品入れにしてる4段の棚から取り出して。行儀良くお座りしてるガンモに絞り出してあげる。


「そう言えば、あちらに何も持ってないのですよね?鑑定で見て所有者が田崎和信になっている物であれば、羽衣に包んで持って行って構わないですよ。羽衣に包んでしまえば、地球での存在も消え去りますから、誰の記憶にも残りませんし。それと羽衣のサイズはタブレットのアプリの神器操作で変えられますからね。」


「ああ、それは有難いです。ガンモの食べ物だけは確保しときたかったので。でも在庫切れたらどうしましょう。」


「無くなった時は、こっちに来て買いに行けば良いのでは?お金の入手方法もその時聞いて貰えたら教えますよ。今は、色々ショックを受けてるでしょうから次回に持ち越すと言う事で。」


「気を使って貰ってすいません。とりあえず必要そうな物と言えば、ガンモ用品棚と昔使ってた大工道具くらいなので。それだけ包んで持って帰りますね。」


「そうだ、私って神無月の2日以降になると三丁目のお社の方で、ここらの土地神になってますから。そちらの方に訪ねて頂くか。タブレットを使って連絡して頂けたら嬉しいです。」


「ええ、此方に来る場合は、先に連絡させて頂きますね。今日は、親切にして頂いてありがとうございました。とりあえず帰ります……精神的に疲れたので。」


「あまり気落ちしないように、なるようになれ精神ですよ。」


「ええ、ありがとうございました。」


そう言って頭を下げてから部屋に戻って、鑑定で調べると。持って帰りたい物は、全て田崎和信所有となっていたので、タブレット操作して羽衣を大きくしてからガンモ用品棚と大工道具が入ってる木箱と、箱好きガンモをダンボールに入れて、それを羽衣で包んで神力を発動して帰宅した。


視界が少し歪んで、実家に行く前に立っていた場所に戻って来た。



なんか閲覧数が自分でも吃驚するくらい伸びてました。ランクインって凄いですね。まぁ自分のペースでぼちぼち書いて行きますね。

それと、全球凍結が分からない方は、動画でも検索してみてください、ハズレ惑星の意味が分かりますから。

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