収束1歩手前
もう少しで7章も終わりです。
スッキリした顔の鎧ババアと、マルトさんにチューブタイプの毛玉配慮マグロを絞り出して貰ってるガンモと、呆気に取られてる聖域の皆。
そんな状況で最初に動いたのはカンタ君だった。
「エクス族!カラフルから離れたら見つかるだろ!早くカラフルに戻りなよ。」
祟り神が一瞬で浄化された事や、イザナギ様やイザナミ様、その他の聖域の生き物達より先に機械仕掛けの神々に声を掛けたんだ。
「機動戦士に影響を受けたのは分かるけど、ちょっと似せすぎだろ。怒られるよそれは。」
「いやはや、カン様お久しゅう。やり過ぎてしまったようですな。」
「デウス・エクス・マキナとか洒落になんないよ。見つかったら、また生体鉱山扱いされちゃうのがオチだろ?早くカラフルに帰って。」
カンタ君とビ〇ザムタイプの機械仕掛けの神との会話の中で……〇式かな?って感じの金ピカなモビルスーツが俺の方に近付いて来たんだけど……
「我が最愛の息子がこのように立派になっているとは、時が経つのは早いものだのう。」
どう見ても百〇にしか見えない機械仕掛けの神から息子って言われた……誰の事?……って……俺か!
「えーと、金鬼だった頃の父親ですか?」
「如何にも。お主の母親と燃えるような恋をして出来たのがお主だ。」
その言葉が終わった瞬間に……
金剛木の大棍棒が上から、30cm級の棍棒達が様々な角度から、色んな方向から様々な属性の魔法が、ヒヒイロカネの鏃の付いた矢が数本同時に……
百〇っぽいモビ〇スーツに降り注いだ。
「おまえか!赤子を川に捨てさせるような父親は!」「こんなやつ地獄に送ってやらないとだよ。」「キン〇マもぎ取ってやりな!」「二度と女を口説けないように喉を潰してやるんだ!」「ぶっ殺しちまえ!その方が早い!」「アレがどの様な素材でも廃棄じゃ廃棄!」「そうですよ、腐った根性な金属なんて廃棄です。」「ニノ様!仇は取ってやるからね!」「バラバラに分解して捨ててやるのじゃ。」
うわあ……ドン引き……って皆の武器が!ヒヒイロカネコーティングしてあるじゃん。
「ちょっと皆さん!なんで金ピカな武器を持ってるんですか!と言うか金剛木の棍棒まで金ピカになってますし、どうしたんですかそれ!」
ドワーフ4人が目を逸らした……
そして様々な攻撃を食らった〇式っぽい、金鬼時代の父親はと言うと……スクラップになってる……。
「やばし!離脱する!サラダバー!」
スクラップから小さな金色の百〇が飛び出したかと思えば、凄い速さで空に上って行った。
「ニノ様!没収された金棒は諦めますぞい。しかし、今使っとる武器は没収せんで下され。ニノ様を助けたい一心で改造しまくった物なのですじゃ!」
ドルトさんが、コリンナさんやアルトさんやゴッペさんに背中を押されながら訴え掛けてくる。
「没収します。ヒヒイロカネでコーティングした武器とか神器クラスじゃないですか!神をも滅ぼせる武器なんか沢山作って戦争でもするつもりですか!」
涙目になってるけど許しません。
「そんな事言っちゃダメですよニノ様!皆がニノ様の為に何か出来ないか思案した結果なんですから。」
ベニさんがドワーフ4人を擁護してるけど許しません。
「戦いに関する何かを求めたりしません。だから許しません。何時もお願いしてるはずですよね、毎日を楽しく生きて行きましょうって、平和なのが1番だって。だからヒヒイロカネは没収します。」
ほんとにびっくりだよ。いつの間に集めたんだよ……
「それとエクス族さん。全員さっさとカラフルに帰って下さい。イザナギ様、イザナミ様、ヘーラー様も、さっさと糞ガキ共を連れて地球に帰って下さい。」
ちょっと優しすぎたのかな。神罰系も使ってムチも与えないとなのかな?
「ナギ、ナミ。さっさと帰った方が良いよ。こっちは何とかするからさ。落ち着いたら尋ねさせるから今はそっとしといて。」
ムスッとしてたらカンタ君がイザナギ様とイザナミ様を転移門の方へ誘導してくれた。イザナミ様が白い月の中身を持って、イザナギ様が神の檻に入ったままのヘーラー様を持って転移門から帰って行った。
「カンタ君、ありがとう。ちょっと落ち着くまで1人にさせて欲しいから家に帰ってるよ。」
「若芽彦も連れて行きなよ。もふもふで癒されないとだよ。」
そうだな、ちょっと混乱し過ぎたからガンモをモフってブラッシングでもしよう。
カンタ君の言葉を聞いて、マルトさんにち〇ーるを貰ってたガンモも、俺と一緒に部屋に入ってくれた。
「ニノ。ブラッシングしてくれるの?肉球の所の毛を切って欲しいな。滑るから。」
もちろん肉球をフニフニしながら切ってあげるよ。
早いとこ収束させて、高天原旅行の回に突入しないと、8章にたどり着けない……
読んで貰えて感謝です。




