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おっさん家!  作者: サン助 箱スキー
7章 クラス転移なんて迷惑でしかない
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無機質生命体

ゴーレムとか爆〇岩ですね。


 聖域から世界各地に散らばった皆さんが、続々と高校生達を連れて帰って来る。

最初に連れて来られた高校生達と同じようにギフトを吸い出したんだけど、数人残して皆が同じ様な状態になっちゃった。


「ガンモ。お願い出来る?」


 さっさと治して、今回インフルエンザを世界中にばら蒔いた結果を細かく教えてやらないとな。アカシックレコードに接続して、死んで行く幼い子供達の映像や動画をノーカットで見せてやる。


「終わったよ。ちょっと示芽慈彦を探してくるね。」


 ガンモは何故かスンッとした表情のままで、高校生達を素早く治療して、直ぐに空を駆けてどっかに行っちゃった。どうしたんだろ?


「イザナギ様、イザナミ様。とりあえずここに居る日本人達に、今回の騒動の顛末を事細かく教えてから日本に送り届けます。後悔させてから記憶の消去は行いますが文句は言わないで下さいね。」


 2柱共に、今回の事を重く見てくれてるようだな。何も言わずに首を縦に振ってくれた。


 檻の中で鎧ババアことヘーラー様は、いつの間にかテーブル席が用意してあって、ティーセットを出してお茶を飲んでる。こっちの事には興味が無いようだ。


「ドルトさん。ヒヒイロカネで作った武器は没収です。作らないんじゃ無かったんですか?」


「ニノ様!ヒヒイロカネ100%の金棒ですぞ!たとえ金棒(これ)が世界を滅ぼすとしても、ドワーフに産まれて作らん訳が無い。そんな素材なのですヒヒイロカネとは。没収せんで下され。」


 ダメです、没収です。いつの間に作ったんだよ。


 ヒヒイロカネ100%と聞いて驚いてるイザナギ様とイザナミ様とヘーラー様。だろうね地球で作れ無い素材なんでしょ?作れないから新しい神器を作るのに、過去の神器からヒヒイロカネを取り出してリサイクルしてるんでしょ?


「田崎よ。それはいったい……。」


「イザナギ様。申し訳ないですが田崎と呼ばないで貰いたいです。今はニノと名乗っているので。」


 ずっと気になってた。なんでアバターの名前で呼ぶのかを。


「やっと名前を呼べます。ニノ、そんな物を作り出して、貴方は地球に戦でも仕掛けようとしているのですか?」


「いえ。没収した理由は、食べて素材に戻す為ですが。」


 食べる?ってなってるね3柱共に。


「私って金鬼だったんですよ。鬼族の中でも希少金属系ゴーレムとのハーフの鬼の。」


 ちょっと調べてみたんだ金鬼の時の親を。そしたら片方がゴーレムだった。それもオリハルコンとヒヒイロカネの合金のゴーレム。


「なんと!お主はエクス族の血も引いていたのか。」


 エックス族?あれか、ビジュアル系な感じか?


「そうか、ここはテューポーン殿の世界なのだな。エクス族等の無機質生命体も保護されておるのか……」


 ビジュアル系じゃ無いらしい。


「こんな世界と(いくさ)になって勝てる気がしませんね。もしも戦になったとしたら太陽系を全て纏め上げて挑まない事には……」


 戦になったら、俺はどうするんだろう……

パンツァー様に丸投げかな?こっちが危ない時は自動で送還されるって言ってたし。


「そろそろ私も出して頂けないかしら?さっきはゴメンなさいね。更年期障害でヒステリックになってたみたい。」


 神にも更年期障害ってあるのかよ……

鎧も脱いでトーガみたいな服装になってるけど、落ち着いてるみたいだし、出しても良いかな?


「暴れる様なら、今度は白い月に投げ捨てて封印しますからね。暴れないで下さいよ。」


 そう言って青い檻を解除した。

カンタ君が、焼けた安納芋をカゴに入れて皆に配って回ってる。


 3柱の神も、焼き芋を貰って嬉しそうにしていた。


 

トランスフォームする奴らも居ますよ。

作中に出すと問題になりそうなので出しませんが。



読んで貰えて感謝です。

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