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おっさん家!  作者: サン助 箱スキー
1章 始まりの1年
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管理者になりました

ふぅ!前話の投稿が終わって、なんとなくローファンタジーのランキングを見たのですが……

ランクインしてました。こんな感じのアホな物語を読んでくださる皆様に感謝しております。


 俺は、普段から電話越しに話をするのが苦手で、よほど慣れ親しい間柄じゃないとかしこまって話してしまう癖があるから。

このチャラい感じの話し方にうんざりしながら。それでも聞かれた事に答えないといけないと思い、出た言葉が。


「初めまして、元気かと言われたら可もなく不可もなくとしか言えませんね。」


なんて答えてしまった……


「うわぁ、チョー堅いwwwでも可もなく不可もなくだったら不調って訳じゃ無いでしょ〜⤴︎︎⤴︎︎そんな時は、元気ですよ!って答えてよ〜⤴︎」


ダメだ……

俺が本気で苦手な部類の相手だ……


「元気です一応。」


「ん〜まだ堅いけどいいかぁ⤴︎んでどうしたの?僕って休暇中なんだよ?仕事関係の事なんて全部君に任せたんだから仕事なんてしないよ!」


仕事しない宣言をされてしまった……


「僕ね、今イースター島に来てるんだよ。イースター島って分かる?分かるでしょ?地球出身だから分かるでしょ?イースター島ってチョー有名な観光地じゃん?お土産欲しいのかな?でもさ、イースター島のお土産って要る?イースター島のお土産って言ったらモアイじゃん、モアイでいい?でもさ、モアイってさ、高速道路のサービスエリアの売店に置いてある、ご当地となんも関係無いキーホルダーなみに貰って困るお土産だよね〜⤴︎︎⤴︎︎それでも欲しい?あれだよ、オシャレなマンションに住んでる友人に大きな将棋の駒に王将って書いてあるヤツ渡すくらいに困らせるって言うの?普通サイズの人間タイプの神が貰っても付ける所に困るキーホルダーじゃん?置物にする?欲しい?欲しい?」


なんと言いますか、なんと答えたら良いのか分からないってこの事なんだろうか?


「ちょっとロキぃそんな所に根性とか落書きしたら、未来の考古学者が困るから止めなよォwww年代測定されて紀元前500年頃に根性なんて眉間に彫り込まれたモアイ像なんて、ただでさえイースター島って世界の不思議の1つなのに、さらに不思議になっちゃうじゃんwww。」


こちらから話を切り出さないと、いつまでたっても本題に入れなさそうな感じがするが。と言うかモアイ像にロキ様何してんですか……


「今ですね名前が無くて少しだけ困っていまして、名前を頂きたいのですが。」


そう聞くと。


「名前かぁ……無理だね。今、君に名前付けちゃうとゴッソリ僕の神気持って行かれるでしょ?時渡りとか界渡り出来なくなっちゃうじゃん。まだまだ観光したいんだから。う〜んそうだな……

適当に名乗っちゃいなよ、自分で決めてさっ。」


「そんな軽い感じで良いのでしょうか?」


「いいのいいの!君に対する全権を持つ僕が許可する。だから自分でテキトーに決めて名乗っちゃいな⤴︎」


「はぁ……。」


「あっそうだ、パンツ星を君にあげるからさ、星神になっちゃいなよ⤴︎パンツ星とその周りの衛星全部あげるから。何気に生き物が居る星の管理ってめんどくさいんだよねぇ。アイツらちょっと放置してると、とんでもない事やらかすでしょ?普段だったらマントルの中でゴロゴロしてるけど、たまに涼しい所に行ってゴロゴロしたいなぁと思って作った地殻の中の僕のベットに。ちょうどいい感じの穴だったからって屎尿処理場とか作っててさ。何してんだって怒ったら、僕の事を星神なのに化け物扱いだよ?めんどくさいんだよぉ。どうせ2万年後に全球凍結で殆どの生き物が絶滅しかける星だし、星の寿命も残り35億年くらいだし。それに生き物が居ない星の方が守ってあげたりしなくて良いから住みやすいんだよねぇ。僕が管理してる沢山の星のうちの1つだから、全部僕が決めちゃっていい訳で。だから今から君がパンツ星とその衛星の守護者で管理者ね!」


何言ってるか分からないです……


「あれだよ、若い頃に流行ったジャンバーとか肩パット入ったスーツとかをさ、体型が合わなくなったが良い物だからって部下にあげてさ、貰った方なんて流行りとかガン無視してる物貰っても使わないでしょ?それなのに着ないのアレ?的な事を言ってくる上司とか居るじゃん?あれよりずっと使い道のある物でしょ?惑星圏ってさ⤴︎神格も一気に上がるしさ⤴︎⤴︎」


応える隙間すら与えて貰えずに。


「名前なんてホントにテキトーに名乗っちゃってよ、僕なんか向こうの銀河じゃパンツァーだけど。天の川銀河にも守護してるのがあるから、こっちで使ってる名前もあるけど。君にしたらパンツァーでしょ?そんな感じのテキトーで良いんだよ。」


「はい、分かりました。」


そう答えたら、即座に。


「君の目的を達成するのに多少の時間が必要かもだけど。2万年後なんて無駄な時間を使わせるのもさ、なんとなく嫌でね。細かくハデっちゃんから聞いてるからさ。僕としては、君を応援するよ。今から君は見習い管理者から本当の管理者に昇格です。それじゃ休暇を楽しむから切るねぇ、バイバ〇キーン!ノシノシ。」


ノシノシまで口で言うなよ……

どうしろと言うのか……

通話が終わった瞬間にorzの形になっております。



評価とかブックマークとかしてくださった皆様、本当にありがとうございます。なんとかこの回で見習いが取れました。もう数話で異世界(あっち)に帰ります。

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