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おっさん家!  作者: サン助 箱スキー
7章 クラス転移なんて迷惑でしかない
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本編に出ない予定だった人が出ちゃう

サブタイトルが酷いと言わないで下さい。


 最長老が俺の言葉に感動して、完熟種ありの果実を沢山くれようとするんだけど、そんなに沢山要らないって断っておいた。


 檻の中に最長老の果実を入れようとしたら、また転移門が開いて、続々とエルフさん達が聖域に押し掛けて来た。


「なにしてんですか!エルフは立ち入り禁止です。早く自分の住む場所に戻って下さい。」


 そんな風に怒っても、次から次へと転移して来て五体投地になっていくエルフさん達がウザイ。


「何があったんですか?押し掛けて来るのは何となく分かりますが、何故にこのタイミングで?」


 マルトさんと一緒に来た迷惑神の対応も、禽魔王の処理も、インフルエンザの収束も勇者や聖女の捕獲作戦も終わってないのに新しい問題だわこれ。


「我々をお使い下さい。我らの体なら微小な者達も有意義に暮らして行けるでしょう。」


 ん?どういう事?


「我らエルフは土鳩と同じく保菌出来るのです。保菌した後に発病することも無く、また他者に移すことも無く、共に歩んで行けますので。」


 困惑してたら、お爺さんエルフが解説してくれたんだ、でも意味がわかんない。


「田崎和信よ、エルフが保菌出来るのは本当だ。エルフは菌類の力を借りて寿命を伸ばしておる。」


 檻の中に囚われてる縄文人おっさんから分かりやすく説明して貰った。だからエルフさん達に向かい。


「新種の細菌でも大丈夫ですか?」


 俺がそう聞いたら、五体投地のエルフ達が全員で顔を伏せたまま。


「「ばっちこーい!」」


 何処に向かって叫んでんだよ。




 その後は、協力的そうに見えた縄文神(じょうもんじん)2人だけを檻から出して、檻の中に最長老の果実を3つ、縄文神2人にも3つずつ渡して、若返った2人にも手伝ってもらいつつ、エルフ達に微生物語を付与して回った。


「世界中に散らばった新種の細菌を保護して来ます。」


 何故か微生物語を渡す度に、ビシッと敬礼されてエルフさん達が続々と世界中に転移して行った。

 自動販売機の売り上げが凄いことになってそう。




 その頃のラスト大陸。


「なあアオ。懐かしいな。この空に浮かぶ月の数は。」

「星の数も変わっちゃいねえな。」


 モモちゃん達がアトラ大陸に向かった後に旧ニカラ集落跡地に辿り着いたアカとアオ。

 生まれ育った土地から見える夜空を見て思い出に浸っているようだ。


「しかし示芽慈彦様の障壁は少し抜けてるな。」


「どうしてだ?めちゃくちゃ頑丈に出来てるじゃねえか?」


 アカさんがアオさんに言ったことは事実である。


「まあ良いさ。客のようだ、お前が相手するか?」


「今回は俺に譲ってもらう。アカ我慢してくれよ。」


 シメジの作った障壁の周りで持ち込んだ枯れ木や枯れ枝で焚き火をしていたアカとアオの元に、かつての親友で一族の仇が尋ねて来る所だった。




 どうしてだ?出さないつもりだったのに。

ちょこっとプロットを修正したら出ちゃいました。と言うのが本音です。


読んで貰えて感謝です。

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