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おっさん家!  作者: サン助 箱スキー
6章 惑星パンツ初のメイド・イン・パンツ製オートバイ爆誕
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S.M.Zのお使い アトラ大陸 6 久しぶりのスッポン

久しぶりに登場します、スッポンです。



 ダークエルフ達が開いてくれた歓迎会の料理が、聖域でも人気な、海藻料理が殆どだった事をアオさんに伝えようと思い、細かいレシピまで貰ったモモちゃんは、かなりのゴキゲンのようだ。


 慈王君は、告白を題材にしたミュージカルを、深淵の森の、魔族文化祭で披露しても良いか?と問われて、楽しみを奪いたく無いと、しぶしぶ了承していた。


 因みに、このミュージカルが、今年の魔族文化祭で最高金賞を獲る事を、まだ3人組は知らない。


 シメジは、集落の付近の森や砂浜を、全て自分の縄張りにする事に夢中である。

4tトラックサイズのままで、ひたすらマーキングしていて、ダークエルフの匂いを嗅ぐのを忘れていた。


 そんな3人組は、ダークエルフに200種類程の若木や苗や種を渡して、次の大陸へ向かうようだ。


 向かう先は蒼大陸。


 1度聖域に帰り転移門で飛ぶのと、海を飛んで渡る時間を比べたら、どちらも変わらなさそうなので、海上を浮いて走る事にしたのだが。


 しかし……


「示芽慈彦様、モモちゃん、慈王さん。私に乗ってくださいな。」


 首を海面に出して、3人組に乗れと伝えたスッポン。

背中を海面に出して一瞬で乾かし、3人組に快適な海の旅をプレゼントするようだ。


 そして……


 蒼大陸とアトラ大陸を繋ぐ航路を渡る数隻の船舶から見られていた。


 猛スピードで海面を進む、海の2強と言われる島亀の背中に乗って、はしゃぎ回る魔族2人と4tトラックサイズの災厄の獣を。


 数日後には、アトラ大陸の人種側や、蒼大陸全土に悲報が伝えられた。

災厄の獣を連れた魔族が2人、島亀を従えて世界に厄災を振り撒こうとしていると。




 そして聖域では。


「ちょっとニノにい、マップなんか開いて何してんだよ。心配してるのは分かるけど、やんなきゃいけない事があるだろ?」


 モモちゃんとシメジが心配過ぎる星神ニノ。

タブレットを使い、3人組の現在位置を調べながら、神の目で3人組を見守って居るようだ。


「モモちゃんと慈王君に何か間違いでもあったら、バーサク状態のエンジさんと、本気で魔法を乱舞するハクさんに襲われるんだよ? 気になってたまらないよ。」


 実を言うと、慈王君の事なんか何一つ心配していない我らの主人公。

モモちゃんとシメジが無事に帰ってくる事を、神に祈っているのだが、この星の神様は自分だと気付いていない。


「自分に祈るくらいなら、自分で行けば良かったんじゃん。全くニノにいは。」


 聖域は相変わらず平和なのだが、3人組はどうなる事やら。


 主人公は神なので、簡単に死ぬ事は無いのですが、バーサク状態のエンジさんや、キレたハクさんは、怖いようです。



読んで貰えて感謝です。

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