表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おっさん家!  作者: サン助 箱スキー
6章 惑星パンツ初のメイド・イン・パンツ製オートバイ爆誕
175/347

カップ焼きそば

 未確認飛行物体も好きですが一平さんも好きです。

でも偶に大ハズレがありますよね。


 ガンモを抱きながら、ボチボチ歩いて森まで来たんだけど、金色の大きい何かが寝そべりながらドングリを食べてた……。


「ゴン、お行儀悪いよ、ちゃんと起きて食べなさい。」


「ニノ……、ガンモ様……。僕は出来るだけ動きたく無いんだよう……。」


 母親は、一所(ひとところ)に留まって居られないってくらいに、あっち行ったりこっち行ったりするのに……


「ゴン、その気持ちガンモもわかる! そんな時もあるとおもいます!!!! だけど誰も踏み潰しちゃダメだよ!」


「うん、ガンモ様。ちゃんと浮いてるよ! 毛が長いから地面に着いてるけど、ちょっとだけ浮いてるよ!」


 どう見ても寝そべってるようにしか見えないんだけど、ちゃんとルールは守ってるみたいだな。


「もうすぐ木苺が食べられるんだ、だからドングリは少しだけえ〜。」


 自分でドングリの木のエントさんに神気をまぶして、落ちて来るドングリを食べるゴン……。


 う〜ん、エントさんがヒャッハーって言いながらドングリを作っては落とし、実らせては落とし……


 見てはいけない物を見てしまった気になる。




 結局の所、Vベルトの素材は簡単に解決した。


「摩耗性や伸縮性に優れ、熱に強く加工が比較的容易な樹液を出せばよろしいのですな! 行きますぞ我らが大いなる主よ!」


 とか言って、もうね……

ダバダバと樹液をくれるんだ……。


 タイヤを作る時も協力して貰おうかな?


「空気に触れた部分から固まるので、加工するなら出来るだけ素早くお願いしますのじゃ。」


 神気と日本製の植物用栄養活力液をまぶしてあげたら、めちゃくちゃ爽やかな笑顔で、やり切った表情をしたゴムの木のエントさん……。


 用意した入れ物6㎥の容器から溢れそうなくらいに、ダバダバと注いでくれた。



 蜘蛛さん達に、糸を下さいってお願いしたら、同じように、1番頑丈なしおり糸を、数種類の蜘蛛さんが糸玉にしてくれた。


「編みましょうか?編んでいいですか?編ませて下さい!」


 断るのもなんだから、お願いしといた。


 お礼に、カンタ君が神気を込めて作った魔石のエーテルを、魔力解放してまぶしたんだけど。


「ウヒョー、カン様の良質なエーテルじゃ!余すことなく浴びるぞー!」


 なんて言いながら、体長5mくらいある大きな蜘蛛さんが小さい蜘蛛さん達に指示を出してた。


 俺の部屋に置いてある北斗〇拳や、北斗〇拳イチゴ味に、聖域の皆が影響を受けているような気がするのは俺だけなんだろうか?


 エントさんや蜘蛛さんがお手伝いしてくれるのを見ながら、他の生き物達も目を輝かせて(目がない生き物達は小刻みに体を揺らしながら)お手伝いしますって目で見てくる……


「必要な時は、皆にお手伝いして貰うから、その時はよろしくね。」


 ガンモは暇だったのか、ずっと肩に頭を預けて寝てた……。


 肩がヨダレで濡れてた。



 ガンモを起こさないように浮きながら、胡座をかいて移動して帰宅したんだけど、やっぱり夜ご飯は残ってなかった、既に誰も食堂にいない。


「うん、今日は久しぶりにカップラーメンでも食べようかな。」


「ガンモは、カツオのカリカリが良い。少しだけトッピングにシラスを乗せて下さい。」

 

 お湯を沸かしてる間に、ガンモのゴハンを用意して、ヤカンを持って部屋に入ったら……。


 コタツに首まで入ってるハルちゃんとシメジとカンタ君が。


「「おかえり。」」


 ガンモと2人で、ただいまって言いながら俺もコタツに入った。


 カップ焼きそばのお湯を捨てに外に出て、戻ってきたら、コタツの四方を占拠されてた。


 ここって俺の部屋だよな……。


 お湯を捨てなくて済むカップ焼きそばを開発して欲しいですな。


変態日本人の開発者なら出来るはずと、信じています。


読んで下さってる皆様、ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ