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おっさん家!  作者: サン助 箱スキー
5章 レシプロエンジン完成しました。
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マヨラー大魔王

マヨネーズ作ってますからね。


 魔王城の東郷君の私室で話し込んでいると、東郷君の仲間達が心配そうに魔王城を囲んでいる。


「東郷君って愛されてるね、ほんと良かった。」


「少しだけ辛かったです、皆が愛してくれてるんですよ、皆が応援してくれるんですよ。僕みたいな、ちっぽけな魔王を。」


確かに、とのさまバッタの触覚が4本付いてるけど、角なんて……

おぼっ〇ゃまくんかよ?って位、ちょこんと付いてるだけだし。


「それでもマルトさんから作って貰った治癒魔法・中と治療魔法・中を役に立てたからでしょ?」


「それだけじゃ無いです。惑星(こっち)パンツに来る時に貰ったチートは、体内に魔石を持つ生き物と、獣を服従させるテイマー系チートだったんですよ。」


弱らせた生き物をテイム出来るスキルか……


「テイムした生き物となら会話出来るって説明されたんですけど、なのにどんな相手とも言葉が通じまして……。」


おお!役に立ったか!


「確かに便利でしたよ言葉が分かるって言うのは、色んな生き物と戦わなくても仲良くなれましたから。」


東郷君の表情が何かを思い出して暗くなった。


「でもそれのおかげで、野菜を収穫する時すら聞こえるんですよ。美味しそうですか?魔王様って……。」


あ〜ね……。


「ごめん、惑星パンツ・全種族語をあげたの俺だ……。確かに食事の確保に困るね……。」


「だからドラゴンさんみたいな卵生の動物や魔物から貰った無精卵から作った卵料理とマヨネーズしか食べてないんですよ。」


え?300年以上?


「今では立派なマヨラー大魔王ですよ僕って、アハハッ……。」


「ほんとにごめん!聖域に来れば大丈夫だから色々食べられるから。」



 タブレットを出して言語理解・日本語を沢山量産しながら東郷君に五体投地で謝罪した。


東郷君は五体投地を知らなかったようだ。

スナイパーか!なんて言って机の下に隠れてた。


違うよ東郷君、最大級の謝罪スタイルだよ。

苗字は眉毛ゴン太のあの人と同じだけどさ……。




  惑星パンツの衛星の1つ、白い月の中で。


「私は離脱する。無茶だよ、冥王や終焉やテューポーン並の化け物が居座ってるんだよ、惑星パンツに。」


「確かに、300年程前の、あの時の声と神気はヤバかった。義体になる前のテューポーンと同一の神気を感じたからな。俺も離脱したい。」


「何を言う!地球から様々な者を奪ってこちらに移住させたのはテューポーンだろうが、地球に返してもらって何が悪いのだ。」


「でも地球って本来はテューポーンの所持する星だったんでしょ?」


「我々が入植したのはラフテルやマーズが使い物にならなくなった後だからな。それまではテューポーンや蟲神が治めていた星だな。」


「あの時に聞こえた声は、もう1つあった。神気を隠して居たのだろう、小さい存在にしか感じなかったがな。日本の神が総出で封印するなどと、我々だけで八百万(やおよろず)の神に対抗出来るか?」


「あの国の事だ八百万どころでは無いぞ、数百年あれば数千万にも増えているだろう神々も。」


「あ〜もうゼウス様、さっさと見つけて下さいよおぉ。」


「ゼウス様……女神の尻を追い掛けるのに忙しいんじゃ?それに宇宙の壁もありますから。」


「天の川銀河(むこう)とパンツァー銀河(こっち)じゃ時間の流れが違うから、ゼウス様でも時間が掛かるのは仕方ないさ。今は行動に起こさず待つのが正解だろう。」



いずれ来るオリュンポスの主神の為に、何が出来るか。

主神が来る前に権能だけ残して完全封印が先か。


白い月の中で、今日も神々が終わらない評定を続けている。


300年以上とか小田原評定の方がまだ建設的だよ。





さあラスボスフラグも立てましたよ。

ラスボスの正体はオリュンポスの最高神ゼウス様です。


こんな物語のラスボスになって貰うなんて、怒られそうですが、そこは気にしません。

それくらい心は広そうですからゼウス様って。


読んで貰えて感謝感激です。


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