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おっさん家!  作者: サン助 箱スキー
1章 始まりの1年
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初のギフト発動

最初のスキル作成です


 夜が明けて、だんだん作った流木と雑草の家がはっきりと見えるようになる。

あれだな竪穴式住居よりもっと簡素だ。もう少しマシな物が作りたかったが素手の現状を考えたら十分だろう。

どうせ寝る時は、透過して少しだけ浮いたまんまなんだろうから、周りから見えなければ良いやと妥協しておく。


 とりあえず何一つ工具が無い事が不便なので、何かしら作らないといけない。

工具を作るにあたって、何か使えそうなスキルが在れば、スキル作成のギフトでスキルを生成して自分に付与すれば楽になるんじゃ無いかと思い。スキル作成を発動させてみる。


ギフトを発動させようと考えたら目の前にテレビ画面ぽいのが浮かんできた。

触れたらポインターが動くからタッチパネルになっているようだ。

かなりの数のスキルが一覧形式で表示されている。


「ユーキャ〇かよ!」


地団駄を踏みながら、どう考えても有名な通信講座のアレっぽいスキルが。

英検3級とか会計士とか建築士2級とかカラーコーディネーターとか……

現状で使えねぇ!マジかよ……


焦りながら、画面をスクロールさせて行くと、ユー〇ャンぽくない部分もちらほら出て来て少しだけほっとする中に、鉄器作成技能初級と石器作成技能初級とあった。


鉄器作成技能をタップしてみると。素材になる鉄が無いと意味が無さそうな事が書いてある。

石器作成技能の方はとりあえず石と木と草が在れば色々作れそうなので、石器作成技能初級を生成してみる事にする。

失敗したら神力の実家に帰省で、1度地球に帰って生活の充実の為の知識でも仕入れて来れば良いと思いつつ、画面のスキルを生成しますか はい いいえ 、のはいを選択する。


画面が光り始めた。ヤバいと思いつつ目を閉じる。しばらく目を閉じていると、瞼ごしに見えた光もおさまり、今回は大佐のようにならずに済んだ事に安堵する。


目の前に普通サイズのビー玉程の玉が浮いている、それを手に取る。スキル付与と考えたら右手に掴んだ玉が手のひらに吸い込まれていく。


今手のひらに吸い込んだ玉は、スキルオーブと言う物らしい。

それ単体にスキル付与も付属出来る。他人に付与する時は、スキル付与を付属させたスキルオーブを作成すれば良いんだなとギフトの確認もしつつ、石器作成技能の確認をしていく。


どうやら、それぞの石器に適した石を選ぶ事や、どんな形に割れば作成しやすい、それぞの石の特徴。

石のこの部分と木のこの部分を縛ると使いやすくなる。等の石器についての知識が、作成技能初級の能力のようだ。


とりあえず石の斧と石の槌と石のナイフくらい無いと建材の確保も出来ないから、3種の石器を作るための石でも確保しに行こう。




戦闘スキル?何それ、生活の充実の方が大切でしょ?

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