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おっさん家!  作者: サン助 箱スキー
4章 鉄製の自転車モドキを作る為に鉄と加工手段を手に入れろ
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エルフは愛想がない

やっとファンタジー定番のエルフとドワーフを出せます。



 コンさんとアイさんに、南西の大陸で1番大きな国の鍛冶ギルドと木工ギルドに行って貰った。


俺の書いた求人広告……来てくれそうな土精人(ドワーフ)さん居るかな……



 求人広告を出した日から16日目、今月の最後のカラフル曜日、南西の大陸に神降臨……

まあ俺が行くだけなんだけどね。


「それでは、少し留守にしますね。」


「ニノ様、1人も来なくてもガッカリしないで下さいね。」


「ニノにい、留守は任せろ。若芽彦と春芽姫のゴハンはカツオ盛り沢山にしとくよ。」


カンタ君ダメだよ。太ったらどうするの!


アカさん、1人も来て無かったら諦めますよ。


と言うかアカさん……

酒造りがひと段落したからって弓の練習ばっかりしてないで、少しは他の鬼さんを見習って農業でもやればいいのに……




 南西の大陸で最大級の都市ヴルスト


先週から鍛冶ギルドに張り出された求人広告を毎日確認に来る土精人(ドワーフ)が二人。


髭も頭も白髪で、二人とも右手が肘の上から無く、種族特有のアルコール臭もしない。


「のう、ゴッペ。雇って貰えるか心配だな。」


「雇って貰えたら良いなドルト兄さん。」




 自由交易都市の門をくぐって最初に向かったのは、木工ギルド。


ちなみに自由交易都市をうたってるだけあって、無料で街の中に入れた。


 木工ギルドに張り出された求人広告は、1人も興味を示さなかったみたいで、受付に行ったら剥がされてて、掲示板の使用料だけ取られた……


しかも、受付のエルフの女性の愛想の無い事……


「ありゃダメだな。あんなギルドの紹介で雇っても、ろくな人は来ないだろうな。」


 因みに現地通貨は、聖域の地面を掘ってマントル付近までカンタ君に行ってもらって手に入れた金を、北西の大陸で換金して来たから、そこそこ持ってるよ。


それでも掲示板使用料が小金貨1枚って高く無い?

凄い損した気分にされたよ。

日本円で1万円くらい、神界ネットショップだと色々買えるよ……



 気を取り直して、鍛冶ギルドの方に来てみた。


こっちの受付は、女性の土精人(ドワーフ)さんだけど、髭で表情が分からん……


ビア樽体型の女性だけど、髭が無かったら愛嬌がある感じかな。


対応も丁寧だし、今日が期限なのに求人広告を貼ってあるし、掲示板使用料が小銀貨1枚、日本円で千円くらい。

凄く得した気分にさせられた。


「あちらのお二人が募集に興味を示してくれた土精人(ドワーフ)さんですか?」


丁寧に尋ねると、丁寧に受け答えしてくれた。


面接用に会議室を使いますか?と言われたけど、誰に聞かれるか分からないから断った。


面接は、お二人の家でやろうと思う。


「その求人広告を張り出した責任者のニノと言います。お二人に軽い面接をしようと思っているのですが、ギルドの会議室では無くて、お二人自宅で面接させて頂けないでしょうか?」


こっちを見る2人の土精人(ドワーフ)さん、ダメだ。

なんかガンモを拾った時と被る……


弱ってる生き物に弱いんだよな俺って。



イメージは、トールキンのドワーフとエルフでお願いします。


次回は少し暗い話です。ギャグありません。


読んで貰えて感謝です。

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