飼い猫の冒険 エピローグ
ガンモ主人公編ラスト
今日も縄張りの見回りに来てるよ、少し雨が降ってるけどね。
濡れるのはあまり好きじゃ無いけど、お家に帰ったらニノが乾かしてくれるから大丈夫。
いつの間にか春芽と番になったよ。
ニノは、もんもんしてるけど、でも喜んでくれてるはずだよ。
もうすぐ僕はパパになるんだ。僕のパパみたく強くなれてるかな?
春芽は僕のママみたく、強くて綺麗なママになれてるかな?
たまには会いたいね、お姉ちゃんとか弟とかにもたまには会いたいね。
でも、いいんだ。
だって僕は縄張りを持ってる立派な大人の猫だから。
パパの縄張りに入っちゃダメなんだから。
今日も頑張って見回りをしないとね。
ニノは、毎日天候操作って言って光る板を触ってる。
あれを触ると晴れたり曇ったり雨が降ったりするんだ、凄いよね。
「ねえ春芽、今日も平和だね。」
「うん、ガンモ君。平和だね。」
春芽のお腹もだいぶ大きくなってきたけどね、お腹の中には1匹しか居ないんだって。
何となく分かるんだって不思議だな。
ちょっと前から近所に住んでる緑の大きいのと、森からやってくる大きな木と、カンタとニノがちょくちょく遊んでるよ。
大きな体をぶつけ合って、それでも笑ってる。
今日は、カンタも参加するみたい。
僕と春芽は、皆が怪我をしたら直ぐに癒せるように、屋根の上で寝っ転がってるよ。
「ガンモ。ちょっと前に住んでた所に行ってくるけどガンモも行く?」
毎回聞いてくるんだけど、僕は行かないよ。
皆を見守るのがガンモのお仕事だから。
「行かないよ、でも行く前にち〇ーる下さい。2本下さい。」
やっぱりニノは、優しいね。2本持って来て右手で僕に、左手で春芽に、器用に絞り出してくれるよ。
「サーモーーーン!ウマーー!」
「サーモン美味ぃぃぃ。」
やっぱり美味しいね。
大きい雑草ハウスに住んでる、僕と同じ九本尻尾の大きなキツネのゴンは、今日もお昼ねだね。
日向ぼっこは楽しいね。ポカポカしてて眠くなるよ。
「縄張りは今日も平和だね。」
ガンモがふだんクンカクンカしてるのや、聖域の警備に行ってるのとか、枕元で寝てるのとか、匂いを覚えようとする所とか、こんな意味があったんですよ。
次回から通常の本編に戻ります。
ドワーフさんを迎え入れるつもりです。
どのドワーフさんを迎え入れるか決めるのに数話使うんだろうか?
ちなみに、トールキンタイプと言うかドヴェルグタイプのドワーフさんですよ、けしてロリやヒンヌー合法じゃありません。
女性でも髭があります。
読んで貰えて感謝です。
誤字、脱字、句読点の違和感などがありましたら教えて頂けると嬉しいです。