表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おっさん家!  作者: サン助 箱スキー
4章 鉄製の自転車モドキを作る為に鉄と加工手段を手に入れろ
109/347

飼い猫の冒険 守護聖獣と簒奪者

ハルちゃんと、なにか……


 色々話をしたよ。すごく可愛い女の子と。


ニノと遊ぶのも楽しいけど、春芽と話すのも凄く楽しい。


早く帰ってニノに教えてあげないと、可愛い猫さんが居たよって……


「明日も遊びに来ていいかな?」


「私は仕事中だから、あんまり遊びに来ちゃダメだよ。」


春芽は、どんなお仕事をしてんるだろ?僕の仕事は皆を治してあげる事だけど。


「どんなお仕事をしてるの?僕でもお手伝い出来る?」


「もう少しするとね、何時もの奴が来るの。そいつが誰かを食べちゃわないように戦うのが私のお仕事だよ。貴方は戦える?」


僕は戦った事なんて無いんだよな、ニノと狩りごっこならした事あるけど……


「戦った事なんて無いよ、でも何か出来ないかな?」


そう言ったら、直ぐに帰りなさいって言われたよ。


戦ったら怪我をするよね?怪我をしてたら治してあげるのが僕のお仕事だから。


「怪我をしたら治してあげる、だから僕もここにいる。ニノなら絶対そうしなさいって言ってくれるから。」


「ニっ…………あれ?貴方の名前は……ガンっ…………。」


「どうしたの?僕の名前はガンモだよ。」


春芽も僕の名前を言えない。

僕の名前はニノがくれたガンモなのに、皆が僕を若芽彦とか若芽様って呼ぶんだ。ガンモって呼んで欲しいのに。


「お父さんとお母さんは、貴方にどんな名前をくれたの?」


「若竹若芽彦だよ、でも僕の大好きなニノからガンモって名前を貰ったよ、だからガンモって呼んで欲しいな。」


「ガンモ君ね、やっと呼べた。ねえ、貴方はあっちの方に住んでる新しい主の眷属?」


僕とニノのお家がある方を見ながら春芽が眷属?って聞いて来たけど。眷属ってなに?


「よくわかんない、でもニノと一緒に住んでるよ。毎日美味しいゴハンをくれるんだ、それにすごく優しいんだ。」


「そう、やっぱり新しい主の眷属なのね。ちゃんとするわ。」


ちゃんと?なんだろ?って思った。


「私の名前は若葉春芽姫、聖域の西を守護する守護聖獣。新しい主の御眷属、ガンモ様初めまして。」


キリッとしてて凄く綺麗だ、ニノの所に連れて行って、ニノに見せてあげたい。


絶対ニノなら笑顔になるはず。そんな事を考えてたら。


邪魔してくる大きい何かが来た。


凄く嫌な匂いがする。沢山の血の匂い。


アイツ嫌いだ。


ニノは、怪我をさせたらダメだって怒るのに、アイツは血の匂いがする。色々な生き物の血の匂いが。


春芽の後ろ足から少し血が出てたのも背中に怪我をしてたのも、アイツがやったのか?


「早く新しい主の所に帰りなさい。あれは火吹き竜って言うの、強いのよ。この大地に住む生き物を食べに来るの、だから私が戦わないと。戦って何も奪わせないのが私の仕事だからね。」


そんな事を言っちゃいけない。戦うのは男の子の仕事だよ。


僕はガンモ、僕のパパさんは牛小屋の裏山のボス猫で凄く強いんだ。

僕のママさんは、牛小屋の裏山で一番しなやかで速い綺麗な猫、パパさんでも怒らせないようにしてるくらい強いんだ。


僕の名前はガンモ、ニノからいっぱい戦える何かを貰ってる。


僕は男の子、女の子が怪我をするような相手と戦うのを見てるだけ、癒してるだけなんて出来ないよ。


だから僕が戦うんだ。春芽はゆっくりしておいて。



火吹き竜?ただのトカゲでしょ?大きなだけ、ただのトカゲでしょ?



さあ、次回ガンモ初バトルです。

時系列で言うと1章の家を建ててるくらいの頃です。


でもコメディーなんだけどな……

ギャグ1つすら入れられないジレンマ……

まあいっか。と思って書きますね。


読んで貰えて感謝です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ