主要登場人物 ■エスタド王国
キリエに立ちはだかる大陸の覇者、エスタド王国の人々。
ガルシア・フアン・デ・エスタド
神聖暦1438年生(初登場時55歳)
プレシアス大陸最強の王国、エスタドの王。〈エスタドの大鷲〉と呼ばれ、恐れられている。
父の代から大陸において強行な領土拡大を図り、クロイツのムンディ大主教とは反目し合っている。
妻のペネロペは数年前に死去。長女のフアナが後継者となっている。
自信に満ち溢れた、堂々とした姿が印象的な男。
フアナ・イグレシアス・デ・エスタド
神聖暦1477年生(初登場時16歳)
ガルシアの長女。妹にイサベラ、アンヘラがいる。
母の死後、自らが父の後継であることを自覚し、積極的に政治の場へ参加している。
幼い頃、アングル王太子エドワードと婚約していたが、エドワードの夭逝で白紙になる。
その後、ガリアのギョーム王太子との婚約が持ち掛けられたがギョームが拒み、両国の軋轢のきっかけとなる。
穏やかで心優しい少女だが、父から受け継がれた強い意志の持ち主。
オリーヴ公ビセンテ・サルバドール
神聖暦1448年生(初登場時45歳)
父の代からガルシア王に仕える宰相。
ガルシアとは君臣を越えた友情の絆で結ばれている。
王の従妹カロリーナと結婚し、長男フェデリコ、次男フェリペをもうける。
冷静で寡黙な男。短気で暴走しがちな主君を抑制する手腕に長けている。