主要登場人物 ■ガリア王国
物語の第2の舞台、ガリア王国における登場人物です。
ギョーム・ド・ガリア
神聖暦年1475年5月28日生(初登場時18歳)
ガリア王リシャールの嫡男。
美しい金髪碧眼で〈ガリアの若獅子〉と称せられる。
母を省みることのなかった父を深く憎んでおり、母の死後、父に対して反旗を翻した。
母はアングル王エドガーの妹、マーガレット。キリエとはいとこになる。
冷静沈着で、文武両道。若いながらも王としての天性の素質を持つ。
リシャール・ド・ガリア
神聖暦1445年生(初登場時48歳)
ガリア王。
同盟のためにアングル王女マーガレットを妃としながら女癖が悪く、複数の愛人を囲っていた。
そのため嫡子であるギョームと衝突し、内戦が勃発。
実弟にも裏切られ、孤軍奮闘を強いられる。
アンジェ伯アルマンド・バラ
神聖暦1451年生(初登場時42歳)
ガリア王リシャールの腹心。
物腰が柔らかく、穏やかに見えるがその実は腹黒い人物。
機を見るに敏な性格で、世渡りがうまい。
女癖が悪い。
ルイーズ・ヴァン=ダール
神聖暦1442年生(初登場時51歳)
ガリア王国ビジュー宮殿女官長。
かつて、ギョームの家庭教師だったため、今でもギョームに対して発言権を持つ。
自分にも他人にも厳しく、激しい気性のため、人々から煙たがられている。
レイムス公シャルル・ド・ガリア
神聖暦1450年生(初登場時43歳)
ガリア王リシャールの弟。
内戦時は兄と行動を共にしていたが、後に甥ギョームに寝返る。
兄と違い、穏やかで控えめな性格。
ロベルタ・デ・レオン
神聖暦1453年生(初登場時40歳)
エスタド王国の属国、レオン公国の公女。シャルルの妻。
レオンの独立を願い、リシャールとの決別を夫に迫った経緯がある。
祖国と夫を愛するが故に周囲から理解を得られず、「レオンの頼もしいお嬢様」と揶揄されている。
パルム伯夫人ジゼル・ヴィリエ
神聖暦1463年生(初登場時30歳)
夫に先立たれた未亡人。バラの愛人。
話し上手で聡明な女性だが、どこか危険な香りが漂う美女。