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よつ葉とあしあと

作者: 雨空 雪乃

私が愛する、あの場所に寄せて

私はここから歩きはじめる

足跡はたったひとつだけだ

そう、この場所から始まる

この白い色は、わた毛の色

彼方のあなたに届くように


もしもわた毛に出会えたのなら

そっと声をかけて欲しいのです

きっとまた会えるように願って

このよつ葉をあなたへあげよう


私は白いわた毛

あなたは妖精

この世界ならきっとあなたも

自由になれるって信じている

この足跡は、私の歩んだ道を

このよつ葉には、あなたへと

幸運を、なんて祈りをこめて



いつの間にか、足跡はふえていって

この場所は、私の宝物でいっぱいに

お鍋にされそうになるのは嫌だけど

それもそう、きっと愛情の裏返しだ


私はここから歩んだ

あなたもここにいた

みんなでともに歩む

そう出来たのならば

もっと幸せになるね


足跡はみんなとの道になったよ

よつ葉には遥か彼方のあなたに

どうかきっと、届きますように

そう願いをかけているの


今夜眠る時は、そっと手をあげて

そうしてくれたら、あなたの夜に

このよつ葉とあしあとをおくるの


どうか、あなたに

よき夜とよき夢を

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― 新着の感想 ―
白いわた毛が、幸運の祈りをこめたよつ葉を贈る、その思いがとても伝わってきました。 たった一つの足跡から始まり、いつの間にか、みなとともに歩みながらふえていく足跡。足跡はやがて道になり、相手がここにい…
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