表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雰囲気文学  作者: もーふ
6/25

まだデートしようとは言えない

「たまには遠回りしてみようか」

 学校の帰り道で唐突に君は言った。私は今日は特に予定もないので了承する。いつもは真っすぐ駅に向かう道のりを回り道をして二人で駅に向かった。遠回りはしても話すことは変わらない。体育でバスケをやった時にボールを取れなくて顔面でキャッチしたこと、二週間後のテストのこと、調理実習でピザを作ったこと、そんな学校であったことをつらつら話すだけだ。話ながら歩いているとよく行くアイス屋さんが目に入った。

「なんかあった?」

「えっと私そこのアイス屋さんのクーポン券持ってるんだけど…寄る?」

「行こっか。今日ちょっと暑いし丁度いいね」

 いつも頼むクッキーバニラにするか折角なら食べたことのない新しい味にチャレンジするか悩んでいると、店内のポスターが目を惹いた。

「来週も来る?期間限定食べたい?」

ポスターを見ていたのがバレたらしい。正直すごく恥ずかしい。

「いいの?」

「うん。美味しそうだし」

「じゃあ、また来週来ようね」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ