M駅で待ってるね
この話が読まれている頃には、僕はもう死んでいることだろう。
現在、大学四年生ということで、僕は就活をしている。今年の三月から始めてるけど、未だに内定貰ってないんだよね。マジで死にたい。周りはみんな就活終えてる中、僕一人だけなんだよ。まだやってるのって。
ホント、ニコニコ笑ってるやつ、うぜーな。全員殺してやりてー。
就活するのが嫌になって、元々なりたかった小説家を目指すことにした。
僕の名前をみんなに認知させるためにも、何かコンテストに参加しようと思ったんだよね。そしたら、なろうの方で、ホラー企画やってるから、先ずは、ホラー小説を書こうと決めたんだ。
今回、題材が『駅』ということで、僕は必死に物語を考えた。だけど、幾ら頭を悩ませても、良いアイデアが浮かばなかった。
小説家向いてないのかなって、諦めかけたとき、気付いたんだよね。作り話が書けないなら、本当の話を創造すればいいって。
小説家は辞めて、僕自身が作品になろう! そう考えるようになったよ。
じゃあ、どういったお話にしようか。テーマは『駅』。うーん、難しい……。
そうだ! M駅をよく利用するから、そこで電車に轢かれて死のう! そんで、この投稿作品を見てM駅に来た奴全員を線路に引きずり下して、殺してやろう! 興味本位で来た奴や、用事があって利用している奴らもだ。
いや、学校の奴らも、選考受けた会社の人間も、家族もだな。
一石二鳥じゃないか! 作品になれるし、誰彼構わず殺せる。もしかしたら、その中に気の合うやつがいて、そいつらとお友達になれるかもしれない。
というわけで、僕は今、M駅のホームにいる。あと四、五分で電車が来る。
どこのM駅だろうね。楽しみだな。
これ読んでいる人間が『自分の使ってる駅じゃないよな?』って、ビクビクしてるのを想像するだけで、笑いが止まらない。
大丈夫。お前は僕が引きずり込んでやるから。きっと友達になれるよ。他の奴も殺す予定だから、寂しくなんてないよ。
投稿するのに時間要するから、書くのはここまでにするね。
最後にお別れの言葉を記すね。
お父さん、お母さん。今まで育ててくれてありがとう。早くこっちに来てね。
高校や大学で僕と友達になった子たち。仲良くしてくれてありがとう。いつでも遊びに来てね。
選考で落とした企業のやつら。お前ら全員許さないから覚えとけよ。
それ以外の赤の他人の方々。楽しみにしててね。
じゃあ、M駅で待ってるね。
さようなら。




