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お昼

俺は学校の午前の授業を終え食堂に向かうときに美ヶ原さんに捕まった。


「何をしてるんですか美ヶ原さん?早くしないと席がなくなるんですけど」


俺は昨日食堂にゆっくりと向かった。そしたら席がいっぱいになっていて、昼休みがすごく潰れた。

昼休みが潰れるのはすごく嫌だ。

俺は昼休みに睡眠を取らないと、午後の授業で意識が飛ぶ。


「お弁当持ってきたんだけど。食べる?」

「すみません、そこをどいてもらってもいいですか? 、、、、、、、え?」

「だから、お弁当を奏くんの為に作ってきたんだけど」


美ヶ原さん料理も出来るんだ。

俺は人生初の経験だった。女の子が弁当を作って俺の為に持ってくる事なんて、滅多にない。これはチャンスだ。


「マジ?」

「マジよ」

「わかったよ。いただくよ」

「じゃあ、屋上でいい?」


屋上?よくラノベとかである展開だがこんな事が実際にあるんだ。てかこの学校屋上あるんだ。

少し肌寒いかもしれないがまぁいいか。


「いいよ」

「じゃあ、行こっか」

「うん」


屋上は俺たち以外誰もいなかった。屋上には花壇とベンチが1つあるだけだ。俺はベンチに座った。その隣に美ヶ原さんが座った。

美ヶ原さんはお弁当を2つ出した。


「はい」

「ありがとう」


中を開けると弁当王道のおかずがぎっしり入っていた。いろどりも良くさすがだと思った。

俺は卵焼きを箸で持った。


「おいしい?」

「まだ口の中に入れてないんですけど」

「そう。早くして」


俺は急かされるままに口の中に入れた。

卵焼きはすごく甘くてふわふわして美味しかった。


「すごく旨い」

「ありがとう」


次に俺はハンバーグを箸で掴んだ。このハンバーグは冷凍食品ではなく手ごねだ。俺はハンバーグを口の中に入れ噛むと肉汁が溢れ出した。俺は無意識のうちにご飯を掻き込んでいた。一瞬でご飯がなくなっていた。

美ヶ原さん料理上手すぎだろ。

他のおかずもどれも美味しかった。


美ヶ原 可憐 視点

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

奏くんすごい食べっぷりね。可愛い。

よっぽど私の料理が美味しいかったのかしら?

朝四時起きで作ったかいあったわ。

よかったー

これだけ頑張ったんだからご褒美貰わないと


恥ずかしいかもしれないけど


「アーン」


奏くん困った顔しないでよ。

恥ずかしいんだから。


「うん。美味しい」

「お返しは?」


なんでこんな事言ってしまったの?私バカなの?

でも奏くんすごく顔赤くしてる。奏くんも同じか。


「美ヶ原さんいくよ」

「うん」


「アーン」


やばいすごく恥ずかしい。絶対顔赤くなってる。ご褒美のレベル高すぎた。



大森 奏 視点

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この美少女今度は食べさせ合いって

自分で言っといてやっぱり顔赤くしてる。前もそうだけどもっと慣れていることをすればいいのに

そうゆうところが可愛いんだけどね。


「お弁当美味しかったよ」

「そう。ありがとう」

「こちらこそ作ってくれてありがとう」


美ヶ原さんはコクリと頷き、教室へ戻っていた。


俺も午後の授業のために寝ないと。


「キーンコーンカーンコン」


チャイムが鳴った。

これは休みが後五分だよっていう合図だ。


「寝れないじゃないかー」


案の定、午後の授業は意識が飛んでいた。


読んでいただきありがとうございます。

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