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友達できる?

朝 俺は妹の琴によって睡魔から解放された。


ドンドン


「ふぎゃ」


俺は悲鳴をあげた。腹の上に違和感を感じた。

そしてすぐに状況を把握した。


「おい、妹よ朝からお兄ちゃんの上でジャンプするのはやめろ。結構痛い」

「私軽いよ」


そうゆう事じゃない。これは体重が重かろうが軽かろうが変わらない。


俺は琴が出ていった後、私服に着替えた。桜高校は制服はあるが、男子用はまだない。

顔を洗い、一通り準備して家を出た。



相変わらず電車の中には桜高校の制服に身を包んだJKがたくさんいた。俺は入り口付近に寄りかかっていた。朝 琴に無理やり起こされたので少し目を閉じていた。


突如、電車が急ブレーキをかけた。


ドン


「ふぎゃ」


俺は朝ほどではなかったが声が出てしまった。俺は下を見るとそこには、俺と同じ高校の女子生徒がいた。


「すみません」


女子生徒はすぐに俺から離れ謝った。


俺はびっくりした。

その女子生徒がすごく美少女だった。黒髪ロングのスタイル抜群の美少女だ。俺はこんな可愛い少女を見たことがなかった。


「大丈夫だよ」


俺は一言だけ言ったら、女子生徒いや美少女は安心し微笑んで自分がもといた場所に戻った。


俺はしばらく余韻に浸っていた。こんなラノベの主人公みたいなことが起こるなんて

(たった美少女が突っ込んできただけです)


電車は桜高校前駅に着き一斉に生徒が電車から出ていった。俺もその波にのまれ桜高校を目指した。



俺は校舎に入り教室の前まできた。

教室の中はとても賑やかだった。高音しか聞こえない。俺は教室に入り、自分の席に座った。

俺の席は窓側の一番後ろだ。


特に話し相手もいないので俺はスマホを取り出して、ゲームをして時間を潰した。俺のやってるゲームはパズルゲームとRPGが混ざったゲームだ。名前は「パズ◯ら」だ。まぁどうでもいい


俺は高校生活3年間ボッチで過ごすのかと思うととても辛かった。まぁ仕方ない。自分がテキトーに選ぶからこうなったのだ。自業自得だ。


しばらくゲームをしていると担任らしき先生が入ってきた。


「まず、委員会を決めます」


俺はどの委員会に属しても変わらないので余り物でよかった。しかし委員長にはなりたくない。

クラスで男子一人でただでさえ目立っているのでこれ以上目立ちたくなかった。


委員長が決まり、30分くらいたつと委員会が決まっていた。

俺は図書委員に決まった。俺は本を読む事は好きだったのでよかった。


「二限目は委員会です。各自の教室に行ってください」


クラスで図書委員は二人らしい。


「奏くん」


俺は声のする方に振り返った。どっかで聞いた事がある声だった。


顔を合わせると


「「あっ電車の」」


俺と女子生徒の声がハモった。

そこにいたのは電車で俺に突っ込んできた美少女だった。


「朝はすみませんでした」


美少女は改めて謝ってきた。


「大丈夫だよ」


俺は朝言った事をもう一回言った。


「よかったー」


美少女はとても安心していた。


「図書委員なの?」

「そうだよ。てか黒板に書いてあったよね」

「マジ?」

「ちなみに、私の名前分かる?」


美少女は前のめりになって俺に聞いてきた。俺はそれどころじゃなかった。美少女の谷間が丸見えで俺は目のやりばに困った。


俺は顔が少しだけ赤くなっていたのが自分で確認できた。


「わからない。ごめん」

「いいよ。私は美ヶ原 可憐」

「美ヶ原さん よろしくお願いします」

「なんで敬語? 奏くんって面白いね」


てかなんでこんな美少女と同じ委員会とか嬉しすぎるだろ。


「奏くん ラインやってる?」

「うん」

「交換しよ」


え、俺高校入学2日目で人生初女子のラインゲットしました。妹とは別だぞ。


美ヶ原 可憐 視点

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

やったー 奏くんとライン交換成功

まさか私が入学初日で一目惚れするなんて、今日はうまく一緒の電車に乗りボディータッチ成功 えへ

委員会も一緒だし、

奏くん結構かっこいいから、結構女子の中で話題になっているんだよね。

しかも私いきなり名前呼びってさすがすぎる。

絶対奏くんは誰にも渡さない。私のものにしたあげるんだから








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