入学
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俺は 大森 奏
春から高校生だ
俺が入学する桜高校とはどんなところだろう。楽しみだ。
この高校を選んで理由?願書を書いたら受かったからだ。でも、偏差値はそこそこあるらしい。
ぜってえリア充になってやる!
ピロロロ 携帯が鳴っている。
「誰だよ、こんな時間に」
時計の針は12時を指していた。
「もしもし」
「奏、俺だよ俺 健二だよ」
「なんだ、健二かよ」
「こんな時間になんだ」
「お前の行く桜高校って変な噂があるらしい」
「なんだよ。変な噂って」
「俺もわからない」
「はぁ?」
「まぁ気をつけてな じゃーな」
プチ 電話が切れた。
なんだよ噂ってちょっと怖いなぁ
大したことじゃないだろう。
今日は寝るか
入学式の日
ピッピッピッピッピッピッ
俺は目覚まし時計アラームと共に起きた。
緊張するなぁ 友達できるかなぁ
中学の頃のやつ誰も桜高校に入ってないんだよね。
「奏お兄ちゃん起きてる?」
部屋の外から可愛い声がする。
妹の琴だ。 二人暮らしだ
「起きてるよー」
「よかった 朝ごはんできてるからねー」
「うい」
俺は私服に着替えた。桜高校は制服がないらしい
俺は妹と一緒に朝ごはんを食べた後学校へ行く準備をした。
「行ってきます」
「行ってらっしゃい 奏お兄ちゃん」
桜高校までは電車に乗り桜高校前駅で降りる
俺は改札を通り桜高校前駅行きに乗った。
電車に乗った。車内にはたくさんのJKがいた。
全員同じ制服だった。
俺は高校ってこの近くにもあるんだ。
俺は音楽を聴きながら、電車に揺られた。
「次は、桜高校前駅〜桜高校前駅」
とアナウンスが流れ、俺は降りる準備をした。
俺は車内の違和感に気づいた。同じ制服を着たJK達がみんなドアの前に集まった。
「ドアが開きます。ご注意ください」
とアナウンス流れと同時にドアが開きJK達が一斉に降りた。
俺は桜高校前駅って近くにもう一つ学校があるんだ。へー
俺は急にトイレに行きたくなってきた。学校でするより、楽だろうと思い トイレに行った。
トイレを済ませて学校に向かった。
桜高校は駅を出てすぐだった。正門を通ると、俺は驚いた。この学校制服あるじゃん。
でも、入学手続書には書いていなかったようだ。
俺はまぁいいかと思い、自分の名前が書いてあるクラス名簿を見て、俺は三組らしい。
俺は靴を履き替え、教室に向かった。
教室に入り自分の席に座った。何故か視線を感じた。クラスメイトは俺をチラ見しながらコソコソ何かを話しているようだった。
すると、クラスメイトの一人が俺に話しかけてきた。
「ここ、女子校ですけど」
「え?」
俺はやっと気付いたのだ。
桜高校が女子校であることに、、、
俺の制服がない理由 同じ制服を着たJKが電車に乗っていたこと 全てが繋がった。
「まじかー」
俺は大声で叫んだ。
読んでいただきありがとうございます。
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