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永遠の友情と青春。  作者: 結季奏
1/5

1、足立真咲

下手くそで、読みにくいですがよろしくおねがいします!

ゆったりと流れる時間。


夏も終わり、冬服に衣替えした。

カーテンを揺らす風は少し冷たい。


隣に座る女の子はこっくりこっくりと船をこいでいる。

理科の授業はいつもこんな感じだ。

起きてる人の方が少ないんじゃないかと思うぐらいに、みんな寝ている。


「おーい、起きて」


つんつん、と肩をつつくと、その女の子は目をこすりながら伸びをした。


「あーよく寝た!

起こしてくれてありがと。足立くん」


「どういたしまして、森木さん」


「はあ、まだ授業中なのかぁ。ねむい……」


「ちゃんと起きてないと森木さん、成績下がっちゃうよー?」


「それは、大変だ。高校行けなくなっちゃうね。ふふふ」


「うん。受験生なんだから頑張らないと

森木さんは、どこ行きたいの?」



「こら!そこ!授業中にしゃべるな……ああ。足立か…どうしたのか?」


「なんでもないです。先生」


「なら、いいんだが」



キーンコーンカーンコーン……♪


授業を終えるベルがなる。

長い長い50分がやっと終わった。


学級委員の僕は号令をかける。

次の授業は体育だ。


「おーい、真咲まさき!一緒に行こうぜー」


友達が呼びかけてくる。彼の名前は松田光まつだひかる

小学一年生からの仲だ。


「お前羨ましいよー。授業のときとか、全然先生に怒られなくてさー」

「そんなことないよー。光も怒られないじゃん」


「そんなことあるって。俺がしゃべってたら先生すぐに切れるもん。真咲は、学級委員もやってるし、賢いし、イケメンだし、スポーツもできるし、なんなんだよー!俺にも分けてくれー」


「やーだねっ」


廊下をかけ出した。


「おーい!松田くん、足立くん。急がないと授業はじまっちゃうよー?」


キーンコーンカーンコーン…♪

授業が始まった。


体育。

正直にいうとあんまり好きじゃない。

なんと言うか、本気になれないから。


ぴ!

笛の音でボールをなげる。

今日はバスケットボールの実技テストだった。


十回投げて何回ゴールできるか。


がこんっ!

ぼうっとしてやっていたら、気づけば9回いれていた。

……ここで一回外しておいたほうがいいのかなぁ。

なんて、余裕で考える。


「やっぱり足立くんかっこいいよねー」

「ほんとほんと!他の男子とは全然ちがうよねー」

「だよねー!」


こんな声を耳に挟んで、僕は一回外しておいた。


「最後だけミスるとかかわいいー!」

「だよね!」


はぁ。

ため息をつく。


「あーだーちくん!」

肩にぽん、と誰かの手がふれた。

あわてて、体を離す。


「…あ。………ごめん、ね……」


「別に、いいよー、それより、とってもバスケ上手なんだね!スリーポイントのとこから9回も入っちゃうなんて。あたし尊敬したゃうよー」


「ありがとう」


「よかったら、放課後とか練習つきあってくれないかな?

あたし、すごく運動苦手でー。」


「ごめんね。僕、放課後はいそがしいから…」


「あ、そっかー!じゃあ暇な日があったら、ぜひね!」


「うん。ごめんね」




「きゃー!足立くんと話しちゃったあ!!」

「いいないいなー!」


はぁ。


どん、と肩に重いてを感じる。こんどは誰だかすぐに分かる。

「光ー。やめてくれよー」


「お前、最後手ぇ抜いただろう?もったいねえな!」


「なんか……」


「分かってるって。嫌なんだろー。キャーキャー言われるの。

てか、女子が苦手なんだっけ?

俺は羨ましいけどなぁ」


「うん。どうしたらいいんだろう」


「でもさ、森木なら大丈夫なんじゃないのか?

俺よりも長い間いっしょにいるんだろう?」


「うん」


「あー。でも森木が大丈夫でも他の女子が苦手なら無駄かぁ」


ふと、森木さんを見てみると、体育倉庫の中で1人お昼寝していた。

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