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てめぇら全員イカれてるっっ  作者: カンパネルラ
5/8

痛み

以前書いたものです

よく意味の分からない仕上がりに。


「その体の刻印は、消えることはないよ」

 

 彼は笑いながらそう告げる。


 ああ、なんてうれしそうに笑うんだろう


 私はうつろに彼を見た


 彼は先ほどまで私に押し付けていた煙草の火を、灰皿でぐいぐいと揉み消している


 きっと彼によってつけられた体の赤い花は、消えることはない


 罪の証として赤々と咲き誇るだろう


 これから先も、ずっと


 カーテンの隙間から差し込む朝日に照らされた赤い火傷は、悲しそうに私に微笑んだ

 

「よし、それじゃあもう行くから」


 彼はドアの前でにっこりと笑い、私を招き寄せた


「いってきます、ほら」


 彼は中腰になって私の顔まで背を低くした


 いつもどおりに私は彼の頬にキスをする


「いってらっしゃい。おにいちゃん」


「うん。家の中でも、十分気をつけて。また変なヤツと仲良くしてたりしたら俺、



お前をどうするかわかんないから・・・・・・・・・・」



 冗談じゃないよ?と笑うおにいちゃんはその仮面を剥ぎ取ったらどんな顔をしているんだろう


 やっぱり、よくわからない


 なんでだろう


 あんなに優しかったおにいちゃんが急に怖くなった


 ぽろぽろと涙がこぼれてくる

 

 ずっと、ずっと、こらえてた


 でも我慢の限界だったみたい


 言葉の代わりにあふれ出したんだ


 おにいちゃんはそっと、私に小さくキスをした


「お前はずっと俺の手の平にいればいい。俺以外を見るな。俺だけの、お前でいろ」


 やっぱりおにいちゃんはよくわからない


 怖くて、不思議で・・・・・・でも優しい・・私のおにいちゃんだ



おつかれさんです^^


一応補足説明


・親は早くに他界


・兄は進学を諦め就職して3~4年?


・妹は大体中学~高校くらいかな。


・男の子と仲良くしてるのを目撃され折檻。学校も退学、通信教育に。


・ほぼ軟禁・・監禁?うーんいまいちわからんが自由はあんまり無い


・最初は小学生で、兄は高校生くらいを想定してたんですけどなんかムリあんじゃね?と思いまして設定変えました

あんまり小説自体はかわんないですけどww

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