第1話 超能力者
この世界には人間離れした力を持つ人間がいるという。
それらを信じる者もいれば信じない者もいる。よくテレビとかで自称超能力者が出ているが、そのほとんどはイカサマかタネが存在している。
「またこれかよ、どうせなんか仕組んであるんだろ。」
「すげー一体どうなってんだ!?」
反応は様々である。しかし、本物がそこに実在したらどうなるか…。
この世界には存在した。生まれ持って人間離れした力を持つ者たちが…。
全ての始まりは、新潟県のとある田舎に住むある高校生がきっかけだった。その高校生の名は「さとし」で部活は美術部で得意科目は体育、成績は特にずば抜けているわけでもなく、運動もそれほど良くもない。友達も大していなく、ほとんど孤立している。なぜならさとしは皆から気味悪がられているからだ。
さとしの特徴として身長は170cm、体重は60kgと小柄な方で、髪型は他の男子より長くかなり不気味な印象である。先生も髪型に注意しているがさとしは全く聞かない。特にイケメンというわけでなく、ただ暗い奴という印象しかない。そんな冴えない高校1年生であるさとし。でもこの少年は超能力を研究する趣味を持っていた。