事の始まり4
「何? 神様って恋とかしないわけ?」
「するしないと言うより大体みんなは同じ家族だと思っているのか多いかな? 別の世界の神様だったらまだ聞いたことがあるけど」
「という事は世界ごとにいろんな神様がいるってこと?」
神様から聞いた話によると、1つの銀河にいろんな神がいてそれそれ違う役名になっているらしい
今目の前にいる神様の名前が「リュセル」魂の輪廻を担当している神だって
「まさか銀河ごとに神がいるんだなんて.... 1つの世界に色んな神がいるって思ってた」
「そりゃ1つの世界に1人で守るより全部まとめて、それぞれの担当する部分を見た方が管理しやすいだろ?苦手な分野もあるし」
「そういうもんなの?」
「そういうもんさー、こういうのは得意分野っていう奴を活かせればそれで世界が回るさ」
なんだかよく分からないけど神ってこういうもんなんだって思えるくらいにゆるい、強いて言えば友達距離?ってくらい話しやすい
「それより私ここにいていいわけ?」
「よくはないね!」
「。。。。で?」
「安心してもうちょっとくらいなら大丈夫〜それに君に聞きたいこともあるしね」
「聞きたいこと?」
どうも転生するにあたって幾つかは便器を測ってくれるらしい
どんな希望があるかどんな力が必要か云々で希望はないのかって
それはもちろんあの人を守られるならなんだって欲しいこれから行く世界はどんなところもわからない
先に準備することができるんならそれに越したことはない
と言っても何がいいだろう?
体力?知識?格闘技?
全部ほしいけどやっぱり一番は格闘技かな、、でも体力がないなら宝の持ち腐れだし、知識がないならただの脳筋だし
「ねえ、これって一つだけなの?」
「いや?願いは一つだけど能力は一つとは限らないよ?例えば商人になりたいって言ったら運、人を見る目、知識とか希望に応じて色々与えられるよ~」
ほほう、思ったより頂ける力は多そうだ
でも願いは一つ。
そんなの感がなくても一つだけじゃん
「私は私の大切な人を守りたい、あらゆる危険から守りたい、隣でサポートしたい」