事の始まり3
「これは『導きの指輪』と言って2つあるんだ、これをはめると一番会いたい人が現れたら反応する指輪なの」
導きと言う事は、誰かのもとにたどりつくことになる?一番会いたい人誰だよ
ひなちゃん以外に会いたい人なんて。。。
うん?待ってこれってもしかして。。
「ひなちゃんに会えるの?」
「ひなちゃんて言うんだあの子、会えるよ?これから君が行く世界ではその日向の魂も行く予定があるから特別に今回は同時に送ってやるよ」
「同時に行ってどういう意味?ひなちゃんの未来を奪ったら承知しないよ神でも」
「だから最後まで聞いてって!!君の魂を一時保留して、そのひなちゃんの魂がこっちに来るときに一緒に次の世界に送ってあげるって意味!神が人々の未来や命などを勝手に奪って良いものなわけないでしょ!」
「はぁ。。なんだそういうことなのかびっくりして損したー」
「それ君が最後まで聞いてないからだからね?!僕は悪くないよ?!」
「だって私の脳は半分ひなちゃんでできてるから冷静でいられるわけないじゃないー」
そうよ、私は彼女しか興味ない
私の唯一、私の全ては彼女の物だ
「はあー、とりあえず冷静になったかな? この指輪の使い方説明するよ?」
神様から指輪の使い方を教えてもらった
これは今はめる物で生まれた時に指に跡がつく事なってる
その跡がある物同士は近くにいると反応するらしい
反応はどうなるかが人それぞれだったという
指が暑かった者もいれば本能がこの人だっていう者もいるけどこれは本当にあまり使う転生者が少ないらしく例もそんなにない
本当の心から望んでいる人しか効果はないらしいからだ
一方的でも両方でも反応するけど一方の方は相手は何も思ってないし跡もない
なんかすごいややこしいし複雑なんだけどまたあの子に会えると思ったらこんくらいへっちゃらだ
「私みたいにここに呼ばれた人って多いの?」
「全部で言ったら多いけどみんなそれぞれ違う理由だし、人や動物や草とかも含めて数百万や数千万年単位のレベルだからね〜」
「へーまさに世界の記録って感じの数よね、動物ならともかく草なんて考えてなかったわ あれか? 植物に付く神的な?」
「うんー まあそんな感じかな? これ以上は教えられないけど」
「別にいいのよ気になっただけだし、私はあの子の隣か近く見守るかそれともサポートできる位置がいい、それ以外はどうでもいいの、犬でも守神でもメイドや兄妹でも友人でもね」
「....そこには恋人ってないの?」
「その一に私は相応しくないと思ってる」
「なぜだ?」
「さあ?考えなかったことってのもあるけどなんだろう、居てはいけない気がするのよねー」
「。。。。」
「誰よりも大切で愛しくて守りたい、愛してると自信があるけどなぜか恋人になろうなんて思考がいかない、多分ひなちゃんもそれを思ったらしくて、私にいつも優しく普通の友人で接してくれるの
これなんていうかなぁ?友人以上恋人以下?」
「僕に聞いてどうするんのさ。。。というかのろけ??僕の惚け聞かされてるの?」
「それをご希望なら数時間は付き合ってもらうよ神様?」
「それはご勘弁ください」