事の始まり
私、立花ゆづるはどこにでもいる女子高校生で青春を歩んでいる高1だ
勉強もまあまだけどスポーツは得意
ボール以外の競技なら適当にやればある程度できる
今日だって助っ人として100メートル競争に呼ばれていた
結果は1で申し訳なかったけど部員の人にいい刺激になるからと時々呼ばれてる
帰りはひなちゃんと一緒に帰る予定で校門前に待ち合わせした
ちなみにひなちゃんこと阿賀湖ひなは私の一番の友人で私の大切な人だった
とても素敵でとても可愛くてもうこれは天使が降臨したとしか言いようがない
ひなちゃんはとても人気者でアーティストを目刺してるすっごい綺麗な人で歌がうまい
今はまだ事務所に属して間もないけどソロとして頑張ってる今度なんて番組に出るかもと嬉しいそうに言っていた
最初はSNS投稿から始まって、登録者も増えていってついにスカウトされて所属に
これからが大変だろうけど私も応援してサポートしなくちゃ!って思って色々と勉強した
そして今に至る
ここはどこだろうかと気になり周りを見ても白い雲しかない
この真っ白い世界には私1人しかいない
えっと、ちょっと待ってとりあえずさっきまで起こっていたこと整理すると
私は家に帰る途中だったよね?
確かマネージャーに関する営業向けの資料を買って帰ろうとした
歩いて角に曲がろうとした時になんか騒がしいなって思って覗いたら事故現場だった
車が突然暴走して近くのお店に突っ込んでいた周りは窓ガラスの破片ばかりで車の半分がお店の中に入ってた
見た時びっくりして固まってて怪我人が運ばされて死者はいなかったと
それだけで少し安心した、少なくとも目の前に人が死んでた所を見ていない
と思って動き出そうと角から出てお店の前通った時1人の声が上がった
「やばい!店から離れろ!!オイルが漏れてる!!」
そしてそっちの方向に向いた瞬間バーン!!と爆発が起こった
その爆発は小さいものでも大きい物でもなく真ん中のものくらいだったが運が悪く店の中で爆発してしまい物があっちこっちに飛んでいく
そう、私も目の前に飛んできたものは壁の破片のコンクリートの塊だった