ドヤ顔黒猫のご近所付き合い

ネコマスターさんの声が

コロナ過でパパが家に居る日が増えた。

とっても嬉しいから、足元でゴロゴロしちゃお！

「ネコちゃ―――――ん！」

！！

あの声はご近所のお婆ちゃん(ネコマスター)！

早く行かなくちゃ！！

「あら、来てくれたの？可愛いわねぇ！！」

ネコマスターは嬉しそうにしてくれている。けど、振り返ってびっくりしたの。

パパがパソコンを見ながら苦笑い。マイクを隠しながらこっちを見てる。

「ネコちゃん。ネコちゃ―――ん！」

私、ここに居るのに、何でネコマスターは連呼するのかな。

すっごくはしゃいでる様に見える。

１０分経過‥‥

パパはマイクで普通に話してた。

ネコマスターの声はとても大きいの。

遠くの畑に三毛姉さんが、呼ばれてるって分かる様に呼ぶために。

だから、さっきからの『マスターの呟き』は会社の人に筒抜けで、

画面の向こう側の社員さんは笑いを堪えて会議しているんだって。

後でパパが教えてくれたわ。

さすが、ネコマスター！！

「あ！来た！！！」

今日はゴミの日、マスターが通る前に窓際で『いるよ！』ってアプローチね！