特等席の猫事情
いつも窓からお外を眺めている私。
今日はゴミの日だから、あのお婆ちゃんが通るの。
ネコマスターは凄いの!!
キジトラ姉さんと三毛姉さんを従えて、ゴミ出しするのよ!
傍に居て、ネコマスターの右腕は『私よ!!』って一緒に歩いている。
そして、ネコマスターの側近には、お仕事があるの。
とくに日差しの強い時期や夏には特に重要任務ね!
ネコマスターさんはご近所のふれあいが大好き!
だから、ウチのママや近所の奥様と立ち話しちゃうの。
3分を超えると‥‥
にゃぁ―――! (早く帰ろうよ)
ナァ――――! (倒れちゃうよ?)
って、猫タイマー発動!
ウチのママは、自分に向かって鳴かれた事があって、ニュアンス的に‥‥
ンナゴォォォ――――! (長話してないで早く帰らせろゴラァ――!)
そう言われた、ような気がすると言って凹んでいたわ。
でも、この側近のキジトラ姉さんと三毛姉さんは、仲があまり良くないの。
ずっと前に大喧嘩をしてから、ネコマスターと歩くのは1匹だけ。
一緒に歩いても、5mの間隔を空けてついて来る。
私も何回も見ているけど、どうして仲が良くないのか分からない。
だから、ネコマスターの隣の席は争奪戦。
寝坊助な三毛姉さんは、朝だけ、キジトラ姉さんにその席を譲っている。
でも知っているんだ~
大切なネコマスターさんを任せられるのは、キジトラ姉さんを信頼しているって証。
私もここに来ていなかったら、ネコマスターさんの後を姉さん達と歩いていたのかな。