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クラウンゲーム  作者: 好きな言葉は酔生夢死、家から3歩出ることで毎日の運動タスクを消化し、健康的課題の高血圧については24時間断食することで対策を完了させている、200歳まで生きることが超確定した、常識はずれのバケモン
変態編
3/19

3 美しさの比率


 人間の顔には黄金比とよばれる比率がある。

 『髪の生え際から眉頭の下』:『眉頭の下から鼻の下』:『鼻の下からあご先』が1:1:1。これが美人の比率だ。


  この他にも、横幅の一番広いところが目の横幅の5倍、 鼻下からあごを結んだラインの中央に下唇の下にラインを引くなど。髪の毛や二重を直す以外にもっと根本的な矯正をすることが変態にはできるのだ。


 そして、そこからさらに化粧をすることで完璧な美女が生まれる。まあ、道具が高いからすっぴんだけど。


 そして体、胸を大きくするのは当然として問題はバストウェストヒップの比率。腰回りは細くするので胸はそこまで大きくする必要はないのだが、それでも迷う。しかも体全体のバランスも考えないといけないので調整が難しい。


 あっ、言い忘れてたんだけどどうやら私の体は自分の体の体積が大きければ、その分動かせる肉が多くなるらしい。しかも、いらない肉は切り取って捨てられるので、今はとにかく太りやすいものだけを食べている。


 ほかにも色々制約はあるのだが今は割愛して、とにかく私の自慢の肉体を見てほしい。


 髪はダークブラウン。顔は目鼻立ちをしっかりと目立たせつつもどこか幼さを残すことで20歳くらいを印象付ける(実年齢15だけど)。

 そして肝心の胸。これは特に時間をかけて調べ、色や形、あのときああなる向きなど厳選した。

 太もも、ふくらはぎ、足首の太さの割合5:3:2に調節したり、頑張りました。


 最後にお年玉を全部使って買った服を着れば――なんということか一気に大人の色気を漂わせる美女の完成である。


美紀「やばっ! 美しすぎる」


 化粧をするお金がないのは残念だが、これなら大物政治家の愛人だって夢ではないだろう。


 というわけで早速



―――



美紀「お母さん! 私明日都会に行ってくる!」


「あらあら、お友達とお出かけ?」


美紀「うん! お泊りするの」


「いいわねえ」


「はっはっは! 美紀はお母さんに似て美人だからスカウト受けたりしてな」


美紀「えー、そんなことないよ」





 翌日 深夜


 とある事務所の前に立つ。どうやらここに言っちゃ悪いが女にだらしない政治家がいるらしい。なぜ私がここにいるかといえば、端的にいえばその政治家にスカウトを受けたからだ。

 風俗に潜入するのも顔を変えられるので意外と簡単だった。


 そして、ここから私はあの禿親父とあんなことやそんなことをするだろう。残念なことは、皆さんにその状況をお伝え出来ないことか(小説家になろうの利用規約的な問題で)。というわけで【六崎(ロクザキ) 朱美(アケミ)】としていざ初陣である。


 


政治家「ふぅ…、最高だよ朱美くん。そういえば君はクラウンゲームについて知りたがっていたね」


朱美「はいぃ。最近、偶然ネットで見ただけなんですけど~。でもあんなの嘘ですよね?」


 ベッドの上で体を布で隠しつつ、手を取りながら少し前かがみになって尋ねる。


政治家「うんうん。じゃあ面白いことを教えてあげよう。じつはここだけの話、クラウンゲームっていうのは本当にあるんだよ」


朱美「え~、ホントですか~?」


 政治家はもったいぶってか咳払いをする。


政治家「ほんとホント。実は私会ったことがあるんでけど、いや~すごかったよ。大の大人20人を相手に無傷で勝利してたんだから」


朱美「へ~! 物知り~すごい! どんな人だったんですか?」


政治家「20代くらいのすかした青年だったよ。なんでも探し物があるとかいってたな」


朱美「え~、なんですか?」


政治家「なんと彼、コンタクトレンズを探してたんだよ」


朱美「こ、コンタクトレンズ?」


 あまりにも予想外の単語に思わず聞き返してしまう。


政治家「そうそう。結局見つかったのかわからないけど変な奴だったよ。じゃあ、今日は楽しかったよ。ありがとうね。これお礼の¥だよ」


 見たこともないような額が書かれた小切手を渡される。


政治家「じゃあ、また頼むよ」


朱美「はいぃ~!」




―――





 とりあえず、もらったお金でおいしいご飯を食べながら情報を整理する。


美紀(まず、その男が本当にホルダーだとして能力はなにかにゃ~)


 スパゲッティを巻きながら頭を回転させる。


美紀(まず、大人20人を倒したのは身体能力アップのおかげとして、考えるべきは特殊能力の方か。あえて使わなかったのか。使えない能力だったのか。もしくはだれも気付かないうちに使っていたのか)


 それにコンタクトレンズを探しているというのも気になる。コンタクトなんて今の時代宅配でもゲットできる。クラウンゲームのホルダーを名乗っていたなら、おそらく宝具だ。彼にとってそれが専用の宝具なのだろうか?


 だが、お金も含めてあの男と一夜を共にしたのは無駄ではなかった。


 食べ終わり、何の気はなしにスマホでクラウンゲームと検索する。一つだけヒットするそのサイトはおよそ10年前に書かれたものであり、おそらく書いていたのは【巫女(ミコ)】の称号を持つ女だ。


 自分の子育てブログで、日々の大変さや嬉しかったことを書き綴っている。しかし、最後のブログに『本日をもってこちらのブログを終えさせて頂きます。皆様、温かいコメントと応援を今までありがとうございました』を最後に更新が止まっていた。


美紀(まあ、多分死んでるだろうけど、それならもう少し情報を書き残しておいてほしかったなぁ~)


 でも、死人には興味ないので、頭を切り替える。


美紀(とりあえず、高校に入るまでに宝具かホルダー仲間を確保しておきたいねー)


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