再編)家が!ついてくる!?2話
今の所少しずつ出してますが、投稿が遅れる事がありますご容赦を「2022に再編中読みずらい所、訳読点はご指摘お願いします。」
午後、家に戻り昼食を終え飲み物を飲もうと冷蔵庫を開けると、消費した食材が戻っていた。
「は?食事取った筈だし、消費もしたのに使った食材が元に戻ってる、何だこれ冷蔵庫がチート?」
「俺にあるのは、元々持っている潜在能力、覚醒能力と技、培った技術と知識、後は筋肉の落ちた若い肉体だけか、・・・・はっはっはっ!ふざけんな!。」
ふざけてません現実です。
「はぁ~叫んでも状況は好転しない。獣に警戒しつつ下流へ行くしかないな、唯一の救いは防衛軍の訓練で使っていた物が有る事だな。ステルス青のバレットロングコート、ロング強化コンバットブーツ、篭手強化製、サバイバルナイフ、家が投げて寄越した刃のかなり長く重いククリナイフと盾。コートは、かなりブカブカだけど、これがあれば、ある程度の敵を避けていける、・・・・進むか。」
彼の掛けている眼鏡のような物は、バイザーと言い、マップ生命体探知機能が搭載されている。位置と距離が表示され、実践用に、一応距離2/50約2k先までに設定している、何が襲ってくる分らないので設定を変え50k先まで探知知可能にした。
疲れたので、二人?谷の端に腰を下ろし空を見上げる。家、隣に来て座る、旗から見たら何んてシュール光景だろう。
「ここはこの世界のどの辺りなんだろうな?、地図は無いがマップ在るだけまだマシだ、食料に関しては問題ない。ある意味恵まれてるなあ、モンスターを狩っても、達成感は無いな、必死だったのも在るけど、精神的に問題なさそうだ、軍で鍛えたお陰かな?なぁ?家。」
家)・・・・。
「はぁ、何語かわからんが、言葉みたいな物は不思議と出るんだな・・・、会話は出来ないな、言っている事は理解しているのかな?・・・一体なぜこの世界に何て考えても答えは多分得られないのだろうなあ。」
「この世界の動物生態系モンスターと植物は、元の世界には無い物が多くあった事だけでも良しとするか。これを研究していけば、いつか蘇生薬が作れて、みずきを元に戻せるかも知れないな、さて休みも終わりだ人のいる町を探さないとな!」
家)・・・・。
「行けども、行けども、森ばかり。渓谷の下は川だけど何時になったら森を抜けるんだ~。」
更に3時間が経過し森が途切れ始めた。
七)「やっと森を抜けたか、もう夕方になる、良い訓練にはなったな足が棒のようだ、ん?薄っすらとだが煙が見えるな、それも沢山だ!。この距離だと40k以上は在りそうだ、今日中に着くのは無理だな、下手に夜動けば恐竜や獣たちの餌だしな、人が居そうだと分かっただけでも大きな収穫だ。さて家に戻るか、しっかし本当に足生えてるな、しかも歩いてるし止まると引っ込むし、吹き出しは出るのに喋らないし、いやそもそも存在自体おかしい、俺の作った家なのにそんな言い方ないか。」
家)・・・・。
「・・・・もう少し進んでおくか・・・。」
草原に出て更に1時間歩く、森がかなり遠くに見える、身を潜める場所や岩場も見られなくなった。
バイザーにかなりのスピードでこちらに向かってくる熱源が在る。
「早いな!急いで逃げないと、隠れる場所が無い!あっ!!、家の中は・・、いや止めておこう、家が壊されたら元も子も無い。ククリで倒せるといいんだが・・・・、お出ましだ!・・・・、デカイ!・・・猪だな、ご丁寧に馬鹿みたいに長くて反り返った巨大な牙かよ、アフリカ象より立派じゃないか! しかも捻じれてるし、ドリルかよ、・・・・・こんなの食らったら一発であの世逝き確定だなこりゃ。」
猪は巨大5m50cm
「って牙が動いてる!、うわーっ、気持ち悪いな。ここは盾とククリで殺るしかないか、伊達に地球で猛者相手にして来て無いぞ!!。」
「随分器用に動かすな、きっつうー!、まるで鞭打に似てるが・・・、突き、払い、切る、叩く、見事な・・・動きだな!。」
「うっ、かわされた!・・・・普通は猪突猛進じゃないのか!・・・うお!足払いまで使いやがる!宮本武蔵かよ!。なんつー柔軟な・・・・、くそ強いな猪の癖に!、猪も猛者と同じように攻撃がえげつない!」
ド、ドカッ!牙によって吹き飛ばされる盾
「ふっ、うっ、うあーーーーっ!くっ!盾が跳ね飛ばされた。・・・ちっ・・・ホントに筋力が落ちたな・・・。」
歩方、瞬動、韋駄天、瞬歩等を使い闘うが、如何せん相手の毛皮が硬く強い。
ククリを持ち替え、腰を少し落とし抜刀のような構え、右押し切り上げ姿勢。
「この方法しか無い!・・・筋力が無いなら、鬼神闘気の、技で切る!」
鬼神闘気は日本人の遺伝子に眠る鬼の素子、遥か昔に人として生きて行くために己が血、肉、骨を与え食わせる事で子孫に残した遺伝子、今無き鬼神、覚醒遺伝でしか見られなかった過去、今では当たり前に使える時代になっていたが、特に先祖返りが発現した場合い、その能力が覚醒した時他を寄せ付けない。無論他の潜在能力や覚醒能力も幾つか使えるようになっている。
盾が無くなった事で、猪の目が、キラーン☆!と光ったように見える、突進してきた!。
「やはり突っ込んで来たな、基本正眼は正面は打ち合いは無理 。避けられないからこれしか方法が無い、平月は使おうと思えば出来るが同じ突きと突進、勝率は猪に上がる、攻撃は当たるが跳ね飛ばされる、立ち上がれず追い討ち掛けられて終わり。示現琉だと1発タイプで後が無い、体術も通じない、今の所身体の筋力や体力がロクに無い以上使える技や能力も制限される。やっぱり居合い抜刀しか無いなクソ!この!畜生が!。」
猪の突進を辛うじて避ける様に首を深く切りつける事に成功したが、
猪の勢いがあって止まらず家に突っ込む!
ドドドドドドド・・・・
バッキーーーーーーーン!!!!と言う大きな音が響く。
猪)「プギョオオオオオオオオオオオーーーーーーーーー!」咆哮が聞こえる。
「あーーーーーっ、俺の家が!、このクソ猪が!。」
家)・・・・。しかし家は壊れた様子はまったく無い、無傷だった。
「おいおい!お前本当に家かよ・・・・。家がチートかよ!」
家)・・・・。
鼻息荒く血をダラダラ流しながら猪が七夜の方に振り返る。
「猪の奴ふうふう言ってるよ、ああ、家の中に入っとくんだったなーっ・・・・、今更か・・、でも結構な量の血は流し続けてるよな、うまく首の頚動脈を切る事が出来たか?まだ元気だな・・・、タフすぎだろ!」
チラリと渓谷の方を見る。
「このままじゃダメだ、渓谷を利用するしか手は無いな・・、接近戦で今の俺には勝ち目が無いが、此処から落とすことが出来れば勝ちだ、・・・川は深そうだな・・、一か八かやってみるか。」
猪は七夜をロックオンしている。もう完全に捕食対象と言うより敵と認識されている、先程と同じように突進して来る。身構えて待つが奴の巨体と動く牙に翻弄され思ったように間合いが取れない。
しかし向こうも必至だあのデカい頭と牙を振り回し突っ込んでくる、余りの勢いと足元の悪さ、後ろは崖と言う状態で、思わず回避姿勢を取り剣を盾のようにして防ぐが、すぐ後ろは渓谷、落ちて行く高さは250m位ある。
「グッハアッ!不味い後ろが!ウッウァ、お、落ちる!」
足を踏み外し、落ちて行く。
「しくじった!川に上手く落ちれば助かるか?」
「そうでもなさそうだな、アホみたいにデカイ魚影が見える。奴さん気が付いてるな・・」
「次から次へと、餌の人生とか腹の中に入ったら、内側から三枚に下ろして食い散らかしてやる! 」
落ちながらそんな事を考えていたらなんと!
家が渓谷の壁に吸い付くようにして走っているではないか!!
「なっ!そんな、馬なな!おどろき過ぎてかんじゃったよ、重力の法則無視かよ」
家)・・・・。家、法則何それ?美味しいの?と言う感じだ。
「この非常時にそのわからん言葉、それは無いだろう!せめてなんか解るように喋ってくれ~~~~~っ!」
エコーが響いて行く、気が付けば、
バカデカイ魚のヒレが張り付き壁を上ってくる。
「ブルータスお前もか!!!、魚の癖に崖這い上るなよ!!!、そして歩くなよ!!!、どいつもコイツも常識法則破って来るなーーーー!!!。」
「こんな時に思わず馬鹿な突っ込みを入れてしまう俺って・・・。」
餌になる寸前、家から白く半透明な手が伸び七夜を回収、家が崖を上にあがる為反転、振り子の要領で物凄い勢いで魚が家にぶつかり、そのままデカイ魚は川に逆戻り、魚は腹を水面に浮かせてドンブラコ~!と流れて行く、家はそのままの勢いで壁を登り切り地上に着くと、そのまま七夜を猪の方へ、ほ、お、り、投げたー!!!。
「えーーっ!ちょっ、まだ戦えと?理不尽!?お?・・・猪がふら付いてる?出血多量か?もう立っているのも厳しいみたいだ。油断をせずに止めを刺さないとな・・・・。俺の晩飯になってくれ・・・。」
先ほど切りつけた場所に深く突き刺し喉に到達、絶命させた。
「やっと・・、勝った・・。この世界では元の世界の常識は通じない事が体感できた、もう何が起きても驚かんぞ。・・はぁっ、・・・しっかしデッケェな~~、普通の猪の40頭分ありそうだな、ククリが無ければ倒せ無かったな。切れ味すごいな・・。今のこの身体の方も慣れてきたし、でも今晩も筋肉痛に悩まされそうだな良くマッサージしておかないと、・・明日が辛い。お~い箱さんや、これ仕舞ってくれーっ。」
呼んでも出てこない。仕方が無いので家の中まで入る。
家)・・・・。
箱)・・・・。
「外から呼んでも来ないのか?呼び方悪いからか?・・・・箱さん、猪回収して貰って良いかい?」
箱が手のひらサイズに小さくなり手と足が生え、七夜の肩に乗る。
「連れて行けと?、・・これなんだけど解体したら肉出して貰っていいかな?、牡丹鍋にするから・・・。保存用に1つと、今食べるのに1つとりあえず鍋2つ作るから、一つは箱さん非常食でしまってくれないか?・・・。」
箱)・・・・。紙を七夜に渡す
「お!何々変異猪?、変異体だったのか!。突然変異種か通りで強い訳だ、知らなかったとはいえ、俺良く生きてたな~、本当運が良かっただけだな・・・・。」
素材、剛毛皮、捻り切り牙、鋭い蹄、剛骨、剛頭骨、極上豚肉80t、極上の霜降り豚肉30t、極上内臓40t、極上豚の薬血2000ℓ、極上豚骨、高燐光、等々。9千万
「硬いのは皮だけか。流石豚に類する生き物だな残す所が無いや、ふへへへ、ボタン鍋なんて滅多に食べられないからな、この世界で今の所唯一の楽しみが料理とは、免許取って良かった~!。それは良いけど箱さん・・。そろそろ肩から降りて貰っても良いでしょうか?。」
箱)・・・・。七夜の肩でターンを踏み、くるくると回転し決めポーズ片手を腰?にもう片手を上に?
「・・・・降りる気無いみたいだな、まっいいけど・・・。今気が付いたが水も電気も使える、一体何処から引いているのだろう・・・・、やはりそういう家なのか?、巨大だが猪が居る、他にも小型動物も居たし、でも何かから逃げてる感じだったな、一体どうなっているんだろうこの世界は?。」
色々な疑問を抱きながら晩御飯を作って行く。
「さてと完成しました、箱さんお願いします。」
箱)・・・・。
箱がボタン鍋を丸ごと仕舞う。
「う~んやっぱり、空間圧縮リュックやポーチより、箱さんの方が使える。リュックやポーチは歩かないし解体しないからな、さてお待ちかねのボタン鍋!。(ジュルリ)ぐへへへへ、頂きまーす。う・ま・い・ぞーーーーーーーーーーっ!、なんだこれ!なんだこれ!んほ~~濃厚な味、なのにサッパリしていて、臭みが無く、口に入れば肉は柔らかく、溶けるように何時の間にか、喉を通過しているでは無いか!此れは正に至高の霜降り豚と言っても過言では無い!美味い!美味い!箱、有難う君が解体してくれたからこんな極上の物が食べられる!感謝しか無い!金華豚なんかより遥かに美味い!。そうだ!、ベーコンにしたら更に美味いんじゃ無いか?よし早速やってみよう!。」
口から光が漏れ出すかのような状態である。
「箱が機嫌損ねないように、気を付けて大事に扱っていこうそうしよう。あっ、名前つけるのはどうかな。」
久しぶりに食事を楽しみ何時もの様にトーレーニングを行い、窓の外を眺めながら風呂に入り、みずきの所へ向かう。
「そう言えば若返ったんだよな?もしかしたら・・。」
地下8階に降り確認すると、みずきも若返っていた。
「何て愛らしくて綺麗なんだ!、一体どうなっているのかな?(布団をめくってみる)、みずきこの世界は普通じゃ無いよ、でももしかしたらこの世界で君を目覚めさせる為の何かが在るかも知れない、俺、この世界で頑張って見るよ。二人の幸せな結婚生活を実現させる為に、今日はもう寝るよ、君少しだけ冷たいけど、肌がスべスベで気持ちいいよ、良い匂いがする。愛してるよ、みずき、おやすみ。」
前途多難、町にはまだたどり着けて居ない七夜で有った。
再編)家つく!2話終わり、次回へ続く
お読みいただき、有り難うございます(。・ω・。)ゝ皆様に楽しく読んでいただけるよう、書いていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。(再編した文の流れはどうでしたでしょうか、感想をお待ちしてます。)