再編)家が!ついてくる!?1話
始まります、家つく本編、プロローグのあの重さは何処へやら、爆笑死にしそうな内容と、謎々だらけの異世界旅、皆さんも一緒に、今までに無いワイフ・ラヴの物語、後半では宇宙へも?まずは1話から楽しんでください。
「転移先は?ナビが機能してない!画面が死んでる、故障か?まずい、あっ、何だ急に意識が・・・。」
俺は七夜、愛する妻を化学組織の襲撃から守る為移転装置を押した、しかし着いた場所、
それは、見た事も無い巨木の森に囲まれた草原だった。火葬しても生身のままの最愛の妻を家の地下に隠して蘇生方法を探すために今、冒険が始まる。
「んっ・・ん、こ、ここは何処だ?窓の外、何で草原なんだ?人口建造物が無い!どういう事だ?外はどうなってる?おお、おっ?、月、・・2つ、青空に白い月が2つ、他の惑星か?・・・ん?空に、紫色のプテラノドン?まさか・・んな馬鹿な!中生代じゃあるまいし・・・。」
振り返ると見慣れた自分の家、
家の影からデカい顔の鳥らしき生物がハーァーイと言わんばかりに顔を出した、大きさが5メートル程有る。(笑顔?はっはは・・・、笑う鳥なんて見たことない!)
それが家の脇から次々に3羽、姿を表した。
「あれ、絶滅したドードー鳥に似てるな、ここはオーストラリアか?・・・デカイ・・・あっ?・・もしや、俺狙われてる?餌?・・・なのか?うおっ!こっち来た!くっ!逃げないと!っておい!体に筋肉が無い!!!なんで?、こんなヒョロヒョロじゃすぐ追いつかれ捕食されるーーーーくそーー!宇宙防衛軍で鍛えた筋肉がーー!!」
元細マッチョだった彼、脇めも振らず森を目指し全力疾走!
ドドドドドドドドドド・・・・・・・・・・・。
「なんだ?追いかけてくる足音が多い!まさか!更に増えたのか、群れなのか?」
走りながら後ろをチラリと振り返る!。
「えっえええーっ!なんだこりやーーー!家に沢山の白い足みたいなものが生えてる!しかも走ってやがる!」
鳥モンスターも後ろを振り返る。
「嘘だろう、何でこんな事が起こってんだーーー!」
その家に気付いたデカ鳥達は、向きを変え、家に向かい飛び掛って行くのが見えた。
「おお!家の方に走って行く、あ・・噛み付いた・・・家に跳ね返された、足達に引かれた・・・踏まれて、・・俺の家強っ・・・・あ・・・・家がこっちに向かってくる!」
七夜の家は20メートル程離れた場所で止まり、お座りでもするようにその足を内側に引っ込めた。
「あっ止まった?・・・足は何処に行った?それより俺の妻が居る地下は?」
急いで戻り、家の前まで来ると、
家の扉がバーンと開き、3倍ほど大きくなったククリナイフと盾がドスンと目の前に放り投げるように落ちてきた。
「俺の作った武器だ!だけど何でこんなにデカいんだ?」
「えっ、これで倒せと?お、重いぞこれ・・・・。 」
家)・・・・。(家がふんぞり返っている。)
まるで生き物の様に、そして何か言ってる。
「えっ?何だ?何言ってる??・・今はそれよりも目を回してる内に首狩ってしまわないと勝ち目がない、悪く思うなよ、・・・・・良し2羽は倒せたな、・・・・・後1っ・・ゴッフ!!」
背中から衝き飛ばされた、ごろごろと転がる。
鳥)「グエェェェェェーーーーーーー!」(突っ込んでくる)
「痛ってーーーっ!くっそ、デカイ!首を狙うのは無理だな!足狙うしかグフッッ・・!」
鳥の足で頭を押さえつけられる、メリメリと地面に頭が軽く沈む。
「ウグウッアァァァーーッ!」(いててて、俺ダメかもしんない、でも!)
痛みが苛む中、鳥の足をククリで切りつけた。足の骨に半分ほど食い込んだ、鳥がバランス崩した、もう一度同じ所を目掛けククリで叩き切る、その勢いで違う場所に同じように食い込みそのまま足が折れた、もう一本の足が七夜の腹部を貫いた!倒れる鳥、足を振り回す勢いで放り出された。
「ゴフ!ゴフ!ゴフ!ゴフ!・・・油断した、ああこりゃ致命傷だな、俺死ぬのかな・・・、弱い身体になったもんだなあ・・・・み、みずきっ・・・・。」
家から手が伸びて来てそのまま捕まれて家の中へ。液体を身体に浴びせ掛け、無理やり飲まされた、瞬時に身体が治り元に戻ったが、思いっきり外に、ほ、う、り、出される!
「えっ?な、なにすんるだ!おい!・・・・おおう?!貫かれた腹が治ってる!」
「何?止めを刺せと言うのか?」
家)・・・・。
「畜生、狩ってやりますよ・・、おっ、片足じゃ立てないみたいだな・・・、アレだけ大きけりゃ当然か、これなら頭の急所が狙える、悪いな生きる為だ・・・!」
「ぐっ!、やっと倒せた、はぁー疲れた、これ本当にドードー鳥かな?・・それともモアか?何にしても・・南無南無・・、ここに置いといたら血の匂いに惹かれて他の四つ足が来そうだし、家の中に運べばいいんだろうけど・・・、考えたら家に入るのか?デカイから血抜きして解体しないと、食べがいはありそうだけど・・、鶏肉だな。このククリだと重いから確かサバイバルナイフが俺の部屋にあったはずだ。」
その場に鳥を置いて取りあえず家に入る。
「家の外観は前と同じなのに、中は前より広くなってるなあ。外と中のギャップが凄いんだが、んんんん~~~~???」
見覚えの無い小さい箱がある。
「何だこれは、襲ってきた奴らの置き土産か?」
初めは警戒しながら触っていたが、そのうち叩いて診たり、蹴って診たり、持ち上げて落として診たり、投げて診たり、壊れる気配も反応も無い。危険は無いようだが手と足が出てきた、飛び上がり七夜の尻にアタック!突き飛ばされ前かがみに床に倒れた!まるでぞんざいに扱うなと言わんばかりである。
「がっはぁーーオウフーゴホゴホ!尻が腹がーっ・・んっ手?と足?が生えている?・・こいつもか、こんな無機物が在るのか?・・・ごめん悪かった。」
箱からはタコのように白い物が伸びて、その先は手も足も丸くなっている。
箱)・・・・。
「えっ?言葉?・・・お前も家も何語だよ!さっぱりわからん!!」
トコトコと歩いて、外へ出て行く。
「おーい、何処行くんだよ」
その後について行くと、箱から白い両手が伸びて鳥をわしずかみ、それを箱の中に吸い込こんだ!
「う、嘘だろ!あんなデカいもん、どう見たってあの箱より、いや、もう何が何だかわかんねー!」
口が閉まると箱から紙がまるでコピー用紙がでるように出て来た、七夜の手にハイみたいに渡された、
そこに書いて有った物は受け取り証だった。
「ええ~っと何々、ドードー鳥の皮580k、ドードー鳥の肉2750k、ドードー鳥の刃クチバシ3個、ド-ドー鳥の折れた爪1個、ドード鳥の鋭爪5個、ドードー鳥の骨1040k、ドードー鳥の手羽先6個、ドードー鳥の羽毛90kドードー鳥の頭3個、B玉サイズの燐光石3個、????箱の中で解体までしてるんかい?!」
「はぁ~もう難しい事を考えても仕方がない、この際そういう物だと思おう。」
「動く保存ボックスか?アイテムボックス?それにしてもここは中生代?木が大きいから白亜紀か?それとも他の惑星?」
家の中に入り、洗面の鏡の前。
「あーーっ、やっぱり筋肉が落ちてる、ウーっ鍛えた筋肉返せ!??・・俺若返ってる?13歳頃の身体じゃないか!しかしどうなってるんだ?昨日俺確か仕事を終えて帰ってきてみずきのそばで・・、」「み、みずき!」
地下へ降りるエレベーターは元の場所に有った。8階のボタンを押す時間がいつもより長く感じる、扉が開いた。そこにはいつもと変わらない状態の妻がベットに横たわって居た。
「ああっ、みずき良かった。それにしてもこの家はいったいどうなってるんだ?中は異空間みたいだし、外は異世界のような気がする、朝襲われて家ごと移動するボタン押したんだよなあ・・・・。」
「もしかしたら誤作動で・・・、異世界転移か?!外にでたら竜みたいな奴飛んでるなんて、それしか考えられない。」
「ハア、取りあえず上に戻るよ、みずき俺、生きて又君の所にこれるかなあ。」
最愛の妻のほほにキスをする、上に戻りまた鏡の前に立った。
「俺ってこんな顔だったっけ?それにしても度肝を抜かれる事ばかりで、せっかく有る能力も鍛えてきた技も何んにも使う余裕なかったなあ。」
13歳の彼は外見は、ショタ(正義感溢れる人の事)が悶絶しながら鼻血を吹き出し、涎垂らすレベルの外見で美麗で中世的な顔である。(本人自覚無し!彼は宇宙の民と人間のハーフ)後に出て来るが、身体能力と持っている技,潜在能力は、無双に匹敵する。
「家は広くなってるし所々みずきの家の部分がある、その上ラボの部分も見受けられるって事は、みずきの家が俺の家に吸収されたのか?ついでにラボまで、一体どうなってるんだ?上には上がれる地下も行ける。うーん、とりあえず外の探索が優先だな考えてもしょうがない、部屋に置いてある圧縮リュックに食料関係入れて逃げる時囮にするか、・・・はぁ何にしてもいきなりだし近くに人が住んでいると良いいんけど。」
外に出る、少し生暖かい風が吹き抜ける。
「しっかし、木の一本一本が御神木3本分の太さが有る、まるで小人になった気分だ。肉食獣なんて居なけりゃ最高だったんだがな、・・・・やっぱり、家に足が生えて付いてくるなあ、木の幅に合わせて縮んだりするし普通の木は家を避けるしどういう法則原理なんだか、まあ、家に帰る必要は無いけどね。」
探索を始めて5時間、川を探しながら山を下って行く。今だ深い森が続くがちらほらと大きな岩が目立って来た、渓谷からか水が流れる音が聞こえて来る。
「やっとか、よし!谷に沿って下って行けば町か村ぐらい在るかも知れない、とりあえず家で昼飯にするか!」
再編)家つく!1話終わり、次回へと続く!
皆さん、どうでしたか?誤字脱字も功徳点も多いと思います。それでも再編し加筆も加え前よりも良くなったと思って読み進めて貰えるとうれしいです。