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再編)家が!ついてくる!?  作者: 九曜紋s
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再編)家が!ついてくる!?プロローグ

始めての投稿となります、お手柔らかにお願いいたします。気に入らない方はバックボタンをクリックして下さい、そうで無い方はお楽しみください、プロローグは少々暗く過激な内容を含んでおります、しかし本編は涙が出るほど笑える小説です、苦手な方は1話からどうぞ。「この前書きを書いてから、随分年月が経ちました、2022年、ある人の助言を受け大幅に再編成しました。ストーリーも、より深くなり読み手の皆様に、又読みたいと思って頂けるように、続けて行きたいと思います。まだ工事中の話も有りますが、そこの所は、ご容赦ください。」

 


                



                  プロローグ  



俺は、千葉七夜ちば ななや27歳、日本人と宇宙の民のハーフだ。今から487年後、未来の地球は宇宙の民と呼ばれる人達と交流を重ね宇宙旅行や他の惑星で暮らす事も出来る世界になっている。そんな環境の中、俺は超難関と言われる調理師免許及び土木建築系免許の取得試験に受かった!

この取得を10歳の頃からに待ってる人が居る。「約束から15年、これで愛するみずきを迎えに行ける!」


「えっ、こんな免許で?まあ大昔ならそうだろうね、ではこの免許の価値を教えるね、それは惑星移民計画の所為なんだ。何処でも住める惑星も食文化の違いや環境の違いで住む建物の形や仕様は変わって来る。だから科学知識、機械工学知識も同時に学ばなければいけない、その為超難関と言われているいるんだよ。」

.

彼は孤児だった。12歳の頃から朝から晩まで働き、夜は実務と試験勉強、有る約束を果たす為に努力して居た。170年前、本格的に宇宙の民と交流が始まり、大学までの知識を睡眠学習で学べるようになり、子供の脳が大きく発達する年齢、6歳までに大学までの基礎知識を睡眠学習で学ぶことが義務化されていた。

宇宙の民達は長命で高度な知能を持っているが、出生率がとても低い。

そこで出生率の高いこの星に惜しみなく知識や技術を提供する代わりに、地球人と交配し子孫を増やすと言う交換条件の元、地球人の他の惑星への移住を推し進めた。結果、

人口30億人だったのが、29億5千万人が移住してしまい、それで地球は大変な状態になった。(この星の指導者は馬鹿だな)、しかし、他の惑星に定住した人々に、今更地球へ戻ってくれとは言えない状況なのだ。(移住先の惑星が住みやすけりゃあ、戻らないよね)地球人はたったの5千万人。

他の惑星から、地球に移住して来たのは同じく5千万人、合わせても1億人。人が減った恩恵で、この170年で動植物が一挙に増え食糧問題は解決したが、危険な動物が増え人が襲われ捕食される危険性が高まり、中でも力の弱い宇宙の民が犠牲になる事が多かった。

(俺の親も食われた。)この時代では食物連鎖上人間が最弱である。常に武器の携帯が推進されるが、上手く使えなければ無用の長物。

被害が増え、人口が減り、戦闘経験のない一般人も増えた。

その為、産めよ増やせよの時代になった。

12歳で精通すれば大人扱いになる、女の子も初潮をむかえると大人の仲間入りをする、しかし派手に祝い周りに知らせる為、一目瞭然、そのパンツが晒されるのだ。(恥ずかしい。)

宇宙の民の外見は我々地球人と余り変わらない。古い本で見たエルフのようだ。(少し耳もとがっているしね)物静かで髪がとても美しい、もしかしたら大昔地球に来ていた彼達を見た人間が、物語として記録した物なのかもしれない。全体的に痩せ型の大人の様な感じである。背丈はとほとんど変わらない。



俺が13歳の時、何気ない気持ちで宝くじを50枚買ったら、連続で5枚が大当たり500億の莫大なお金が急に手元に入ってきたんです。あまりの幸運に未来の運まで使い切った?とドキドキしました、でもせっかく入って来たんだ、そのお金の有効な使い道を考え、沢山の資格試験を受ける事にしました、それも愛するみずきの為。12歳で俺は伴侶と成る美しい人にプロポーズしました。彼女は幼馴染だった。

孤児に成り離れ離れに成ったけど、俺たちは連絡を取り続け、愛を育てて行ったんです。

お金が入り働く必要が無くなった俺は、免許を取得する為ひたすら学び、そして全て手にいれた、国や人々に役立つ物を研究し作り、それを排出しました。その功績が認められ、信頼の証、危険物以外なら全て作って良いと言う、個人製作許可を貰え、思わぬ後ろ盾が出来ました。

その後も努力と研鑽を積んでいき、民たちに合わせた妊娠しやすくなる媚薬、妊娠誘発剤など、副作用が起きないものを作り、その妊娠新薬のお陰で人口も徐々に増えて、ひ弱な体は軍の指導による体力カリキュラムで改善され、そのお陰で全体的に民達の体格が地球の人間と同じようになって来ましたが、

例外も有りました、俺です。

俺はハーフでしたが頭脳は優れていても何故か極端に体力は無い、宇宙防衛軍(銀河系宇宙局太陽系方面地球防衛軍本部)で、本格的な訓練及びサバイバルを付きっ切りで指導されました、死にそうなくらい肉体を苛め抜き、そのお陰か見た目は変わらないが超最強に成れた、顔は何処にでも居るフツメンだけどね。・・・・(書いてる作者がツッコミたい、お前ハーフエルフの外見じゃないのか?)

浅井瑞姫(あさい・みずき)、彼女の為だけに、東京都市部から電車で1時間程外れた川が近い穀倉地帯を、あの資金で購入し、家は俺が建築しました。あらゆる事態に対応出来る作りにしたし、中は忍者屋敷の様な隠し部屋、隠し通路も作った、俺はかなりマニアックです、武具を集め作る趣味も有る。(有難う宝くじ、君のおかげだ!)

家の中も外も耐熱、耐寒、強度も最高の素材を使っているのでこの家のまま宇宙に行ける。地上2階建て地下はシェルター型8階まである。

自らが買い集め自分の開発したものを入れ込み、外観は木の温もりを感じる様にした。彼女と暮らすために俺が愛情込め作り上げ家だ、オリジナル超ハイテクの家!。


これは俺が始めて挨拶に行った時、お義父さんに、「貴様が、娘と結婚しいたいと言うなら、その条件をクリアしろ。」と言われた事の一つでも有りました。

そしてもう一つが調理師と土木建築の免許、この2つの資格が在れば間違い無く宇宙連合に属する惑星国家の支援を何処でも受けられ、裕福な生活が保障される。だからこんな条件を出したんだろうと。

それにしても異常な程忙しかった、試験を取る為の勉学、社会貢献するための研究開発。それは正に宇宙防衛軍の訓練並みに大変だったし、休みもあって無い様な状態で物凄くブラックだったな。

それでも俺は彼女と添い遂げる為だと頑張って来た、しかし半年ほど連絡が付かない。彼女も働いて居るし俺も死ぬほど忙しい状態だったからと気にも留めなかった。

それでも全ての条件をクリアした今日、俺は、みずきを貰いに行く。花も買い、鏡に映った自分を見る。そこにはしっかりと年を重ねた姿が有った。

後は家だけでもう先が見え始めた頃、もうすぐ迎えに行けると連絡はいれて有った、その時彼女は、「愛してる、信じてた、待ってるね。」と言ってくれていた。

今、浅井家へ、改めてみずきを嫁にするべく挨拶に来た、ベルを押す前に深呼吸をする、ドアが開いた瞬間、そこに立っている彼女の姿を見て俺は固まった、彼女の腹はふっくら盛り上がって居たからだ。

俺の顔を見たとたん彼女は泣きだした。その後ろでは罰が悪そうにしている父、しげるが居た。

「まさかかってに約束を反故にしたのか?・・・おい!どう言う事だ!」

「孤児である君が超難関と言われる免許資格を取って来ると思わなかったよ。」

「申し訳無い事をした。娘と連絡取っていたのも知っていたがね」

「状況が急に変わり仕方がなかったんだ、本当にすまない。」

みずきがか細い声で「記憶が無いの、頭の中に靄が掛かっているみたいに。」

結婚相手は友人、南雲達也、奴は俺と同じ資格を取るため頑張っていた。当時はよきライバルだと思っていたが、無理だと分かると資格を諦め一流企業である、虹しまスペシャルテクノロジー通称、虹しまSTに就職し、メキメキと頭角を表し部長に成っていた。

みずきの父は当時から無理だろうと高を括っていたらしい、結婚させるつもりも無かったと吐いた。

その言葉を聞いた俺の感情は脳天を突き破った。

「ふざけるなよ!俺がどれほどみずきを愛して居るか、確かに待たせた、でもみずきは待つと言ってくれて居たんだ!」

孤児だからと俺を馬鹿にしていた父親が、南雲が彼女のお腹の子の父親だと言い結婚しますと言われた時、しまシャツのエリートと言うのも大きかったと正直に言われ、

全身から力が抜けるようだった。

お義父さんの言い分も一理ある、当時12歳の素性も解らない馬の骨に娘はやれない。孤児の件を抜いても、そう思うのは当然だ、「お義父さん、あんた最低だよ。」

自分の気持ちを踏みにじった義父と愛する人の状況に打ちのめされていた。

その時みずきが、「寂しかったけど、待って居たの、職場の上司であったあいつから、貴方の友達だと聞かされ、何度もあなたの話を教えてあげると誘われて、食事だけならと、レストランに入り、でも有るあたりから記憶が、曖昧に‥でも今はあの時、あの後のことを・・・」泣きながら震える声でみずきは話し続けた。

みずき自身は待っていたが、南雲が言葉巧みに近付き彼女を眠らせ寝取り、知らない場所に監禁され知らない男たちに入れ替わり立ち代わり襲わさせ続け、気が付けば妊娠と言う既成事実を作られていた事、この話を聞いて、俺は泣きじゃくるみずきを抱きしめていたが、怒りで頭が爆発しそうだった。

しかし少し落ち着くとこの状況を分析して考えた、洗脳その二文字が頭に浮かんだ。俺は科学者でも有る、みずきの話の話の中で、霞がかった脳の状態に違和感を覚え、ある場所で見せられた物を思い出した。

「みずき、頭さわるぞ」後頭部にかすかに違和感が有る、コメの欠片ほどの何かが飛び出していた。

「これは、洗脳用マイクロチップじゃないか?」もしそうなら合点がいく、これを使う為にはそれなりの設備が必要だ。一般で揃える物じゃない。リスクが高すぎるのだ。

法律上、国の許可が無い限り使用する事は禁じられている。洗脳は実験用モルモットまたは、第3者及び国からの監視が付き、犯罪者を更生させる為だけに使用される、管理が厳重で外部に持ち出す事は出来ないはずだ、だとすると何処かの企業か組織が絡んでいる可能性が有るかもしれない。

みずきは俺が頻繁にテレビ取材を受けているニュースを見て、何故か洗脳が徐々に解けていったと、しかし気が付いた時にはもうお腹の子は成長していたと話してくれた。

俺が来た事で完全に自我を取り戻し洗脳が解けたようだ。

しかし俺は「・・・クソクソクソー!!何でもっと早く!」

「みずき、すまない逢いに来てやれなくて、もっと早く逢いに来てさえいれば・・・。」謝ることしか出来なかった。彼女は黙っていたのでは無く洗脳されていただけだ。

しかし、襲われ子供が出来たのは事実だ。その時南雲が帰って来きた、俺は仕事で持ち歩いている小型レコーダーで彼女の話を全て録音していた。証拠はしっかりとって有る。

「おい貴様、何で俺の家にいる!ここは俺のマイホームだぞ!」

「久しぶりだな、お邪魔してるよ、お前のこれまでやってきた事は全てみずきに聞いたよ」

「弱った心の隙間を突いて洗脳とは恐れ入る。その上集団レイプで既成事実まで作るとは、悪党だよお前は」俺は奴を煽った、さらなる証言を引き出すために。

「あ、そうそう、洗脳はもう解けてるから言い逃れできないよ、一流企業に就職して部長に昇進して居るんだろう、前は理解が在って謙虚でいい奴だったのに、随分性格が変わったなお前」

出来るだけ淡々と冷静話す、内心は腹腸が煮えくり返っているそれをこぶしを握って耐えていた。

「んな訳ねーだろーが、俺が時間を掛けて洗脳したんだぞ」

何にかを聞き出そうと思ったが、自爆するとは、これで確信を持てた。しかしこの様子だと奴も洗脳されている可能性が高い、強い意思が在れば簡単には洗脳されないはずなんだが、考えられるのは正攻法、脳に直接洗脳チップ埋め込む方法だ、これは死亡率が異常に高い、こいつに洗脳チップを埋め込んだ黒幕が必ず居るはずだ、こいつの本心は解らないが。

「これまで事を、全て七夜さんに話したわ」洗脳が解けると感情の起伏が激しくなる、みずきも例外では無かった。

「貴様よくも娘を洗脳し騙し、未来を奪いやがったな!殺してやる!」

父親が躍り掛かろうとするが、洗脳されているせいなのか奴は攻撃的だった。

「はっ今更おせぇんだよ!もう後戻りはできねぇ体じゃねぇか」簡単に蹴り飛ばす。

「それで、洗脳は誰の手引きなんだ?一般じゃチップは簡単に手に入らないだろ、それなりの設備が必要なはずだ、いったい何処が出所なんだ?」冷静に聞き出そうとするが、話を聞いていて興奮したみずきは大声を出し怒り狂う。

「ふざけないで!愛してるのは彼だけだと知っていながら貴方がこんな体にしたんじゃない!」掴みかかろうとした。

「うるせー俺様に、逆らうんじゃねー俺は偉いんじゃー!それにあんなによがってたじゃねぇか、ああん」

「この!下種野郎!」みずきが胸倉をつかもうとした瞬間、

「しつこいんだよ!」

みずきの膨らんだ腹を思いっきり蹴り飛ばす、メジュと潰れるような音が聞こえた。

「うぐぅーー!い、痛い、お、お腹痛い」

お腹を押さえ倒れたみずきの白いワンピースがどんどん赤く染まって行く、

「お、俺は悪くねぇ、お、お前が悪いんだ、突っかかって来るから、だから俺は悪くねえーー。」

奴は外へ逃げ出した。

「あっああ、みずき、みずきー」父親が駆け寄る、

俺は突然の事で対処が遅れた。逃げられた、それより救急車が先だ。

手が震えて上手く押せない、「お義父さん、みずきを抱えて俺の車へ、俺が連れて行きます」

急いで病院へ搬送し事情を話した後、直ぐに救急オペ室へ入って行った。

「みずき・・・。」俺は祈る事しか出来ない。やれる事、俺は全てのコネを使い電話を掛けまくった。

植民惑星で仕事をしていた茂さんの奥さん美奈子さんが真っ白な顔でやってきた。

「七夜さん、みずきは?」

茂さんと俺から話を聞いて美奈子さんが茂の顔面を思いっきり殴った。

義父は鼻血を出しながら土下座して、

「どうされても俺はいい、側に居ながら娘を守るどころか悪魔と結婚させていたなんて」

「俺は父親失格者だ!」


既に達也の部屋に強制家宅捜査が入ってるはずだ、逮捕も時間の問題だろう。(今はまだ暴行罪だが)

かなりの数の警官刑事達が都心を探し回っているはずだ。

ぼんやりそんな事を考えていた。その横でみずきの母親が、

「惑星連合相手に、仕事をしていて家の事を任せたのは貴方を信用して居たからなのに。」

「貴方がそんな選民意識的な考えを持っているとは思わなかったわ!」

「娘の幸せを思うのは分かる、でも貴方は最低な事したの!解ってる!?」

「私に隠して妊娠結婚だなんて、娘の変化に気が付けなかった。」

「私は、自分が許せない!貴方も許せない!娘を洗脳した屑共はもっと許せない!」

膝をついて力なくうなだれるみずきの父は、殴られた影響なのか一気に老け込んだように見える。

オペ室に運び込まれ80分が経過していた。ドアが開き、担当医が出てき首を横に振った。

両親と俺はドクターの側に詰め寄り、口々に「嘘ですよね」「助けて下さい」「お願いします」それぞれに助けてほしいと願ったが、その説明は俺を絶望に突き落とす言葉だった。

「全力を尽くしましたが母子共に助ける事が出来ません。強い衝撃により赤ちゃんは背中の部分から、拉げて(ひしゃげて)潰れて居ました。」

「赤ちゃんが潰れ胎盤剥離による出血多量、子宮も破裂しておりメスを入れると血液が一気に吹き出し、止血が間に合わず対処できませんでした。あの状態で外傷出血性ショックを免れていただけでも凄い事なんです。今意識が有る事さえ奇跡です。ですがもう時間の問題です、部屋に戻す事も出来ません。」

そうしてみずきの父母と俺はオペ室に通された。

色々身体に取り付けられた姿で横たわる彼女はそれでも美しままで俺を待っていた。

本当にこれは現実なのか?

「七夜さん・・・ごめんね・・私騙されちゃった・・・七夜さんを信じ・・られなくてごめんなさい・・・。」

「ああ、気にするなよ、お前は悪くない、俺もお前に謝らないと、なすまない。もっと早く逢いに来ればこんな事にはならなかったよな。」

「俺、今でもお前を愛してる、これ遅くなったけど俺とお前の結婚指輪だ指に、」(力なく微笑むみずき)「俺、みずきと一緒になりたくて必死に頑張ったんだ。」俺は必死に冷静を装い笑顔で話しをする、左手の薬指に指輪をはめてやると、 

「有難う・・・嬉しいわ・・・こんな私でも・・まだ愛してくれるの・・?・・こんな素敵な指輪まで・・辛かったよ、怖かったよ・・・・・もっと逢い・・たかったよ・・来なかったから・・心配した・・・んだよ・来・・世があるなら・・・またわた・・しにプロ・・・・ポーズしてね・・・待ってるから・・・。」

「ああ!見つけたら必ず声を掛けてプロポーズしてやる、お前が嫌だと言ってもまた努力してみずきを必ず振り向かせてやるからな!」

「すまないみずき、謝っても遅いのは解っている私は父親失格だ、お前の気持ちを無視して私の考えだけを押して付けた。」

「私は七夜君の活躍を最近のニュースで知っていた。連絡を取り合ってることも、しかし目先の利益だけを考え、それがお前の為だと思い七夜君を遠避けようとしていたんだ。」

「あいつが家に来た時、エリートで有る事に目が眩んだ。その結果がこれだ、洗脳されていた事にも気が付づけない愚かな人間だよ、本当にすまない!」

「母さんよ解る?七夜さんとお父さんから全て聞いたわ、まさかみずきがこんな事に成ってるなんて、こんな母親で御免なさい。」

「お父さんの話を信じて居たの、もっと側に居てやれば良かった、そうしたらこんな事には、・・」

「ねぇみずき死なないで!お母さん置いてかないでよ!うぅーーー!。」

ハラハラと父母が涙を流している。

俺の頭は目を開けたまま夢を見せるのか?

「お父さんお母さん・・・ごめんね先に・・・逝っちゃうけど・・・・・許してね・・・・七夜さん、もう目が・・・・見えないの・・どんどん頭の中が真っ白に怖いよ・・・・」。

「俺はここだよ、お前の側にずーっと居るよ、ほら手を握って傍に居るから大丈夫だ怖く無いよ。」

苦しい息の中でみずきは微笑んだ。

「うん、ななやさ・・いつまでも・・愛・・して・いるわ・・・・・。」ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

この音は何だ?まだみずきは死んでない。

「午後11時47分1秒・・・・ご臨終です・・。」     

「み、みずき?みずき!、みずきー!、うわぁぁぁぁぁぁーーーーーっ。」

「い、嫌いやよ!目を開けて!おねがいよぉぉぉぉぉぉ。」

オペ室に悲しい絶叫がこだまする。

俺は手を放す事が出来ないままそこに座っていた。

「七夜さん、少しよろしいでしょうか?此処では色々と何ですのでオペ室の外へ・・」

現実が押し寄せて来る。

もう握り返してくれる事の無い手を、ためらいながら離した。

「解りました。・・・行きましょう、みずき行って來るよ。」

ドアの前で一瞬立ち止まり、みずきの方に振り返り外へ出る。


「千葉様、貴方の御高名は聞き及んでおります。」

「あの新薬のお陰で、私も子を設けることが出来ました有難うございます。」

「あっ、それから」

「これをご覧いただけますか?」

「これは後頭部頸椎の上の表皮から少し飛び出していた物を適出したものです。」

「そして洗脳用電子チップで間違いありません。」

間違いなく洗脳、その言葉に俺は複雑な思いだった。みずきは悪くない、しかし大切な物を汚した奴らへの嫉妬、憎しみ、怒り、心の中はぐちゃぐちゃだった。

「私は過去に刑務所の担当医をしてまして当時この電子チップを毎日のように見ていたものですから、脳への埋め込みリスクは高いですが、確実に洗脳できます。」

「首の後ろ頸椎近くに埋め込むと、洗脳の効果が弱くなるのを確認しています。」

「彼女は比較的浅い位置に埋め込まれて居たのかも知れませんね、体は異物を排出しようとしますから、それで皮膚から飛び出していたのかも知れません、失礼ですが彼女は何か犯罪に関わっていたのですか?普通出所の際は必ず取り除くのですが。」

「いや彼女ではなく妻です」俺はみずきを妻と呼んだ、たとえ死んでも離すものか。

「俺の知り合いが洗脳されていたらしくてね、多分それに巻き込まれたんだと思います。だから妻は被害者ですよ。」

そうか、だから洗脳が解け始めたんだ。

「そうですか、ただ必要ならば個人としても協力いたします、貴方のお陰で子供を持てた、私は許せないんです、子供の命も奥様の命も奪うような物が横行しているなど許せません。何時でもご連絡ください。こちらが私個人の連絡先です、奥様は霊安室に移されて居ると思います、ご案内しますか?」 

「有難う、お願いします。」


霊安室に横たわって居たみずきは全て取り払われ白いドレスを着ていた。薄化粧をした妻は美しかった。

彼女の両親が家へ帰っても俺はそばを離れず手を握り、薬指に光る妻の証の指輪を眺めながら出会った頃を思い出していた、そして今までの努力がまるで走馬灯のように記憶の川を流れて行くのを感じた。

俺は大切な人を守れなかった!何故?後悔が押し寄せる。    

生まれて初めて腹の底から凄い怒りが湧いて来て、陥れた奴らをこの世から抹殺してやりたいと思った。

同時に悲しみも一気にこみ上げ、気が付けば涙を流しいていた。 

自宅に戻り信頼の置ける知人へ連絡を取り、洗脳チップの鑑定を依頼した。

結果が出るまで2日掛かるらしい、作られた場所さえわかれば捜査も進むだろう。

横に成ったが眠れない、とても疲れている筈なのに。

「夢でもいいし幽霊でもいいから、みずき出て来いよ。」名前を口にするたびに、気が付けば涙を流していた。

「俺、馬鹿だな。」

深夜、なんとなく浅井家の事が気になったので連絡をしてみる。

繋がらない、妙な胸騒ぎを覚え、急いで浅井家に向かった。

家に着き呼び鈴を押すが、何時まで経っても出てくる気配が無い。

「扉に鍵が掛かって居ない?」、扉を開け中を捜しまわった。最後に寝室を開けると、みずきの父母が2人共、手首を切って、こと切れて居た。

「何てことだ・・・。」周りを見まわすと、ドレッサーの上に自分宛ての手紙が有り開けて読んでみる。


「七夜君、君ならなら分かると思うが、私たちには一人娘のみずきしかいない、洗脳を受けていたとは言え、達也君や関わった者達がみずきを殺したことには変わりは無い、それに気ずく事も出来ず娘を失ってしまった。

だからとは言わないが、出来れば娘や被害を受けた人達の敵をとって貰え無いだろうか?

渡せるものは家と私達の遺産くらいだ。

この2日で、遺産土地の権利書全て七夜君に渡るようにしてあるから同封した弁護士を尋ねてくれ、

親戚の人たちには全ての事情を話し了承を得ている。

死ぬなと止められはしたがね、後、みずきの部屋の物全て七夜君に形見として受け取って欲しい。

これを読んでいる頃にはもう私達は死んでいるだろう。

みずきを失い生きがいも無くなった、二人で話し合って決めたことだから、それから七夜君、約束を反故にしてすまなかった。君の父と母と呼ばれる予定だった夫婦より。」

「ああ、皆んな行ってしまった・・・。」

今度こそ本当の意味で、一人になってしまった。しかし、これで事件を引き起こた奴らを一人残らず抹殺する決意が固まった瞬間でも有った。


程なくして状況報告を、惑星国家連合と宇宙特務警察に提出した。事件が片づく迄葬式は出せない、彼女と両親を同じ病院に預かって貰った。

弁護士を尋ね、浅井家の引継ぎを滞りなく終えた、引き続きその弁護士と契約し、特種事案興信所に調査を依頼して、証拠が集めた。

達也は捕まったが、全身のCT検査で脳にチップが埋め込まれていたことが分かった、チップは取り除かれたがしばらくは後遺症残り、カウンセリングが必要だと言う。


そのCT写真は、連合に渡り、連合と宇宙特務警察の合同で虹しまSTに強攻捜査が入った、レイプ、汚職、詐欺、殺人、洗脳機器等の証拠が大量に見つかり、その関係が、関連企業や研究所、一部の軍や警察など、他の惑星にまで及んでいることが解かり、未曾有の大事件となった。


虹しまSTは全ての係長から上の幹部が関与していて、下の者は殆ど被害者だった、しかしトップは見つからない。

幹部の連中は殺人等に手を染め、極めて悪質である、情状酌量の余地無しと判断された。

幹部も洗脳から解けたが、既にかなりの犯罪を犯しPTSDに成って居た、しかし罪は消えない。

社会も復帰は認めない。他にも関った企業と惑星国家は存続の為、満場一致で犯罪者達の刑を下した処刑である。

洗脳に関った企業、研究所、軍、警察、最終的には一部の各惑星国家の幹部までもが、例外なく処刑となった。

虹しまSTと関った企業は、幹部が刑に処された事で運営が難しくなり廃業した企業は530社。

他の惑星含め1823の企業及び一部勢力、自他の惑星国家幹部共が処分された。

此れにより失業者が大量に出たが何処の惑星企業も人手不足、数日で就職先が決まり失業者は消えた。  


処刑される前日に達也に面会にいった。

「謝って済む事じゃない、他にも犯罪を犯した事も思い出した、酷い事をした。」

「おまえが妊娠中のみずきの腹を蹴った為に彼女は亡くなりお腹の子も死んだ、本当にみずきが好きだったのか?愛していたのか?」

「七夜、すまない洗脳されていたとは言え殺すつもりはなかった、申し訳ないがみずきさんには興味は無なかった、俺にも婚約者が居たから。」

俊哉としやと言う同僚が俺の彼女とみずきさんを自分の物にするため狙っていたんだ。」

「奴に洗脳チップは埋め込まれていない。洗脳なんて関係なく嬉々として人を陥れ、犯す事だけを楽しんでいた。」

「会社は奴を有能と見て、洗脳する様な素振りはなかった。臨機応変に動いてたよ、洗脳されたら指示だけを忠実にこなすマシンになる。」

「奴は、俺を使ってみずきさんを洗脳するように指示を出して来た。」

「ある程度信用されるようになってから、麻酔で眠らせチップを埋め込んだんだ。」

「結果、俺の彼女とみずきさんは洗脳され、俊哉とその他の幹部達が彼女らを犯った、特に俊哉は、幹部達が帰っても彼女らを一週間監禁してたよ、名目上は俺との旅行と伝えてね。」

「そうか、・・・子供も・・、その俊哉のか?」

「ああ、その通りだよ、俺は監視の指示だけだったから、俺の彼女の腹の子供も俊哉さ。」

「今、思い出してもきつい・・」

「俺の婚約者は、洗脳が解けた後、自殺したらしい」

「俺も早く殺してくれないか?もう沢山だ!」

「あんな会社に就職したのが間違いだった!思い残すことはもう無い。」

「最後に話を聞きに来てくれて有難う、そして済まなかった、七夜の未来を壊してしまって、」

「この償いは、明日の処刑という形で、出来るのだろうか・・、」

「どんなに謝っても、殺されても、俺は、俺は・・。」

「おまえも被害者だ、敵は取る。」

「俺がこの手で、俊哉って奴の始末を付けてやる・・・もう行くよ。」

「ああ待ってくれ、俊哉の社員番号と住所を教えておくよ、奴を行方を探し安いだろうし、じゃあ。」

それが今生の別れだった。


其処からは早かった、名前と番号住所を聞けたお陰で探せば、すぐに確保出来た。

持てる権力を使い、惑星国家の幹部に連絡を取り自らの手で執行出来る処刑許可証を特別に貰うことが出来た。

刑は苦しんで死ぬ銃苦刑だった。

奴は裸で、刑場に引き出された。

「よう、始めまして、よくも達也を洗脳し彼女達を苦しめてくれたな、俺は浅井瑞姫の婚約者、夫になるはずだった者だ」

「ッハ!知るかよ欲しい者を手に入れただけ・・・気持ち良さそうにいい声で喘い出たぜ~っ!」

(パン!パン!両腕を撃ちぬいた。)

「ぐおおおおおおおおおーーー!!!!」

パン!パン!パン!パン!両膝、睾丸、一物。

「ぎゃああああああああああああぁ!!!!!!」     

「良かったな、これであの世に逝っても誰も襲えないな・・・。」

「貴様は苦しみぬいて逝け!今まで被害にあった人たちの苦しみを最後迄その身体で味じわってな・・・。」

「げひ!げひ!・・・く、くそ野郎・・・どっちにしても俺だけが・・・あの快感を知っているんだからな!・・・次生まれ変わったら・・・・同じようにまた女共を襲って俺の物にしてやる!いひひひひひひひひっ・・・・・・・」

「狂ってる聞くに堪えんな、その時はまた貴様を抹殺してやるよ、外道には似合いの末路だろ?」

パン!パン!パン!パン!パン!パン!カチ!カチ!カチ!カチ!俊哉の身体は撃つ度に、ビクン!ビクン!跳ね上がる。

「弾切れか、んっ?、こと切れたか、苦しませる筈が思わず楽に死なせてしまったな、かたきは約束通り取ったぞ・・・・。」

空の銃を肉の塊に成った奴の上に放りなげた。「・・・、やはり空しいだけだな。」


各国家も、まさか前代未聞、未曾有な事件だとは思いもよらなかったようだ。

各惑星国家のトップからの国民に対する謝罪があり、被害者には手厚い保護と慰謝料が支払われていた。

今後、厳しく監視体制を敷いて行く事が約束され、不安は拭えないが取り合えずの混乱は収まった。 


俺は各国や他の惑星のトップから謝罪や賠償金などをもらったが、そんな物もらっても亡くなった人達は戻ってこない。

みずきの両親から譲り受けた家を俺の立てた家の敷地内に移動させた。

協力してくれた医者に礼を言い、あらためて彼女とゆっくり別れを惜しむために遺体を連れて帰り葬式を挙げることにした。


みずきが手作りだと言って自慢していたドレスを着せた。

「綺麗だよ、本当に今にも目を開けて何時もの様に話し掛けて微笑んでくれそうだ。」

涙が止まらなかった。

彼女の両親を先に火葬した、少しでもみずきと一緒に居たかったから。

そして、彼女の番が来た、棺が焼却炉に入って行く。

「ああ、もう君の顔に触れる事も見る事も出来ない。」

俺はその焼却炉の前に、あふれ出る涙をを拭う事無くただ立ち尽くしていた。

アナウンスが聞こえた、どれだけ経ったのか時間など全然解らない。

「皆様、荼毘だびに付されたご遺体が出てまいります回りにお集まりください。」

予想外の事が起こった、みずきの両親は灰になり骨壺におさめたが、何とみずきは焼けず生裸のまま出て来たのだ。

「あっ、有れ?おかしいな、焼却温度は間違いなかったはずなのに。」

「もっ、申し訳ありませんもう一度良く焼き直します。」

職員がガラガラと元の焼却炉に戻しもう一度点火する、

6時間ほど焼却したが、やはり彼女は生身のままだった、それに焼く前より身体の傷は無くなり美しさが増している。

「みずき、君はフェニックスだったのかい、もう一度焼けば生き返るんじゃないか?」

はっと気が付くと周りがざわつき始めていた。(これは不味い!)

俺は彼女を抱えて火葬場を飛び出した。


(どういうことだ?確かに火葬した、なのに焼けないとは、他の研究者がこれを知れば実験用モルモットにされる・・・)彼女を車の後部座席寝かせ急いで自宅に戻った。

「何処かに彼女を隠さなければ、そうだ未使用の最下層地下8階に隠すしかない。」


埃を被らない様に持てる最高の設備を充実させ、滅菌室を用意し何時、何が起きても良い様に整えた。

それは彼女の存在を他の科学者に知られない為であり奪われない為だ、家を瞬間移動出来る装置を開発し設置する。

「俺がハーフで良かった、全ての知識と技術はある。」

(亡くなった父は宇宙の民の中でも特殊な人だと聞いたことが有る。)

敷地内にみずきの両親の立派な墓を用意し遺骨を納めた。


落ち着いた頃、俺は改めて医者になった。その後、研究の仕事に復帰2年、ある薬のレシピを信用できる製薬会社に売る。それは液体を飲めば欠損した部位を粘土が伸びる様に再生し、元のように治してしまう薬、アムリタ、精神疾患難病治すハムリタ、超難病等をも治してしまうエムリタだ。この薬は蘇生薬を研究している時、偶然に出来た薬だ、しかし目的の薬は中々作る事が出来ない。

「これも駄目か、人を蘇生させる為の薬はやはり作れないのか?。」


その頃、俺は地球や他の惑星から信頼され、研究用のラボが与えらていた。場所は家の敷地内で4階建てを用意してもらっていた。全ては妻を愛するが故、彼女を蘇生させる為、日夜研鑽を積んで更に2年の歳月が経過していた、現在は32歳である。


「御疲れ様です教授、研究している蘇生薬の足掛かりの事で何か新しい物は見つかりましたか?」

「ああ宮子さん御疲れ、身体に寄生した虫のみを死滅させる新薬は出来たがね、シャムリタ液だ。」

「やはりハードルはかなり高いよ、蘇生薬は正に生命に反する行為だからね。」

「まあ、そのついでに出来たものが役に立っているのならそれに越したことは無いさ。」

「凄いです寄生した虫だけって、それにアムリタは内臓器官や欠損した目、生きていれば脳でさえも再生するんですから、精神病や普通の病気、ガンやエイズの超難病、その他全てを治せてしまう薬を作るだけでも僕は十分偉業だと思います。」

「ええ、まして蘇生薬や不死は永遠の課題ですよね。」

「だからそう簡単に出来る訳が無いんだけどね。」

「さて今日はこれまでかな、悪いけど君達はこの完成したシャムリタ液の一部とレシピをいつもの所に届けてくれ、私も薬液を持ち帰り更に研究して見るよ、じゃ疲れたから私は家に帰るよ。」

「はい、いつもの国家薬学研究施設庁特許課ですね、賢者と呼ばれた先生なら、その内不老不死薬も作ってしまうんじゃないですか?」

「ははは、流石にそれは分からない、偶然出来てしまうかもしれないし。」

「蘇生薬を作る一端で出来た薬ばかりだからね」

「じゃあ君たちも気を付けて帰りなさい、ではまた来週。」

「はい!先生もお気を付けて。」


自宅へと戻ると、地下5階の薬品冷凍庫に薬液をおさめ、そして地下8階へ降りた。

「ただいまみずき、今日も蘇生薬は完成しなかったよ。」

「君は本当に死んだのか?それとも生きているのかい?火葬しても燃えない電気ショックでも蘇らない、傷のついた身体は綺麗になったのにね、不思議だ。」

彼女には体温が有る、死後硬直もなくやわらかいまま、まるで仮死状態だ。毎日体温を測る23度なのだ、しかし呼吸も排泄も無い、瞳孔も反応なし、内臓も動いていない、それでも俺はみずきを毎日抱いて眠むる、俺が刺激すれば、もしかしたら目覚めるんじゃないか、そんな淡い期待と願いをいだいて、しかし叶わない。白雪姫みたいに長いキスをした事も有る、狂ったように抱き続けた事も有った、でも目覚めない。

「俺は、君をこんな状態にした世界が恨めしい、こんな世界大嫌いだと思うことがあるよ、違う世界で君が蘇るなら俺は、そんな世界に行きたいよ。」

「まっ、無理な話かな、お休み、みずき愛してるよ。」

次の日、前から予想していた通り自宅は他国の科学研究組織に襲われた。

「やはりな、間違いなく来ると思ってたよ。」

「この家には特殊認証した人間以外を排出する機能を搭載して有るんだ。」

「この家から出て行ってもらおうか。」

家の移動装置を使う時が来た、俺は迷う事無くスイッチを押した。


  



               再編)家ついて来る!終わり、本編へ続く


お読みいただき有り難うございました、プロローグにしては少々重い物となっしまいました、でも1話から笑えます、笑い死に注意の作品です、2話も気お付けて下さい笑いが止まらないですから。「この、とても長いプロローグには、本編で、必要に成る伏線が詰め込んで有ります。読みずらい所や、此処はおかしいと思われるところがあれば、指摘していただけると嬉しいです。」

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