ようこそひま部へ!No、2
ほとうにごめんなさい!
これからもご指摘お願いします
(マジでこいつ大丈夫か?千紘に甘過ぎだろ。まぁ千紘は悪いヤツじゃないからいいけど~)
魁は美久の千紘に対する態度を見て不安になった。
「てか今何時だよ。うわ!まだ6時じゃん。まだまだ寝れるな~」
あくびをしながら自室にもどった。魁はふだん、8時ぐらいに起きて、ギリギリの時間に寮を出る。
魁以外は生徒会や委員会などがあるため、7時半には寮を出る。そのため、料理当番の人は6時には料理を作らなければならない。
料理当番は朝食を作る人と、夕飯を作る人に分けられている。当番は1週間で交替するようになっている。料理以外にも掃除や洗濯がある。ちなみに魁はなにも仕事がない。
千紘と美久がリビングに向かうと丁度真希がランニングから帰ってきた。
スポーツウェアーをきており、下はぴっちりとしたロングスパッツでその上に明るい黄緑色のスカートをはいている。上は白い七分袖のインナーで、インナーの内側はピンク色をしている。
長い髪を後ろで結び、ポニーテールにしている。
「二人ともおはよう。朝食はできたの?」
「おはようございます。昨日できなっかた分、今日はしっかりとやりましたよ。」
「君のしっかりって信用できないんだけど?」
「ふぁ~~。それ、わかるわ~」
龍があくびをしながらリビングにはいってきた。見るからにだるそうであった。
「なんでそんなに自分たちの後輩を信用してないんですか…」
「千紘それは違うわよ。後輩は信用しているわ。…千紘以外」
「なんで俺以外なんですか!!!?」
「そんなん決まっているだろ~お前がツッコミだからだ。」
「どういう理由だよ!てかあんた達にツッコミがなっかたらまともに会話できないだろうが!!」
そんないつもと変わらない会話をしていた。
朝はあまり時間がないので、咲を美久が起こして、5人はさっさと食事をすませることにした。
食事中、咲が何かに気づいたように話題をだした。
「部長、今日の部活なにしますか?」
「あ~そういえばそんなものあったな~」
思い出したくないものを思い出してしまったような顔をしている。
「あんたがつくった部活だろうが。」
「さすがは千紘どうでもいいところでツッコミをいれて目立とうとするなんて。」
「真希先輩はなんでいつも僕に厳しいんですか~」
「そんなのきまぐれよ。そんなことより部活どうするの龍。」
そんなこと扱いされて撃沈した千紘であった。美久はそんな千紘を慰めていた。
「うん~。あ、面倒だけどやりごたえのありそうな案件があったぞ~」
不敵な笑みを見せながらいった。
千紘たちは全員同じ部活に所属している。そしてその部活の部長は龍である。なぜ龍みたいな帰宅部の申し子が部活に所属しているかというと。
「えー来年度から新しく二つ規則を増やしたいと思います。」
学園長の声が体育館に響いた。
これは昨年の3月、千紘と美久が入学する1ヶ月前の話である。
「来年度から部活強制参加と寮のメンバーでの活動をする、というものです。部活のほうは言った通りです。寮の活動というのは、ルームメイトのメンバーで自分たちが決めた活動内容で活動をするということです。内容は研究など…」
龍は途中で学園長の言葉が聞こえなくなった。
(まてまてまて!!なんだそりゃ!そんなだるいのやってられるか!!!)
「あなたとって最悪の規則ができたわね龍。」
「あ~最悪だ。もう転校するしかない。」
「何言ってるの?他の学校はもっと規則が厳しいわよ。一番規則が楽だからこの7校を選んだんでしょう。」
「活動内容昼寝とかだめか?」
「生徒会の権限でも無理ね。」
「起きてても思いつかないからとりあえず寝るか~」
そういうと龍はアイマスクをかぶった。