プロローグNo.3
3話目でーす
書くのが楽し過ぎてヤバいです!
でも下手くそです。
なので至らない点がたたありますが、そこはご容赦を
こうした方がいいよって教えて下さると嬉しいです!
千紘がベットに横たわっていると、青年が寝ぼけながら、面倒くさそうに千紘の部屋に入ってきた。
「お前ら今日はやけにうるさいな〜連休初日なんだからもう少し寝かせろよ〜」
本当にだるそうに言ったのを聞いて、(またツッコミをいれないといけないやつがやってきたよ!てかもうぼけてるし!)などと千紘は思っていた。
「龍さん、連休の朝だからってだるそうに起きてこないでくださいよ。いいんですか?これが龍さんの初登場シーンですよ。あと今日が連休最終日ですよ。」
千紘は子供を諭すように龍に言った。
この返し方はツッコミが鋭い千紘にしてはすごく珍しいことである。朝だろうが夜だろうがいつでも鋭いツッコミをいれる千紘だが、さすがにもうキツイのだろう。だがこんな状態でも普通のツッコミをいれるのだから、千紘のツッコミへの執念はそうとうなものである。
「初登場?シーン?なんのことだ?まぁよくわからんが、ガキじゃあるめーし、朝日が眩しいのを感じながら起きるみたいな、恥ずかしい起き方なんかしねーよ。」
それを聞いたとたん千紘は今日の自分の起き方を思い出して、恥ずかしい思いになっていた。
「てか!今日が連休最終日だと!!!! マジかよ!!!!!!!!」
世界が今日終わってしまう並の絶望を龍は感じていた。そんな龍をみて(はぁ〜このやり取り昨日もその前もやったぞ。この人はホントにぐうたらだな。)などと思った千紘であった。
このぐうたらな青年が赤野 龍である。龍は高校生3年生である。切れの長い目をしており、顔のパーツがバランスよく整っていて、色の濃い黒色の髪をしている。
普通の人よりかは体がしっかりしているが、立ち姿がくねくねしているため貧弱に感じてしまう。
身長は結構高いのだが姿勢が悪いせいで、そこまで大きくは見えない。
顔からはけだるさがにじみでており、全体的にぱっとしない感じがする。
だが、しっかりとしていれば誰がみてもぶっちぎりのイケメンである。そのため、学園では「むだイケメン」などと呼ばれている。
「龍さんは休みだろうとなかろうといつも授業サボってるじゃないですか〜」
「学校にいるだけでも疲れるんだよ。お前らと違って学校なんかに夢もってねーから。」
(なんでこんな人が学年トップとれるんだろ...)そんなことを思いつつ龍のことを見ていた。
龍は勉強も運動も、全てにおいて学年トップをとっている。トップじゃないとしたらそれは出席日数ぐらいだろうか。逆に言えば欠席日数がトップということになるがそこは考えないことにしよう。
「今お前スゲー失礼なこと考えただろー」
その瞬間千紘は焦って首を横にふりながら、苦笑いで否定した。
(この人俺の心読めるのか!)千紘はそんなことを本気で考えていた。
「そんなことよりお前、風邪ひいたんだって?」
茶化した感じで千紘に言った。
「そうなんですよ。それなのに朝から真希先輩やら咲ちゃんにいじられまくって、もう限界ですよ。」
千紘は目をつぶりながら、龍に看病をしてもらいたいなアピールをしていた。
「嫌だね!僕は僕に利益があることしかしないから!!」
「せめてちゃんと頼まれてから断って!お願いだから!」
先を読まれて、なおかつ断わられたことにすごく傷ついてしまった千紘であった。
「まぁ断ってくるのはわかってましたけど〜」
しょぼくれた感じで千紘は言った。
「わかってるなら聞くなよ〜それだけで疲れるんだよ〜だいたい知ってるだろー 僕の座右の銘は怠惰に生きるぞこのヤロー!!」
えっへんと胸を張って千紘に言った。
「そういえば咲のやつはどこだ〜?」
龍は色んな意味で心配をしていた。
「それならさっき氷を持ってくるように頼みましたよ〜」
その時、龍は危険を感じたのだ。それは咲が人のめんどうを見れるような常識人ではないことを知っているからだ。
「風邪で記憶までぶっとんだか。でもまぁ僕は関係ないし〜おもしろそうだな〜」
ケタケタと笑いながら、可愛い後輩の失敗を楽しみにしていた。
その言葉を聞いた瞬間、千紘は自分の判断が間違っていたことに気がついた。今まで咲がこの寮に来ていくつもの問題をおこしてるからだ。しかも、それはこの1ヶ月ぐらいの間のことである。
「ま、まさか〜こ、氷ぐらい普通にもってこれますよ〜 もってこれますよね!!!!?」
千紘は冷や汗を流した。苦し紛れの現実逃避だった。千紘はもう後戻りのできない失態をおかしていたのである。
「楽しみだな〜」
後輩の不幸を頭のなかで予想しながら、すごくワクワクした顔うかべている龍であった。
その時、廊下をダダダダっと走ってくる音が聞こえた。その音を聞いて龍はますます興味深々になり、千紘は自分のしでかしたことに後悔しながら待っていた。
勢いよくドアはふっとんだ。咲がドアを蹴っ飛ばして再登場したのだ。
「せーんぱい、氷ですよ♡」